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2023年6月 1日

大阪南港-新門司港航路(フェリーきょうと)

Ferrykyoto11 運が良ければ、1年ちょっと前に乗船するつもりでしたが、今回乗船したフェリーでなかったので、阪九フェリーにした経緯があります。
 
1年ちょっとの間に名門大洋フェリーに新造船が就航したので乗船日に関わらずバリアフリー船に乗船できるので迷わず、こちらにしました。
 
今回は大阪南港発新門司港行き2便、フェリーきょうとに乗船しました。
 
大阪南港ー新門司港を航行する名門大洋フェリーは1日上下2便づつあり、投稿日現在、新しい船は2便の方なので上下便とも朝8時30分に到着するフェリーにしました。
 
大阪南港、新門司港とも徒歩乗船はボーディングブリッジで直接フェリーに乗船できます。
フェリーの入口階は6階に当たり、客室部分は6階から8階までになります。
2・3階及び6階の一部は乗用車、4・5階はバスやトラックの駐車スペースになっています。
Ferrykyoto12 6階の一部の客室への出入口に最も近い駐車スペースは車いすの方の駐車スペースになっており、6階の客室に出入りする限り、船内のエレベーターに乗ることなく過ごせます。
 
写真の場所に既に利用者が駐車していましたので、車が映り込まないように撮影しましたので車いすマークなど優先駐車スペースが分かりにくいですが、さすがに撮影のために停めるなとは言えないのでこれで勘弁してください。
Ferrykyoto13 駐車スペースの階及び客室の各階を結ぶエレベーターです。
 
写真のエレベーターは船尾側にある2番エレベーターです。
 
9人乗りのエレベーターになります。
 
製造メーカーが書いてなかったので分かりませんでしたが、今までの納入実績から推測すると潮冷熱社製かなと思います。エレベーターのかごの中には点字でのフロア案内はありませんでした。
船首側に1番エレベーターがありますが、8階には停まらない上、エレベーターホールから廊下へのアプローチがあまりよろしくないので車いすの方は2番エレベーターの方をお勧めします。
ちなみに1番エレベーターの製造メーカーは2番エレベーターと同一で7人乗りの物になっています。
Ferrykyoto15 今回、私は車いす対応席に該当するコンフォートというベッドにしました。大部屋で2室あるのですが、1室につき14ベッドあります。
 
2室とも同じ作りですが、車いす対応とされるベッドは各室2ベッドあり、どちらも1・11番のベッドになります。
 
どこが車いす対応かと言いますと、写真の通り、手摺があること
Ferrykyoto14 部屋に入ってすぐにベッドがあること、そして、奥のベッドに行くには車いすでは動きにくい通路があること、車いすの固定装置がそばにあります。この壁の奥には5・8番のベッドがあります。
 
この区画は入口に点字でベッド割りの表示があり、ベッドに点字でベッド番号が表示されています。

また、入口は2室とも引き戸になっていて、引き戸のベッド側に点字付きの避難経路図があります。
1人用個室であるファーストSとの運賃の差額が7月1日以降の通常期で1,800円しか変わらないのでバリアフリー調査の為でなければファーストSを選んでいます。
Ferrykyoto17 コンフォートの下位クラスにツーリストがあります。
 
コンフォートと違いバリアフリーの案内はないのですが、車いす固定装置の付いたベッドがあります。
 
コンフォートの部屋のそばにあるG11という区画で7・15番のベッドが該当します。
 
このベッドはコンフォートより同一期間で1,300円安くなっています。
Ferrykyoto19 どちらの部屋区画のそばにバリアフリートイレとシャワーが同居しています。
 
トイレは温水洗浄便座、オストメイト装置があり、また写真には写っていませんが、ベビーベッドがあります。
 
ちなみに大きいフェリー全体でもバリアフリートイレはここしかありません。
ですのでちょっといいクラスに乗船するとトイレの為にエレベーターで上り下りをすることになるのですが、部屋数の多い7階部分にもバリアフリートイレがあってもいいのではないかと思います。
Ferrykyoto20 それにシャワーが同居していることでシャワーを使用している人がいるとトイレにも行けないのでここは分けた方が良かったのではないかと思います。

