咲くやこの花館
難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今ははるべと 咲くやこの花上の歌は古今和歌集で王仁(わに)が詠んだと伝えられる古歌です。 この歌が私の出身地である此花区の名前の由来にもなっていますし、鶴見緑地にある植物園、「咲くやこの花館」の名前の由来にもなっています。 だから、私は名前だけでもOKと言いたいのですが、それではさすがにだめなので、バリアフリーの観点から咲くやこの花館をチェックすると… ガラス張りの温室は明るく、ほんの僅かな部分を除き(順路から外れています)、スロープがずっと続き、入口から出口まで見てまわれます。車いすトイレも1ヶ所にあるのですが、その中にはユニバーサルベッドがついていました。 点字の類は少ないですが、通路もゆったりと作られているので採点するなら及第点以上でしょう。 今から15年前の花博(大阪人の私は「花博」と言えばこれしか思いつかない)が終わっても取り壊されなかった数少ない施設で、今見ても色あせない、いい施設だと思います。 今年、愛・地球博が開催されますが、いいものは万博終了後も残して欲しいと思います。
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