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2004年12月17日

電動スロープ

先日、沖縄に行ってきた車いす障害者のみやげ話を聞きました。
那覇にあるモノレール(ゆいレール)は画期的と言ってました。
今年の初めにゆいレールに乗った私は何を言っているのかすぐに分かりましたが、そのまま話を聞きました。
駅のホームに電動スロープがあることでした。
電車に乗る時、ホームから電車に向かって電動のスロープが出て行き、電車とホームとの隙間がゼロになるものです。
この電動スロープの操作は駅員でしかできないので渡し板でもいいとは思うのですが、今まで電車と言う乗り物が無かった場所なので、最先端の物を導入しても混乱が少ないのでしょう。

そんな電動スロープは京急の羽田空港駅で見たことがあると反論をされそうですが、以下の理由から私はゆいレールの方が数段優れていると思います。
1 ゆいレールは全駅に電動スロープがあり、かつどの駅も同じ乗車位置にある
同じ乗車位置にスロープがないと降りるとき大変で、京急の場合、空港駅から電動スロープのある乗車位置から乗ったら、降りるとき、ホームの幅が狭く、車いすの方が降りるのに苦労する場合がある。そのような場合、はじめから電動スロープのあるところから乗らない方がいいので電動スロープの意味が半減する。
2 ゆいレールの電動スロープを設置している乗車位置には乗った際、その位置に車いすスペースがある
電動スロープがあっても車いすスペースがないと利用しにくいので、考えて設置して欲しいです。

ですので、電動スロープの設置は延伸ではなく、新たに作った路線でないとあまり意味が無いと思います。
新しい路線となると今のところ地下鉄線ぐらいしかないと思うので、電動スロープを導入する時には設計の段階で同じ乗車位置に電動スロープを設置できるようにして欲しいと思います。

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