トイレとシャワーの区画を分けても車いすで十分な広さが確保できたと思っています。


 
Ferrykyoto16 点字の案内そのものは全くないということではなく、全体の案内図自体は下船口(右舷側・左舷側とも)あります。





 
Ferrykyoto18 個人的に気になったのは消灯時間を過ぎると扉が閉まるので、車いすの方が消灯時間中に自動販売機で飲み物も購入できない。
 
普通のドアの上に係員も基本的にいないのでセキュリティ上ドアを閉めるのでしょうが、自動ドアとか引き戸にできなかったのでしょうか?

新造船なので期待していただけに少し残念でした。

2023年5月27日

Eye Navi

Eyenavi 先日、テクノエイド協会のHPを見て、「スマホでAIが音声道案内」 視覚障がい者歩行支援アプリEye Naviの提供開始という記事を見て、アプリをダウンロードしました。
 
投稿日現在、i Phoneのみの対応でしたので、i Phoneにアプリをダウンロードしました。
 
自宅でダウンロードをしたので、道案内しようがないので外出先で実際、確かめてみました。












 
Eyenavi2 道案内を三宮で行いました。
 
WiFiのマークがあるのはアンドロイドの方がギガ数があるのでアンドロイドを親機とするデザリングをしているせいです。
 
出発地は一応、地下鉄西神・山手線三宮駅で目的地はポートライナー三宮駅のつもりで目的地を三宮駅と入力したら…
候補が神戸三宮駅、三宮駅、三ノ宮駅が出てきて、全部で5つ出てきました。
 
道案内をする前に設定でつまづきます。
かろうじて三ノ宮駅だけはJRだと分かりますが、阪急とか阪神とか区別してほしいです。

 
実際に歩いてみたら、三宮の場所柄、騒々しいので音声が聞き取りにくいです。
 
胸ポケットにi Phoneを入れているので(カメラレンズを外に向けています)、使い方は間違っていない筈ですが、立体的な案内には弱いというのが印象に残りました。
具体的に言うと、地下にいるのに地上階にあるお店を案内しだします。
また、目的地のポートライナー三宮駅の改札口は2階にあるのですが、2階に上がるエスカレーターで1階のお店の名前を案内されます。
 
別の場所では横断歩道を使わないといけない道案内で横断歩道に行きたいのに道案内では「間違った方向に進んでいます。」と間違った案内をされたりしました。
Eyenavi3 ちなみに名古屋でも同様なことを行いました。
「名古屋駅」と入力したら地下鉄なのかJRなのかあおなみ線なのか分かりませんでした。
 
そして、「お散歩」モードを名古屋で使ってみました。
 
案内と違っておおよそ、歩行者自信が慣れている道で使うのだろうと思って使っていたのですが、「横断歩道」とアナウンスするだけでカメラを使っているにもかかわらず、赤信号なのか青信号なのか教えてくれません。
 
視覚障害者だと自動車の走行音で渡るべき信号を把握しているということかもしれませんが、最近増えてきた歩車分離信号だと走行音だけで判断するのは危険だと思います。
 
途中で途切れてしまっている点字ブロックの案内をするなら信号を案内してほしいと思います。
 
あと、夕方ラッシュ時の名古屋駅の地下街で使ったら途中でフリーズを起こしていて全く案内ができていませんでした。
 
このアプリを使った私が晴眼者なので間違いだと即時に認識できますが、視覚障害者が慣れていない場所で使うのはどうかと思います。
ただ、アプリの良いところは修正があれば修正できるところであり、こういう問題を改善を求める声も必要だと思っています。
そういう意味では視覚障害者の方に使ってもらい、私が見過ごしている問題点を挙げていってほしいと思います。

