柳井ー三津浜間航路(おれんじぐれいす)
柳井港から直接松山の三津浜港まで航行する「おれんじぐれいす」です。
写真は松山側から撮影しました。
以前、周防大島にある伊保田港に寄港するしらきさんを紹介しましたが、今回は少し大変でした。
伊保田港に寄港するのはしらきさんだけなので伊保田港寄港便を選べばよかったのですが、直行便は今回紹介するおれんじぐれいすの他におれんじまーきゅりーとおれんじじゅぴたーがあり、配船表を公開してくれないとスケジュールが組めないので困りました。この扉を開けるとこのフェリーのエレベーターですが、見ての通り扉が閉まっているのでエレベーターに乗れませんでした。
下船時に何とか乗れるように考えたのですが、結局エレベーターには乗れませんでした。
これがエレベーターだと確信できるのは運航会社のHPに載っているエレベーターの場所が一致していることと、そばに昇降機の電源があったからです。
車いすの人と一緒なら間違いなくエレベーターに乗れましたが、JR柳井港駅が階段しかない駅なのは分かっていたので車いすの方を誘うわけにはいきませんでした。客室へは先程のエレベーターで甲板から上がり写真の場所から入ります。
電動車いすだと客室に入るときにこの角度曲がり切れるかなと感じるのですが、新造船ではない船でのバリアフリー化なので船の強度の問題も出てくるので壁をぶち抜くわけにもいかないと思うので仕方がない部分なのでしょう。
扉が少しでも幅が広いこの場所を選んだものだと思います。
扉自体も少し重いのも強度の問題だとは思いますが、スライド式なのが救いです。先程の扉から入ると最初にあるのが男女別トイレで、カーペット敷きのスペース(桟敷席)の次にあるのが写真の場所。
ここには車いすのスペースがあるわけですが、窓があるわけでもなく、進行方向と直角になるような位置になるので窮屈な感覚になりそうです。
座席に移乗した後の車いす置き場で使った方が良さそうな気がします。
椅子でもあればもっと違った使い方もあるのですが…もうひとつ車いすスペースがあります。
歩ける人はこの写真のすぐそばに出入口があります。
(段差があるので車いすの方が入るのは難しいです。)
進行方向と反対向きに座席が並んでいますがこれなら車いすに乗ったままなら座席と向い合せ(つまり、進行方向と同じ向き)に乗船できます。
ここなら窓もあって明るいし個人的に車いすの方の場合はここがお勧めです。車いすトイレの入口です。
先程の車いすペースの隣にあります。
船は揺れることが前提のため、ドアの開閉も少しコツがいります。
建物や列車の扉と比べて少々重いかなというだけではありますが…
車いすトイレの内部です。
シャワータイプのオストメイト装置があります。
広さもまずまずでした。
フェリーの車いすトイレを何度か見ていますが、可もなし不可もなしと言った感じではありますが、今までバリアフリーとは縁のなかったフェリーだけに大きな進歩だと思います。
折角作ったのですから、できたらエレベーターは誰でも乗下船時に自由に使えるようにしてほしいなと思いました。
(HPには乗船の前日までに予約が必要と書いています)
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