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2021年9月22日

千日前線桜川駅

S15sakuragawa_westgate 2021年9月18日にOsaka Metro千日前線桜川駅のホーム階から西改札口までエレベーターができたので行ってみることにしました。
正直言って、このエレベーターが無くてもエレベーターだけでアクセスはできます。
しかし、このエレベーターができることでバリアフリーの質が向上したと思っています。
 
地下鉄千日前線のエレベーターは東改札口の方にあります。
前述の通り、東改札口から地上に上がるエレベーターもホームに下りるエレベーターもあるので今回紹介するエレベーターはなくても車いすでのアクセスは可能です。
 
しかし、阪神桜川駅・南海汐見橋駅は西改札側にあるので桜川駅の端から端まで行くことになります。
しかも、汐見橋交差点で千日前線の進路が90度変わるので桜川駅の位置が阪神と同一駅名でありながら距離があります。
今までの千日前線桜川駅の地上階のエレベーター乗り場が間違っているとは思いません。
阪神桜川駅のエレベーターの位置よりも便利な場所にあるのでエレベーターの利用者を見込めたから。
千日前線桜川駅のエレベーターが出来てから阪神なんば線が開業したので阪神云々は関係が無いし、南海汐見橋線は現在、30分に1本しか運転されていないので乗り換えを考慮する必要はないでしょう。
とは言え、並行して走っている地下鉄千日前線・阪神なんば線でも全く同じ場所を走っているわけではない上、阪神線から地下鉄御堂筋線や堺筋線へのアクセスとなると桜川で乗り換えた方がいいです。
(近鉄・阪神)大阪難波駅から御堂筋線に乗り換えとなると大阪難波駅の西端から東端まで移動して乗り換えすることになるし、阪神線から近鉄日本橋駅で降りるとなると大阪難波駅を境に近鉄の運賃が別途必要になるので不経済なので桜川乗り換えは合理的であります。
S15sakurafawa_b2ev 今回供用を開始した西改札口までのエレベーターです。
 
こちらは地下2階にあるホーム階の乗り場です。
 
日立製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
 
エレベーターが西端にあるので最寄りの乗車位置は4号車4番ドアで1番野田阪神寄りのドアになります。
(ちなみに東改札口に行くエレベーターは1号車1番ドアが最寄の乗車位置になります。)
S15sakurafawa_b1ev エレベーターで地下1階に上がります。
 
西端と言ってもエレベーターの位置よりも階段が西にあるので途中、ホーム階に下りる階段を通り越して改札口に向かいます。
 
西改札口はこの記事の最初の画像になります。
この改札から4番出口を目指して進みます。
通路をそのまま突き当りまで進みます。
突き当りを左に曲がると階段が見えますが、その階段の手前に右に曲がります。
Sakuragawa_passenger やっと阪神桜川駅の入口になります。
 
なだらかなスロープを下りると阪神桜川駅の改札口です。
ここまで長い通路を歩いたと実感します。
この記事の冒頭で「バリアフリーの質が向上した」と述べました。
こんなに歩かされてバリアフリーの質の向上なのかと思われるかもしれません。
よく考えてみてください。
乗り換え距離はともかく、一度も地上に上がっていません。
今までの乗り換えアクセスだとさらに乗り換え距離があったこと。そして、地上での乗り換えで生じる雨が降った時や暑さ寒さを回避できます。
こんなに歩かされるならベンチの類も必要だと思いますが、これからの課題として取り組む事項かと思います。
阪神桜川駅の出入口は1番から4番まであります。
阪神の桜川駅の4番出口と千日前線の4番出口はそれぞれありますが、地下鉄にアクセスできる出口は4番出口となります。
Hs42sakuragawa_exit1 阪神桜川駅の出口はどの出口もエレベーターがありますが、この出口は汐見橋交差点の南西角にあり、南海汐見橋駅がそばにあり、エスカレーターでもアクセスできます。
今まで地下鉄側になかったホーム階から西改札口までのバリアフリーアクセスができたことによって阪神桜川駅の地上行きエレベーターを介してバリアフリーの質が向上したと言えるでしょう。

