叡電貴船口駅
2020年3月19日に叡山電鉄貴船口駅にエレベーターができたのですが、このころから私の外出禁止令がでたので外出できないとイライラしている間に同年7月8日に土砂崩れで貴船口を含んだ区間が運休となり、2021年9月18日に復旧開通をしました。
バリアフリー化されている駅を見るために現地に行ってみることにしました。
コロナ禍で外国人観光客が減ったけれど、最近では貴船にも外国人観光客が来ていたため、駅名標も4ヶ国語表記でJR西日本よりも多いです。
ホームは2階で改札を出たところに地上階に下りるエレベータがあります。
ホームはひとつしかなく、鞍馬行きと出町柳方面行と同じホームです。
観光客がいる時間は係員がいる時間になるので電車はワンマン運転ですが有人駅扱いですべてのドアから乗降できます。
改札口へは鞍馬行きだと先頭車両の真ん中のドア、出町柳方面行だと後ろの車両の真ん中のドアが最寄のドアになります。
ただし、きららという観光列車は真ん中のドアそのものがないため鞍馬行きの場合は先頭車両の後ろのドア、出町柳方面行の場合は後ろの車両の前のドアが最適です。 改札を出たら左手に階段がありますが、階段の左にエレベーターがあります。
東芝製の15人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
叡電は平屋構造の駅が多いためか、今回の貴船口駅が叡電初のエレベーター設置駅になっています。
比較的高齢の方が多いせいか、エレベーターの利用頻度は結構ありました。 エレベーターで地上階に下りました。
もちろん、このまま進むと駅の外に出て、貴船行きのバスに乗り換えたり、自力で貴船に向かう人もいるでしょう。
しかし、外に出る前に行った方がいいところがあります。
それは… トイレです。
出口に向かう通路がありますが、少し右に曲がるとあります。普通のトイレもありますが、車いすトイレもあります。
改札階から地上階を結ぶ階段の裏あたりのスペースを行こう利用しているためか、トイレのスペースそのものはあまり広くありません。車いすトイレも例外ではなく、最近の車いすトイレにしてはコンパクトな広さです。とはいえ、ベビーベッドやオストメイト装置もあります。ちなみにここのオストメイト装置は蛇口の部分を引っ張ると伸びるタイプで、シャワーのように動かすことができます。
ここを出ると基本山道なのでここを出るとトイレがなかなか見つかりません。そういう意味では貴重なトイレだと思います。
ちなみにトイレを通り過ぎると待合スペースになっています。 駅の出口を出ると点字付き駅の案内板があります。
この案内板のそばに駅の改札口に向かう階段がありますが、18段上ったところに踊り場があり、さらに23段上って改札階にたどり着きます。
2階と言っても段差はあるので手引きをする方でも体力に自信がない方はおとなしくエレベーターのお世話になった方がいいかもしれません。
そういう意味でもこの駅のエレベーターの設置は価値のあるエレベーターだと思います。
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