最近、常設の福祉機器展示場はいつ行ってもガラガラで開設する意味があるのかと時々思います。
見学者は私一人だけということも何度もあります。
もちろん、開設をした方がいいとは思ってはいるのですが昨今の税収不足では市議会で「不必要な施設」とレッテルを貼られそうでどうにかしないといけないのではないかと思ったりします。
常設の福祉機器展示場がガラガラなのか私が考えるに、
1 常設の福祉機器展示場の場所そのものを知らない
2 大半の人は福祉機器というものが身近でない
3 展示している福祉機器の質・量ともに魅力がない
4 福祉機器なんて知らなくても業者まかせで十分なので展示場の必要性を見出していない
1人でも多くの人に福祉機器の存在を知ってもらう必要があります。
福祉機器は言うまでもなく、お年寄りとか障害者とか弱者が使いやすいように作られたものです。
そして今まで福祉機器を見てきた人は実際に使っているか、これから使おうとする人、もしくはヘルパーとか福祉の学生など限定された人たちです。
福祉機器をもっと身近なものにするためには、今まで福祉機器に縁のなかった人の目に触れることが大事だと思うのです。
そのために今までの発想を180度変えて、「健常者のための福祉機器イベント」を開いてはどうだろうか?
福祉機器として世に出たがために限られた人しか目にすることが出来なかったものが存在します。
例えば…
車いす用のクッションは長時間座ることの多い方が使うわけですが、これをデスクワーク中心の方がこれを使うことによってお尻への圧迫を防ぐのに使う。
聴覚障害者用のアラーム時計は振動によってアラームを作動させるので電車通勤のサラリーマンの居眠り防止予防に。
特殊なものであるので一般のお店ではなかなか置いていないので、手にとって現物を見れるというのは大きなメリットなのは違いないので福祉機器展示場の存在をこういうようなイベントでアピールする機会だと思うのですが。
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