バリアフリー化はお手軽に
この写真を見て、バリアフリー化するにはどうしたらいいでしょう。
多くに人は階段をスロープにしたらいいと答えるでしょう。
本当はそれが一番いいと思います。
理由は後述するとして、もっと手軽な方法があります。
駅舎の隣のフェンスを撤去する。
これが最も安上がりなバリアフリー化だと思います。
スロープを設置するにしても設計が必要になり、点字ブロックも貼り換えないといけません。
スロープの傾斜も考えないといけませんが、この写真で見る限り、その必要性はなさそうです。
見ての通りの無人駅に車いすの方が乗車しないのかもしれません。
しかし、ローカルの駅(と言ってもこの駅は幹線ですが)は意外と容易にバリアフリー化できる要素があります。
昔、こんな話を聞いたことがあります。
列車の本数が少なくてもローカル駅の方が列車に乗り降りしやすいと。
階段で垂直移動を強いられる大きな駅とは違い地方のローカル駅は移動距離が短いと。
この駅だって、構内踏切を渡ってスロープだけでホームにたどり着けます。
構内踏切に警報機が無いのは目の見えない方にとって恐怖でしかないのは否めません。
特にこの駅は特急が通過する駅です。
しかし、それを除けば目の前の数段の段差をクリアするだけでバリアフリー化できます。
この駅には改札が無いので関係がありませんが、無人駅化しても当時の名残から改札があり、それだけで車いすの方がそこを通れない駅がローカル駅に限ってあります。
改札が木製なら保存して文化財級にするのもいいのかもしれませんが、昭和の末期にできたようなパイプだけの改札なら撤去して車いすの方も通行できた方がいいと思います。
そういうのが不要になったから無人駅になったわけですから。
先程の箕浦駅の場合だとフェンスを撤去しただけでは車いすの方が雨風を凌げる場所がないのは新たな問題として出てきますが、まずは手軽なこところからバリアフリー化するのが先だと思います。
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