2023年4月19日

西九条舞の意識の変化

前回の記事で滑川に行った時の話。
 
あいの風とやま鉄道滑川駅のすぐそばに富山地方鉄道滑川駅があります。
あいの風とやま鉄道の線路のすぐ南を走っているのですが、両駅間の行き来は地下道経由になります。

Ugnamerikawa1 ただ、この地下道にアクセスするのに階段だけではなく、エレベーターでもアクセスできるものでした。
 
私が滑川駅を初めて訪れたのは20年近くも前の話でそのときにはすでにエレベーターが設置されていて写真の様にエレベーターの入口には囲いがありました。
 
雪国だから降雪対策の為に囲いがしているものだと思い、感心したのを覚えています。
 
ボタンでエレベーターに通じる自動ドアが開きます。
20年近く経った先日、滑川に行き富山地鉄の滑川駅にも行き、再度取材に行きました。
Ugnamerikawa2 そして、地下道のエレベーターに乗ろうとしたときに違和感を覚えました。
 
エレベーターにつながる入口に段差があることに気付きました。
 
1㎝あるかないかの段差ですが、車いすに乗ったまま1人でキャスターを上げるのは意外と難しいです。
しかも、自動ドアのボタンを押して、ドアが開いている時間内でという条件が加わると難易度が上がります。
あいの風とやま鉄道側のエレベーターの入口だったので反対側も注意してみたら反対側は特に段差はありませんでした。
経年劣化で段差が生じたのか元から段差が生じていたのは分かりかねますが、20年近くの私が気が付かなかったことでも今は気が付くことができます。
それが私のバリアフリーに対する変化なのかもしれません。
蛇足ですが、あいの風とやま鉄道側(地下道北側)のエレベーターは東芝製の11人乗りの普通のエレベーターで、富山地鉄側(地下道南側)のエレベーターは日立製の11人乗りの普通のエレベーターになります。

2023年4月18日

あいの風とやま鉄道 滑川駅

Namerikawa1 2023年3月25日にあいの風とやま鉄道滑川駅にエレベーターが完成し、供用を開始したので現地に行ってみることにしました。
 
この駅は元々下りホーム(糸魚川方面)はホームと改札は段差なしでアクセスできますが、上りホーム(富山・金沢方面)へは下りホームから跨線橋を使ってアクセスするのですが階段しかありませんでした。

 
Namerikawa2 ちなみに駅入口へは正面から見ると階段しか見えませんが両端にスロープがあります。

 

 

 

 


 
Namerikawa3 そこに今回完成したエレベーターの登場です。
 
こちらは下りホーム側のエレベーターです。
 
駅舎側なので設置スペースに余裕があったのか跨線橋の昇降口のすぐ富山寄りに設置しています。
 
こちらのエレベーターは三菱製の11人乗りの通り抜け式の物です。
 
下り電車に乗っているとエレベーターのお世話になりませんが、上り電車に乗るとこのエレベーターを使わないと改札を通れません。
 
ちなみに下り電車に乗った場合、4両編成の場合、前から3両目の前と真ん中のドアが改札口の最寄になり、2両編成の場合、前の車両の後ろのドアと後ろの車両の前のドアが最寄のドアになります。
Namerikawa7 エレベーターを上がると既設の跨線橋の通路を通ることになりますが、点字ブロックがえれべーたーに合わせて新たに敷設されているのが分かります。
 
エレベーターを使うのは足の悪い人だけではなく、目が悪く、階段を踏み外しそうになることもあるので視覚障害の方の事故リスク回避という意味でもエレベーター設置は有用だと思います。
 
Namerikawa4 跨線橋から上りホーム間のエレベーターになります。
 
こちらは三菱製の11人乗りの普通のエレベーターになります。
 
かご内で方向転換のない通り抜けタイプのエレベーターが理想ですが、跨線橋の状態やホーム幅を考えるとこの設置は妥当だと思います。
階段の位置よりも富山寄りに設置したので、もともと階段の位置あたりに富山方面行の先頭車両の停止位置があったので無駄に歩かされるのだろうと思っていたら…
Namerikawa10 停止位置が電車の車両1両分、富山寄りに変更されていました。
 
