ことでん伏石駅
2020年11月28日にことでん伏石駅が開業しました。
以前に紹介したことでん綾川駅より、新しい駅になります。
綾川駅と違うのは駅ナンバリングが施行後に誕生した駅なのでK04AとAが付いています。
駅ナンバリング施行後に駅ができた場合、変更駅の附番付け替え方式(例・嵐電撮影所前開業で帷子ノ辻駅の附番変更)や新設駅の枝番付与方式(JR土讃線の小村神社前駅)が挙げられますが、この駅は後者になります。
駅は高架駅でエレベーターでアクセスできます。 琴平方面行の電車に乗った場合、2両編成の場合は一番後ろがエレベーターの最寄りのドアになります。
なお、4両編成の場合は前から3両目になります。
三菱製の11人乗りの普通のエレベーターになります。新設駅ですが、乗降客が少ないこともあり、ホーム幅はそんなに広くないのでエレベーターの近くにいることをお勧めします。 同様に高松築港方面行の電車に乗った場合、2両編成の場合は先頭車両の1番前のドア(運転士のすぐ後ろ)が最寄のドアになります。
また、4両編成の場合、前から2両目が最寄になります。
こちらも三菱製の11人乗りの普通のエレベーターになります。 この駅の特筆すべき点は電車とバスの乗り継ぎに便利に設計されていることろでしょう。
写真は待合所になりますが、この上が電車のりばで外側がバス乗り場になっています。
この高架駅の真上を高松自動車道が直交しており、東に2.7km進むと高松中央I.Cがあるのでもしかしたら将来、関西方面行の高速バスも停まるかもしれません。(実際、高松―徳島間の高速バスが停車しています。)
ライドアンドライドシステム、キスアンドライドシステムには好都合な配置になっています。 個人的に特筆ものとして挙げられるのは点字表示の充実です。
エレベーターやバスターミナルのある北口とロータリー南口がありますが、どちらにも点字付きの構内図があります。
ここだけならよくある新設駅で終わります。
しかし、次の写真を見てください。 これはホーム階の壁側に設置されているものです。
点字と墨字(点字に対して普通の文字を墨字という表現をします。)で表示内容が違います。
(点字の方が駅の構内図など載っていて詳しくなっています。)
これがホーム別に3か所づつ設置されているので計6か所貼ってあります。 そして、ホーム階にある点字案内図のある位置には点字ブロックが貼ってあります。
線状ブロック1枚分でもしっかり区別して貼られているので好感が持てます。
もちろん、ホームの内側を示す内包線もついてあります。
最後に車いすトイレになります。
1階北口の待合所の中にトイレがあります。
オストメイト対応のトイレで引くとホースが伸びるタイプのものになっています。
写真では映っていませんが、ウォシュレット機能が付いています。 同じトイレの別の角度から撮ったものです。
ベビーベッドが設置されています。
トイレそのものは手動式になっています。
今まで何もなかったような場所に駅を設置したうえにバスとの連接を考慮したものにした事業主体である高松市のやる気が感じられました。
琴平方面は30分五1本、高松築港・瓦町へは15分に1本電車が来るので高速バスがここに停まったら高松市内中心地やこんぴらさんへのアクセスも渋滞知らずになるのではないかと期待しています。
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