近鉄における駅ナンバーリング
8月20日から近鉄でも駅ナンバーリングが始まりました。
駅数が多いから調整に時間がかかったのでしょう。
ただ、投稿日時点では近鉄京都駅と奈良駅の2駅のみなので、両駅に行ってみることにしました。まずは京都駅。
他の関西の大手私鉄は会社名を表す2文字のアルファベットと2桁の数字ですが、近鉄は路線ごとに分けています。
地下鉄のような表記方法です。
因みに、近鉄ではAを奈良線、Bを京都線・橿原線、Cはけいはんな線(これは地下鉄中央線との乗り入れの関係で以前から実施)、Dは大阪線、Eは名古屋線、Fは南大阪・吉野線でそれぞれの始発駅を01と附番しています。
(ただし、けいはんな線は大阪港駅を11から始めていますし、奈良線と路線を共有する大阪線は始発駅である上本町を03としています)近鉄の駅ナンバーリングの特徴は乗換駅の数字を基本的に同じにしたため(唯一の例外は奈良線とけいはんな線が違う。これは既に実施している中央線との共通のナンバーリングのため)、
同じ路線であるにもかかわらず、番号が飛んでしまうことです。
例えば、大和西大寺駅は奈良線ではA26と京都・橿原線ではB26と附番されているのですが、この両隣の駅は奈良線は大阪寄りが菖蒲池のA21で、奈良寄りの新大宮駅がA27、京都線は京都寄りの平城駅がB25、橿原線は橿原神宮前寄りの尼ヶ辻がB27と番号が大きい方に合わせているので、飛び番が大和西大寺のほかに、大和八木(大阪線)、橿原神宮前(南大阪線)、伊勢中川(名古屋線)があります。
だから写真の京都と奈良は京都から奈良まで28の駅があることになります。
(もっとも、両駅間を各駅停車で行く人は珍しいでしょうけれど)
駅ナンバーリングの附番方法はどれがいいか正解はないのでしょうけれど、意味か分からないと不必要に混乱するので、よく考えて作ってほしいと思います。
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