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2019年12月22日

広島 - 呉 - 松山航路(シーパセオ)

P1430009 2019年8月1日、広島―呉―松山航路、瀬戸内海汽船の新造船SEA PASEO(シーパセオ)が運行を開始しました。

昔、この航路に乗船したことがありますが、松山側はボーディングブリッジがあり段差なしで乗下船できますが、広島側(広島・呉ともに)ボーディングブリッジがなく、車路から進入できても客室までは階段しかありませんでした。

それがこの新造船にエレベーターが付いたと知ったので乗船してみました。
P1430012 客室は2階で、1階の車両甲板からエレベーターでアクセスできます。

車に乗っている方は広島側も松山側もこのエレベーターでアクセスできます。

徒歩客の場合は広島側から乗下船する場合、車と同じルートをたどります。

もちろん、徒歩客の場合、普通なら歩車分離しているのですが、普通に徒歩客用の乗船口から乗船した場合、写真のエレベーターの裏側にある階段を降りてこのエレベーターにアクセスしなければいけないので、広島側で車いすの方が乗下船する場合、係員の誘導に従って車路でこのエレベーターにアクセスすることになりそうです。

P1430013 エレベーターはMHI下関エンジニアリング製で4人乗りのものです。
(三菱造船が100%出資している会社ですが、船そのものは神田造船所の製造です。)

駅などの建造物とは違い、安定していないものである以上、物理的なバランスをとる必要があるので、この船の大きさなら定員4名のサイズでも仕方がないと思います。
P1430023 船の案内図です。

他の場所にも案内図がありますが、先程のエレベーターの2階乗降口の隣ともう1ヶ所に点字付きの案内図がありました。
(もしかしたら私が見落としているかもしれませんが…)

見えにくいかもしれませんが、デザインもいいなと思っています。
P1430024 車いすトイレのドアです。

この内側のドアも同じことが言えるのですが、ノブを少し押してから横(この場合は左)にスライドさせます。

揺れるのが前提の船なので頑丈に作る必要性があるけれど、ただ、扉が重いと開けられなくなるので、丈夫でかつ開けやすいものにするのが難しいのかもしれません。
もしかしたら電気系統の故障を想定して敢えて開閉ボタン式のものにしなかったのかもしれません。
車いすトイレの向かいに授乳室があります。
P1430025 車いすトイレの中です。

新造船と言うこともありきれいです。

洗浄便座ではありますが、オストメイト装置は付いていませんでした。

思ったより個室の中が広かった印象を受けました。
 
P1430034 こちらは3階にあるデッキです。

こちらへは階段しかアクセスできません。

2階より高い分、見晴らしはいいのですが2階にも潮の香りが味わえる場所があるので、船の魅力を排除したわけではありません。

 
P1430017 車いすスペースは意外にも限られています。

先程の点字案内板と車いすトイレとの間にありますが、固定装置が低い位置にあるので介護者がこの位置で取り付けるのは厳しいものを感じてしまいます。

手摺に固定ベルトを付けて車いすに取り付けるだけでもいいのかもしれません。
客席の椅子の隣にはいずれのタイプも車いすの固定装置のついているものはなく、指定席ではない為、誰かが座っていたらおしまいです。
そして、意外と靴を脱いで上がるところも多いため、車いすの方は厳しいかもしれません。
この航路に関して言えば実はバリアフリー化が進んでいます。
共同運航している石崎汽船も2019年10月11日に旭洋丸と言うバリアフリー船が運行を開始し、来年にはシーパセオ2が運行予定です。
これから期待できそうな航路になります。

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