JR由比駅
2020年3月28日、JR由比駅にエレベーターおよび車いすトイレが供用開始したというニュースを知っていたので由比駅に行くことにしました。
しかし、この供用開始から1年前の時点でホームと跨線橋の間のエレベーターは出来上がっていました。
(2019年3月に私が現地で確認済み)
反対に改札階と跨線橋とのエレベーターはこれから工事を始めるといった感じでした。
完全な状態でないと供用開始しないという姿勢だったのでしょう。 ホームから跨線橋までのエレベーターです。
上り下りとも基本的に同じホームに停車します。
(駅舎側にある1番線と駅舎と反対側にある4番線は定期列車は停車しませんし、4番線にはエレベーターはありません。)
三菱電機製の11人乗りのエレベーターで通り抜けタイプのエレベーターになります。
熱海方面に行く2番線は4両編成の場合、最後尾のドアが最寄のドアになります。
3両編成の場合も最後尾のドアにあるのですが、1両分、歩くことになります。
ちなみに6両編成の場合は後ろから2両目の1番後ろのドアが最寄のドアになります。
反対に静岡方面に行く3番線は6両編成以下の場合、最寄りは先頭車両の1番前のドアになるのですが、車いすの方はエレベーターのせいでこの位置のホーム幅が狭いのでその後ろ(つまり先頭車両の真ん中のドア)がお勧めになります。 こちらは駅舎側(1番線)から跨線橋に連絡するエレベーターになります。
こちらも三菱電機製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
改札を抜けるとすぐ地上なので、改札からの外のアクセスは今回のエレベーター設置云々は関係がありません。
そしてエレベーターと同時に供用を開始したのが車いすトイレ。
男女トイレとは少し離れた場所にあるのはスペース上仕方がありません。 こちらも前回のJR御厨駅と同様、押しボタンでドアが開閉するタイプで、洗浄便座やオストメイト装置もついています。
(余談ですが、前回写っていなかったJR御厨駅の車いすトイレのオストメイト装置もこれとおなじたいぷのものです。)
同じトイレの別角度から撮影したものです。
JR御厨駅の車いすトイレにあったチェンジングボードとベビーキープがありません。
実際に測っていませんが、JR御厨駅の車いすトイレより心持ち狭い気がします。
こればっかりは駅のスペースの関係もあるので仕方がないという部分があると思います。
これでバリアフリー工事が終わってめだたしめでたしなのですが、個人的に不満があります。 1番線からホームの跨線橋部分を撮影したものです。
手前が2番線奥が3番線になるのですが、熱海方面行の電車は3両編成の場合、階段の前あたりが最後尾になります。
そう、車いすの方はホームの1番狭いところを通らなければいけません。
しかも雨の時は屋根もないところで。
1年前にエレベーターそのものはできているのだから、停止位置の変更やそれに伴う習熟運転もできる余裕があったはずです。
車いすの乗客は何が何でも車掌の前しか案内しない会社なのに車いすの乗客が安全に乗降できるための施策をとらない態度に苛立ちを覚えます。
ちなみに1番線側にはホーム上に屋根があります。
最近、このブログでホーム上の屋根云々が出していますが、雨の時、傘をさすのが難しい車いすの方にホーム上の屋根は濡れないために必要だと考えます。
ホーム上に屋根が完備していたら車いす用のレインコート着脱は駅の出入口で行えますが、屋根のない場所で乗降を強いられるとレインコートの着脱は電車内になります。そして、ホームの両端は屋根がない駅が珍しくありません。
折角のエレベーター設備も心がないと義務感で設置したものになり下がります。
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