Change Sanyo Oshio Stn. Part1
2021年12月11日山陽電鉄大塩駅が橋上駅舎になり、それに伴ってエレベーターなどが設置、供用を開始するという情報を入手しましたので早速現地に行ってみることにしました。
当ブログはバリアフリーに関するブログなので最も関心のあるものはエレベーターを含んだバリアフリー化されたものということになりますが、この駅の大きな変化となるのはエレベーターの設置ではなく、ドアカットの解消かなと思います。
ですが、ドアカットの解消はもう少し先の話になります。(なので、この記事のタイトルがPart1になっているのはそのためです。)ドアカットって何?と思われるかもしれません。
ホームの長さよりも電車の長さの方が長いと電車のドアを開けたらホームが無いので転落してしまいます。
停車はするけれど、ドアが開かないようにすることをドアカットと呼びます。
現在、大塩駅では姫路発神戸方面行の6両編成で運転する(直通)特急の1番後ろの車両のすべてのドアが開きません。
(反対に神戸方面から来る特急にはドアカットはありません。)
話をバリアフリーに戻します。
三宮方面から姫路方面行に行くホームは1・2番線、姫路方面から三宮・梅田方面に行くホームは3・4番線に停車します。 1・2番線から改札階に向かうエレベーターです。
このエレベーターは三菱製の11人乗りのエレベーターです。
6両編成の電車の場合、前から5両目の真ん中のドアが最寄のドアになります。
3・4両編成の場合、一番後ろの車両の前のドアが最寄のドアになります。 こちらは改札階の1・2番線に行くエレベーター乗り場になります。
エレベーターは通り抜けタイプのものになります。
今までホームから数段の階段で構内踏切を通って駅舎に出入りして改札を通っていました。
それが、今回の橋上駅舎に伴い、構内踏切を廃止したこともあり、停車位置も少し三宮寄りになりました。
恐らく、期間限定で三宮方に仮設ホームを延長した結果、一番後ろの車両の後ろのドアだけホームと電車の間の高さが他のドアよりも高低差があります。
こちらは3・4番線の改札階に行くエレベーターになります。
こちらのエレベーターも三菱製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
こちらのエレベーターは今のところ、6両編成の場合、前から2両目の真ん中のドアが最寄になります。
また、3・4両編成の場合、先頭車両の後ろのドアが最寄のドアになります。
ここで、「今のところ」と強調したのは、先程のドアカットと関係がありまして、神戸方にホームを延長するので停車位置が今後、前方にずれるものだと思われます。
私の予想では6両編成のみ、神戸方に車両1両分停車位置がずれると予想しています。それで長年続いたドアカットが解消されます。 こちらは3・4番線に向かうエレベーター乗り場になります。
エレベーターに向かって左隣が車いすトイレになります。
車いすトイレの中です。
写真には映っていませんが、ウォシュレット機能が付いています。
男女共用の車いすトイレが1基設置されています。
こちらは同じ個室の別の角度から撮影したものです。
オストメイト装置は今や当然のように設置されています。コンパクトになっているタイプで、ホースが伸縮できるタイプです。
ベビーベッドは心持ち小さいタイプにように感じました。
改札を出て今までは駅舎が北側にあったのですが、今度、この駅舎を壊して整備するので、エレベーターは現時点では南側にのみ使用できます。
北側のエレベーターそのものはすでに出来上がっていますが、地上に下りても連絡通路が無く、駅舎を壊して整備しないと通路もできないので仕方がありません。
反対に南側は今まで何もなかったこともあり階段もエレベーターもあります。
こちらは三菱製の15人乗りのエレベーターになります。通り抜けタイプではなく従来のタイプになります。
ちなみにすでに出来上がっている北口のエレベーターは山陽電鉄の他の駅エレベーターの納入状況と押ボタンの形状から三菱製と推測できます。
来年の3月にドアカットが解消される予定なのでその時にまた訪れたいと思います。
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