ダイヤ改正がJR各社に合わせて3月18日に合わせているのにその1週間後に停止位置を変更するなんて乗客のことを考えていると思いました。
 
エレベーターは先頭車両の一番前のドアが最寄のドアですが、階段があるので先頭車両の真ん中と後ろのドアはホーム幅が狭いので車いすの方は逆に乗降に不向きな場所になります。
Namerikawa6 これは下りホームも同じことが言え、4両編成の場合は一番後ろの車両の前のドア、2両編成の場合は車掌の前のドアが乗降に不向きな場所になります。





 
Namerikawa5 上りホームもエレベーター設置に合わせて点字ブロックも新たに敷設されています。
 
中途半端でないところに好感が持てます。




 
Namerikawa8 駅の構造上、仕方がありませんが、エレベーターの取り付け位置が同じ跨線橋へのアクセスとは思えないくらいずれています。
 
手前が下りホームのエレベーター塔で奥が上りホームのエレベーター塔になります。


 
Namerikawa9 ですので点字付き案内図にも反映されています。
 
ただ、この点字付き案内図の設置場所については待合室の前という中途半端なところにあります。
 
駅の入口や点字運賃表の隣にスペースがあるのになぜこんなところにと首をかしげたくなります。
 
ちなみにバリアフリートイレはこの駅にはありません。
折角のバリアフリー化なのにバリアフリートイレが無いのも片手落ちな気がします。
一般のトイレと別の場所に設置されている例はいくらでもあるのだから設置して欲しかったです。
更なる改良を望みたいです。


2023年4月 5日

有料道路における障害者割引について(令和5年3月27日改正)

令和5年3月27日に有料道路において障害者割引の制度が改正されました。
今までは登録できる車は1台だけで、レンタカーやタクシーに乗車した時は障害者割引の対象外でしたが、この日から重度(身体・知的)障害者が乗車している場合でも対象になります。
ここでいう、重度(身体・知的)障害者とは手帳に「旅客鉄道会社旅客運賃減額第1種」と同じとされています。
 
ただし、手帳に新たに「道路介護」の文字の入った認定シールを貼付された身体障害者手帳並びに療育手帳所持者に限られます。

また、レンタカーを運転する場合、手帳所持者本人が運転する場合のみ対象です。

軽度の障害者の場合、手帳に「道路」の文字の入った認定シールの貼付が必要です。
(重度の障害者が自らレンタカーを運転する場合も対象になります。)
具体的な制度内容はネクスコのHPに記載されています。(リンク先はネクスコ西日本のものですが他社も同じです。)
ですので今まで手帳に登録車を記載されている方も手続きをする必要があります
 
今までは登録車が必要でしたが、登録車なしでも申請できます。
そして、有効期限は(新規・変更)申請してから2回目の誕生日が来るまでです。
(2年間でないことに注意)

更新の場合は3年になりますが、制度ができたばかりなので更新する方は最短でも再来年の話になります。
 

ETCを利用する方でこの制度を利用する方はオンライン申請も同日付で開始されました。(要・マイナンバーカードかつ、マイナポータルが可能なスマホ)
 
タクシーやレンタカーでもETCを使えるかどうかは会社によるので予約時や乗車前に高速道路の障害者割引が使えるかどうかETCが使えるか尋ねてから使うことになります。
 
プレスリリースではネクスコ3社・首都高速・阪神高速・本四高速の6社共同でしたので少なくともこの6社だけと思われるかもしれませんが、以下の各道路公社が管轄する道路も対象です。(令和5年3月1日現在)
青森県・宮城県・福島県・茨城県・栃木県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県・長野県・富山県・静岡県・愛知県・名古屋高速・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・神戸市・広島県・広島高速・福岡県・福岡北九州高速・佐賀県・長崎県・熊本県・宮崎県・鹿児島県


登録車1台のみの今までの制度の場合、旅行先でレンタカーやタクシーで高速道路で移動する場合(例えばフェリーで沖縄に行くというのは現実的ではないので飛行機で現地入りをすると思います。)、割引が受けられないのでありがたい改正だと思います。