2021年9月21日

叡電貴船口駅

E16kibuneguchiekimeihyo 2020年3月19日に叡山電鉄貴船口駅にエレベーターができたのですが、このころから私の外出禁止令がでたので外出できないとイライラしている間に同年7月8日に土砂崩れで貴船口を含んだ区間が運休となり、2021年9月18日に復旧開通をしました。
バリアフリー化されている駅を見るために現地に行ってみることにしました。
 
コロナ禍で外国人観光客が減ったけれど、最近では貴船にも外国人観光客が来ていたため、駅名標も4ヶ国語表記でJR西日本よりも多いです。
ホームは2階で改札を出たところに地上階に下りるエレベータがあります。
ホームはひとつしかなく、鞍馬行きと出町柳方面行と同じホームです。
観光客がいる時間は係員がいる時間になるので電車はワンマン運転ですが有人駅扱いですべてのドアから乗降できます。
改札口へは鞍馬行きだと先頭車両の真ん中のドア、出町柳方面行だと後ろの車両の真ん中のドアが最寄のドアになります。
ただし、きららという観光列車は真ん中のドアそのものがないため鞍馬行きの場合は先頭車両の後ろのドア、出町柳方面行の場合は後ろの車両の前のドアが最適です。
E16kibuneguchiev2f 改札を出たら左手に階段がありますが、階段の左にエレベーターがあります。
 
東芝製の15人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
 
叡電は平屋構造の駅が多いためか、今回の貴船口駅が叡電初のエレベーター設置駅になっています。
比較的高齢の方が多いせいか、エレベーターの利用頻度は結構ありました。
E16kibuneguchiev1f エレベーターで地上階に下りました。
 
もちろん、このまま進むと駅の外に出て、貴船行きのバスに乗り換えたり、自力で貴船に向かう人もいるでしょう。
 
しかし、外に出る前に行った方がいいところがあります。
それは…
E16kibuneguchiwctoilet1 トイレです。
 
出口に向かう通路がありますが、少し右に曲がるとあります。普通のトイレもありますが、車いすトイレもあります。
 
改札階から地上階を結ぶ階段の裏あたりのスペースを行こう利用しているためか、トイレのスペースそのものはあまり広くありません。車いすトイレも例外ではなく、最近の車いすトイレにしてはコンパクトな広さです。
E16kibuneguchiwctoilet2とはいえ、ベビーベッドやオストメイト装置もあります。ちなみにここのオストメイト装置は蛇口の部分を引っ張ると伸びるタイプで、シャワーのように動かすことができます。
 
ここを出ると基本山道なのでここを出るとトイレがなかなか見つかりません。そういう意味では貴重なトイレだと思います。
ちなみにトイレを通り過ぎると待合スペースになっています。
E16kibuneguchiwctenji 駅の出口を出ると点字付き駅の案内板があります。
 
この案内板のそばに駅の改札口に向かう階段がありますが、18段上ったところに踊り場があり、さらに23段上って改札階にたどり着きます。
2階と言っても段差はあるので手引きをする方でも体力に自信がない方はおとなしくエレベーターのお世話になった方がいいかもしれません。
そういう意味でもこの駅のエレベーターの設置は価値のあるエレベーターだと思います。

2021年9月 8日

えちごトキめき鉄道えちご押上ひすい海岸駅

Echigooshiagehisuikaigan_annai 2021年3月13日、えちごトキめき鉄道糸魚川駅と梶屋敷駅との間にえちご押上ひすい海岸駅が開業しました。
 
開業そのものは知っていましたが外出ができなかったので今まで現地に行けませんでした。
 
外出宣言したので気軽に外出できます。
(私の家から気軽に行ける場所ではありませんが)

