38メートル
阪神梅田から野田まで行く時(この逆も可)、私は余程急いでいない限り、普通電車に乗ります。野田駅にも急行が停車するのですが、その急行は梅田と野田の間にある唯一の駅−福島駅にも停車するので、どちらに乗っても所要時間は変わりません。ですから、急いでいる時と言っても、普通電車の前に急行が先に走っているに過ぎません。
では、なぜ普通電車がいいのか?
普通電車だけ他の電車より2両分短いから。
大阪から神戸まで行く阪神電車の場合、始発の梅田駅は阪神間の一番東にあり、主な改札も東端にあります。ですので、神戸方面行きの電車に乗るとき、電車が長くても短くても最後の車両は東端に統一してます。
野田駅は一番西側にしか改札がありません。と言うことは電車が長くても短くても先頭車両は西側に統一しています。
つまり、梅田−野田間では普通電車は他の電車より2両分長く走ることになります。
阪神電車の場合、1両は19メートルですので、38メートル分、楽したことになります。
私の場合は足が悪いわけではないので他の電車に乗ってもいいのですが、38メートルでも歩かなくてもいいと聞けば助かる方もいるのです。
電車の停車位置を活用すると、移動距離が短くなるひとつの例ですが、車いすを押す時、手引きをする時に知っているのと知らないのとでは介護の負担が違います。
似たような話で足が悪い方で一生懸命、階段を上っている方を見かけたのですが、少し歩いたらエレベーターがあるのにと思ったのですが、その階段も半分上ったところだったので言いそびれたこともあります。
鉄道会社のHPでエレベーター設置駅を表にしているところがありますが、どの位置にと言うところが欠けているために、エレベーター設置駅にもかかわらず、エレベーターが付いていることを知らない方が一生懸命階段を上り下りしているのだと思います。
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