 
これを機に移動しやすい人が増えたらいいなと思います。

2023年3月28日

西九条舞の見落とし

以前の記事「Change Osaka Stn. Part10」でこんな文章を書きました。

「うめきた口にはこの記事の投稿日の時点ではトイレがありません。
西口でトイレに行かないとうめきた口にトイレがないので慌てる人がいるかもしれないし、そのような記述もないので不親切です。」

この投稿をした日にYouTubeで採り上げていた動画を見ていたらうめきた口にトイレがあるのを見えました。
そこで見落としがあるともう一度うめきた口に行くことにしました。

10osakastn11 見落としていました。
 
23・24番線のエレベーターの奥にトイレがありました。
 
しっかり、バリアフリートイレもありました。


 
10osakastn13 YouTubeで採り上げられているトイレの使用状況を外から確認できるモニター表示です。






 
10osakastn12 奥に行くとバリアフリートイレが2ヶ所ありました。
(モニターを見れば2ヶ所あるのは行かなくても分かるのですが…)





 
10osakastn16 この入口のあたりに点字付きのトイレ案内図がありました。
 
ここに通じる点字ブロックにshikAIがありました。
 
しかし、点字ブロックはトイレまで続いていませんでした。

 
10osakastn14 バリアフリートイレの内部です。
 
写真は2つ前の写真の右側の個室の物です。
 
あとで左側の個室にも行きましたが、設備は同じですが、配置が左右対称になっていました。
 
オストメイト装置、ベビーキープがあります。
写真にはないですが、温水洗浄便座があります。
ただ、ここの温水洗浄便座は西口の物はTOTO製ですが、うめきた口の物はINAX製です。
10osakastn15 同じ個室の別の角度から撮ったものです。
 
ベビーベッドとチェンジングボードがあります。
 
そして、個室へは開閉ボタンです。
 
個人的には今回新規設置した西口・うめきた口のバリアフリートイレのうちどこかにユニバーサルベッドがあれば利用者の幅が増えるのにと思いました。
 
改めて間違った情報を書きまして申し訳ございませんでした。
懺悔の意味を込めて、記述そのものは訂正せず、追記でこのページにリンクする形にします。

2023年3月27日

神鉄花山駅と大池駅(新開地方面行き)駅前広場完成したので…

2023年3月25日に神戸電鉄花山駅と大池駅の新開地側の駅前広場が完成し、供用を開始したので現地に行ってみることにしました。
Hanayamaoike1 まず、花山駅から。
 
この駅は私が行った時は式典が終わった後ですが、胡蝶蘭がある通り、お祝いをしたようです。
 
この駅は駅前広場が完成しただけでなく、駅舎から新開地方面行ホームにアクセスする構内踏切に行くスロープが完成したことも喜ばしいことなのです。
なお、バリアフリートイレは以前の記事で公開しています。
Hanayamaoike2 改札に入ってすぐに目にするのがスロープですが、そのまままっすぐ進むと有馬温泉・三田方面行ホームです。
 
そして、分かりにくいけれど途中で分かれる部分がありまして、これを曲がると新開地方面行きのホームに行く下りスロープになります。
 
今回このスロープの完成を持って花山駅のバリアフリー化が完了ということになります。
Hanayamaoike3 新開地方面行きホーム側(正確には構内踏切を渡ったところ)から、スロープを撮影しています。
 
構内踏切の渡ったところから新開地方面行きホームへのスロープは既に設置されていて、以前の記事に公開しています。
 
ちなみにこの工事が始まる前よりも新開地方面に行く階段の段数は減っています。
また、今回のスロープ設置に伴って最寄りの出口等の変更はありません。
Hanayamaoike4 入口に新たに設置された点字付き構内図。
 