早速バリアフリーチェックをしたいと思います。
Oshigami_kudari_plathome まず下りホーム(直江津・新潟方面行のりばのあるホーム)からです。
 
この駅の特徴は上りホーム(糸魚川・富山方面行のりばのあるホーム)と下りホームで入口が違うのはもちろんですが、ホームの配置が千鳥式になっていて本来あるはずの上りホームが下りホームの向かいにありません。
後述する県道221号を挟んだ東側に下りホーム。西側に上りホームがあります。上り・下りともホームの長さは車両2両分で入口から近い1両分のみホーム上に屋根があります。
なので、全列車ワンマン運転であるこの路線だと2両編成の場合、屋根のないところから出ることとなります。
Oshigami_kudari_slope 下りホームへアクセスできるスロープです。
 
平屋構造のホームですが、スロープが長いのが特徴です。
スロープが長いのも文句を言う人が出るかもしれませんが、反対に傾斜が緩いので、手動車いすで自力で操作する方には楽です。
個人的にはこんなに長いスロープで屋根がないと降雪時、雪が積もって除雪するのが大変という雪国ならではの問題が出てくるのではないかと思います。この地域には雁木というのがあり、雪の積もった日に雁木の下を通るのが珍しくなかったから。
ちなみにトイレや待合室のようなものは上りホームの方にしかありません。
Oshigami_closs この地点は上りホームへの入口から下りホームの方向に撮影したものです。
目の前の道路は県道221号です。
 
写真では分かりにくいですが、横断歩道の類のものは現場の南北に離れたところにあります。
 
さすがに踏切の直前に横断歩道は車の往来の関係でよろしくないのでここに横断歩道がないのはしかたがないでしょう。
しかし、こうやって見るとスロープが長いのでホームをスロープの方向に伸ばしていたらコンパクトで運用列車の編成如何で乗降車位置に変更がないので便利だと思いました。
Oshigami_nobori_tenji 個人的に気になったのは上り側にある点字付き構内図です。
 
上りホーム側にはスロープが途中で2方向に分かれるのですが、先程の県道の近くにあるスロープではなく、遠い方のスロープ入口になります。

ちなみに下りホーム側はスロープがひとつしかなく、酢ロープの傍に点字付き構内図があったので問題はないのですが、設置場所が違うのではないかと思います。
県道側の入口とこちらの入口と間にトイレがあるのでトイレを通り過ぎてからトイレの位置が点字で表示されるといったチグハグな設置になっています。
もちろん、こちらの入口から利用する人もいるでしょうが、自転車置き場しかないような場所から視覚障害者が利用するケースよりはアクセスができる県道側からアクセスする人の方が多いと思います。
Oshigami_nobori_slope こちらは上りホームの入口から見たスロープです。

見にくいかもしれませんが途中で180度折り曲がる形で分かれています。こちらのスロープも長いのは下りホームと同じです。

右上に写っている高架は北陸新幹線の線路になっています。この高架下あたりに自転車置き場があります。
写真そのものは撮っていますがホームへはスロープだけではなく階段も存在しています。ただ、アクセス道路がスロープの方が便利な位置にあるため敢えて階段を利用しようとは思えません。
Oshigami_wc_toilet1 最後に車いすトイレを紹介します。
 
狭い空間を利用しているので最近の車いすトイレにしてはちょっと狭いというイメージです。
 
便器の左側にあるシャワーのようなものがオストメイト装置になっています。
なので、洗面台のような大きさのオストメイト装置があるわけではありません。
Oshigami_wc_toilet2 このブログを書き始めたころはオストメイト装置そのものがまだ珍しかったのであるだけでもいいと思っていましたが、これからはオストメイト装置がどういうタイプなのか表示させることが必要な時代が来るのかもしれません。
久しぶりにバリアフリーチェックをしたからか気合が入って辛口になった感はありますが、駅から東に1.2km行くと地域の総合病院があるので通院需要が見込めると判断して駅が建設されたわけですから通院客が利用することが前提でトイレも整備してほしかったです。

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