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2010年2月25日

KOBEどこでも車いす

ずっと前から気にはなっていたのですが、久しぶりに三宮にある神戸市総合インフォメーションセンターに行ったときにKOBEどこでも車いすのパンフレットを見て調べてみようと思いました。

観光客などで普段は車いすを使わないけれど、神戸という坂の多い街というロケーションの都合で車いすを借りるサービスだと解釈しています。

パンフレットに記載されている部分を強調すると…

①利用料は無料(ただし、要・身分証明書)

②車いすは借りた日に返却すること(利用時間は9:00-17:00)

③利用は神戸市内に限る

④貸し出しおよび返却は市内10ヶ所(ただし、いずれも中央区に所在)で可能で借りる場所と返す場所は違っていてもかまわない

個人的に画期的だと思うのは、市内10ヶ所で貸し出し・返却ができることです。

その10ヶ所と言うのが…

1新神戸駅観光案内所(新幹線改札口すぐ横)
2神戸空港旅客ターミナル総合案内所(1階、到着ロビー前)
3神戸市総合インフォメーションセンター(JR三ノ宮駅西口南)
4三宮インフォメーションギャラリー(三宮センター街)
5神戸ハーバーランド総合インフォメーション(デュオ神戸内)
6神戸プラザホテル(JR・阪神元町駅、東口向かい)
7神戸メリケンパークオリエンタルホテル
8ホテルオークラ神戸(ポートタワー近く)
9神戸ポートタワーホテル(ポートタワー近く)
10神戸ユニバーサルツーリズムセンター(神戸市役所向かい)

例えば、新神戸で車いすを借りて、神戸空港で返却することで地下鉄とポートライナーとの乗り換え距離が気になる方も車いすだと安心だと思われます。

(距離があるのでタクシーを利用すると意外と高くついたりします。)

神戸市の事業ではありますが、観光客向けですので、神戸市民でなくても利用できます。

こういうのが各地にあれば気軽に旅行に行けそうな気がするのは私だけでしょうか?

福祉色を排除したイタリア料理屋さん

ネットで検索したときにはただのイタリア料理屋さんの検索でした。
しかし、このお店のURLを見ると少し変なことに気がつきました。
普通、お店のホームページのURLはTOPページのはずなのに、このお店のホームページはフォルダーのページに入っていたので、URLの窓から、/(スラッシュ)以降の文字を消してエンターキーを押すと社会福祉法人のトップページが表示されました。

その社会福祉法人の名前は社会福祉法人 美原の郷福祉会
この法人の障害福祉サービス事業の名前が「ワークセンターつつじ」みたいで、就労移行支援事業としてイタリア料理屋さん「angolino TSUTSUJI(アンゴリーノつつじ)」を行っているようです。

アンゴリーノつつじのホームページを見るとワークセンターつつじや美原の郷福祉会の文字は見られないばかりか、福祉色を一切排除しています。
ぐるなびにも載っているのですが、こちらにも福祉色がありません。
本格的なイタリア料理で勝負していている印象を受け、実際に行ってみようと思いました。

私が道に迷ってしまい本来なら2ヶ月前に行っているはずでしたが、行くのがかなり遅れました。

お店で何を食べたのかはBブログに任せるとして、当ブログではバリアフリーの観点から書こうと思います。

場所は堺市美原区にあり、市街地とはいい難いですが、住宅地にあります。
知的障害者の就労移行支援事業の位置づけではありますが、極力作業所といったカラーを排除しています。
だから、この手にありがちな作業所や法人名の入った車が見かけませんでした。
(もしかしたら一般客が見えないくらい奥に停めているのかもしれませんが)
そのせいなのか、お客は地元に住んでいるような人ばかりで、地元に溶け込んでいる印象を受けました。

知的障害の方が商品である食事を運んだり、客側からは見えないので憶測でしか言えませんが、調理補助や食器洗いなど裏方で仕事をしていたのかもしれません。
法人のHPにある新聞記事を読むとお店で出す野菜は自家栽培でその栽培に障害者が関わっているみたいです。

一般のお店でたまたまそこで働いているのが障害者だったという形態が究極の「障害者の社会参加」だと私は思うのです。
もちろん現実はそんなに甘くはなく、「福祉のお店」という位置づけだからお店として存在しているところが多いです。
このお店においても客側がサービスに慣れない彼らに対してある程度理解しなければいけない場面はあるのですが、付加価値を出せばデメリットはカバーできるのではないかと思います。

「福祉のお店」を否定する気はありません。
自分たちの作品が目に見える形で人に買ってもらうことは励みになるし、過度なノルマがない分、自分のペースで作品作りができるメリットがあります。
(商業ペースに乗せようと思うと大変です。)
しかし、「福祉のお店」の最大の弱点は顧客が限られることにあります。
一般の人が普通のお店として障害者が働いているお店を利用し、彼らの持つやさしさを目の当たりにすることによって「心のバリアフリー」が築けるのではないかと思うのです。

そういう意味ではこのお店のやっていることが先駆的でバリアフリー的な試みではないかと感じています。

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