ホームまで載っていませんが、これで事足りるのか視覚障害の方に聞いてみたいです。




 
Hanayamaoike5 ただ、こんなにあっさりとした構内図なのに点字運賃表と一緒のところにないのは不親切。
 
後インターホンが自動券売機のすぐ左にあるのですが、点字案内図にもインターホンの場所を示していなければ、点字ブロックもありません。
 
インターホンのボタンは視覚障害の方にも分かりやすい形状をしているのですが…
Hanayamaoike6 電車に乗って隣駅である大池駅に行きました。
 
実際にはこの写真は新開地方面行きホーム側の物なので電車を降りて、踏切を渡って反対側の入口で撮影しています。
 


 
Hanayamaoike8 駅舎が完成した当初はこのスロープはまだ完成していなくて仮設通路でアクセスできていた状態でした。
 
これからは歩車分離されて安全に利用できると思います。



 
Hanayamaoike7 もともとの駅前には自社系列のタクシーが停車していましたが、それは変わらなさそうです。
 
デザインはいいのですが、折角のタクシー乗り場が屋根が途切れているので雨の日はほんの数メートルの距離でも傘が必要です。
 
車いすでタクシーに乗るときは大変です。
これは改札に入ってからも同じことが言えます。
Hanayamaoike9 大池駅(新開地方面行きホーム側)の入口に新たに設置された点字付き構内図です。
 
この構内図は反対側にもありますが以前の記事には載せていませんでした。すみません。



 
Hanayamaoike10 この構内図も花山駅と同様、点字運賃表と別々に設置し、インターホンの場所を点字で示すものはありません。
 
しかも点字付き構内図の隣にスペースがあるのに。
(先に点字運賃表が設置されているのは分かっています。)

バリアフリーは設備だけではなく人的なサービスも該当するといったポスターを見かけました。
設備ひとつとってもどういう風に設置したら使いやすいものになるのか考えるのもバリアフリーの発想にならないか、それはバリアフリーではなくユニバーサルデザインの発想なのかもしれない。
どちらにせよ折角のバリアフリー設備であるので有効に使わないと宝の持ち腐れになってしまいます。

2023年3月26日

JR比良駅

B20hira1 2023年3月16日にJR湖西線比良駅にエレベーター設置工事が終わり、供用を開始したので現地に行ってみることにしました。
 
現地に向かう湖西線を眺めて思ったのは随分エレベーターが設置していると感じました。


 
B20hira2 ホームは下り(近江今津・敦賀方面)・上り(大津京・京都方面)が同じホームで、ホームと改札階(=地上階)と結んでいて、1基のエレベーターでバリアフリー化されたことになります。
 
このエレベーターはフジテック製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。

 
B20hira9 このエレベーター設置に伴って点字ブロックが追加・貼り換えられています。
 
写真を見ての通り、エレベーターへの点字誘導の部分だけが新しくなっているのが分かります。
 
なので、古い点字ブロックにも内方線があるので感心しました。
ただ、駅の入口には点字付きの構内図はありませんでした。(投稿日現在) 
B20hira3 このエレベーターの最寄りのドアは近江今津・近江舞子方面行の場合は何両編成でも前から2両目の後ろのドアなのですが、エレベーターそのものでホーム幅が狭くなっているので前から2両目の真ん中のドアがお勧めです。
 
同様に京都方面行の場合、8・6両編成の場合後ろから3両目の後ろのドアが最寄のドアになりますが、ホーム幅が狭いので後ろから2両目の前のドアがお勧めです。
4両編成の場合は一番後ろの車両の前のドアがお勧めです。
なお、ホーム上屋は下りの場合は前から2両目から4両目のすべてのドアの部分にあり、上りの場合は4両編成の場合も前から2両目から4両目までのすべてのドアになります。
(6・8両編成の場合は一番後ろの車両はホーム上屋が無く、編成の前方にホーム上屋が無いのは6両編成は前2両、8両編成の倍は前4両になります。)
地上階のB20hira4エレベーター乗り場は改札口の傍でホームから下りた場合、迷うことはないと思います。
 
反対に改札外から入ってきた場合、改札を入ってすぐに右に曲がったらエレベーターになります。
 
改札からだと、階段よりもエレベーターの方が移動距離が短いです。
 
B20hira5 ただ、気軽にエレベーターが利用できるのでバリアフリートイレに気が付きにくいかもしれません。
 
改札口を入ると左に曲がり、階段の左側にある通路をそのまま進みます。
 
そうすると突き当りの手前左手にバリアフリートイレがあります。
 
B20hira6 バリアフリートイレの内部です。
 
温水洗浄便座、オストメイト装置があります。





 
B20hira7 同じ個室の別の角度からの物です。
 
ベビーベッド、ベビーキープ、チェンジングボードがあります。
 
開閉ボタンと言ったものはありませんが、出来てから間がないのかきれいなトイレでした。

令和元年滋賀県の統計書によると1日平均乗車人員が1,544名で乗降客だとその2倍ぐらいになるので乗降客が3,000名以上になり、補助の対象になり今回それが実現した形になります。
特に湖西線と言うのは全線高架駅という立地からエレベーターが無いときつく、早急にエレベーターをつけてほしいと思います。


2023年3月22日

阪急春日野道駅

Hk15kasuganomichi1 2023年3月18日に阪急神戸線春日野道駅にエレベーター工事並びにホーム柵が完成し、供用開始したので現地に行ってみることにしました。
 
阪急春日野道駅は中津駅程ではありませんが、阪急線全体の中でもホームの幅が狭いので有名です。
 
また、阪神春日野道駅もかつてホーム幅が狭い駅でしたが、阪神の駅は道幅の広い国道2号の真下ということもあり、国道の下というスペースを利用して線路の両側に新規ホームを設置し同時にエレベーターをつけました。
 
しかし阪急は高架駅だけでなく、すぐ南側にJRの線路があり、阪神春日野道駅のようにはいかず、そのままではエレベーターの設置もできません。
そこで、ホームの停車位置を東にずらし、ホームの西の端にエレベーターを設置し、新たに西口を設けてバリアフリー化したわけです。
(ちなみに今までの改札口は東改札口と改称。)
Hk15kasuganomichi3そして、駅のホームが狭いので転落防止のためにホームドアを設置しました。
 
写真はホームの西端から撮影したものです。
 
この狭さで両側に電車が来るのです。


 
Hk15kasuganomichi2 ホームの西端にエレベーターがあるので、もっとも神戸三宮よりのドアが最寄のドアになります。
 
ホーム柵には8号車3番ドアと書かれていますが、阪急電車が投稿日時点ですべての車両に8号車とか3番ドアと書かれていないので、敢えてこういう表記にさせていただきました。

ちなみにエレベーターは東芝製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
西口とホーム階とのアクセスはエレベーターのみです。
Hk15kasuganomichi5 ホーム柵には乗降ドアが表示されている(墨字・点字とも)のはどこの鉄道会社にも見られますが、この駅の特徴として、駅の案内も貼られています。
 
ホームの狭さをホーム柵の開いているスペースを利用するのは情報提供の面で有効だと思います。
 
特に改札へはホームの東端と西端と両端に分かれているので車いすの方が間違って東口に行ったら折り返すのも大変です。
個人的には東口の方に階段の文字とピクトグラムを追加して欲しかったです。
Hk15kasuganomichi6 階段しかない東口ですが、ホームの東端と改札への階段との間にベンチがあります。
 
通路の改修で通路幅が狭くなっていて、視覚障害の白杖がベンチに座っている人の足に当たらないか気になるところ。
 
音声による注意喚起が必要なのでは?と思いました。
幸い工事は数日中に終わる予定です。
Hk15kasuganomichi9 東口に関する話をもうひとつ。
 
東口には西口つまり、バリアフリーのアクセスへの案内があります。
 
エレベーターは付いたけれど、どこについたのかわからないといったことが分からなくて階段を使う人がいます。
こまめに情報を提供することが大事だと思っています。
東口から西口まで約180mあるそうなので、東口の東側からだとまず、東口改札の駅員に乗車する旨を告げ、スロープの手配をしてもらってから西口に行くことをすれば、時間ロスが減らせるのではないかと思います。
東口の改札口へはスロープがありますし、西口ではインターホンがありますが、西口には駅員がいません。
Hk15kasuganomichi4 これは東口にもありますが、西口の点字付き案内図です。
 
西口と東口と全く違う案内図になっています。
 
どちらもホーム階の案内はありません。
 
あっさりした案内図ですが、点字運賃表の掲載駅数が多くて同一平面に掲示できませんでした。仕方がないと言えば仕方がありませんが、それならホーム階の情報も欲しかったところです。
Hk15kasuganomichi7 バリアフリートイレは西口の改札を入ったところにあります。
 
温水洗浄便座、オストメイト装置、ベビーキープがあります。



 
Hk15kasuganomichi8 同じ個室内の別の角度から撮影したものです。
 
ユニバーサルベッドがあります。
 
ホームをずらして用地を捻出したとは思えないくらいの出来です。
 
そして、鍵をかけると「使用中」のランプが点灯します。この表示が大きく、トイレをノックしても返事が難しいのでノックが不要の設備はありがたいです。移動している鉄道や飛行機のトイレにできて建築物でしていないのはどうかと前々から思っていましたが、やっとこういう設備ができてよかったと思います。
Hk15kasuganomichi10 津山駅の時にも述べましたが、バリアフリー設備の供用開始を示す印刷物があり、エレベーターの定員が記載されていました。
 
この印刷物には兵庫県知事、神戸市長の祝辞がありました。
 
時代が変わったと痛感しました。
このままバリアフリーの社会になってほしいと感じました。

2023年3月20日

JR福崎駅

J_fukusaki1 2023年3月18日にJR播但線福崎駅にエレベーターができ、供用を開始したので、現地に行ってみました。

久しぶりに播但線に乗車しましたが、姫路方は思った以上に乗客がいたので驚きました。

福崎駅は2面3線の駅で改札口と直接繋がる1番のりばと跨線橋で連絡している2・3番のりばがあり、基本的に1番のりばは姫路方面行きホーム、2番のりばは寺前・和田山方面行きホームで、3番のりばはどちらにも行くのりばになります。

今回、跨線橋にエレベーターをつける形でバリアフリー化された訳です。

J_fukusaki3 ちなみに1番のりば(=改札)から連絡通路までのエレベーターも連絡通路から2・3番のりばへのエレベーターもフジテック製の11人乗りの普通のエレベーターになります。

福崎駅は有人駅なので、ワンマン運転の多い播但線の電車ですが、すべてのドアが開きます。

 

J_fukusaki2 姫路方面に行く1番のりばに停まる電車の場合、2両編成の電車だと後ろの車両の後ろから2番目のドアが改札に出るスロープがあります。

また、3番のりばの場合は編成の1番後ろが最寄りのドアになります。



 
J_fukusaki4 寺前・和田山方面行く3番のりばは編成の1番前が最寄りのドアになるのですが、問題は本数の多い2番のりばの場合です。物理的には編成の1番前ですが、ここはホーム幅が狭いので、個人的におすすめできません。

2両編成の場合、前の車両の1番後ろか後ろから2番目のドアから降りて、階段を横切った上で階段を越えエレベーターに行くのがいいです。
 

J_fukusaki5 3番のりばの方が、ホーム幅が広いので、車いすの方も白杖をついている方も転落のリスク回避になると思います。

エレベーターの供用開始がダイヤ改正と同じ日にしたのだから停車ホームを変えたらよかったのに何てもったいないことをしたのだろうと思いました。


 
J_fukusaki7 バリアフリートイレは1番のりばのスロープのある場所の側にあり、降車後すぐにトイレに行けるので便利と言えば便利です。





 
J_fukusaki6 温水洗浄便座、ベビーベッド、オストメイトと言うより、汚物処理に近いものがあります。






 
J_fukusaki9 この駅は駅の改札内だけでなく、改札外に福崎駅前公衆便所があり、こちらにもバリアフリートイレがあります。





 
J_fukusaki8 こちらは温水洗浄便座、ベビーベッド、オストメイト装置があり、私はこちらの方がおすすめです。

福崎町のやる気が感じられます。





 
J_fukusaki10 エレベーターの供用に合わせたのだろうか、点字付き構内図が駅の入口にありました。

津山駅の時にも述べましたが、ローカルな駅にもバリアフリー化がされる時代が来たと感じました。

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