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2022年2月23日

笠岡(伏越港)ー北木島(豊浦港・金風呂港)間航路(第弐拾八大福丸)

笠岡に行ってきました。
笠岡港(伏越港・ふしごえこう)から北木島の豊浦港及び金風呂港に着岸する航路です。
注・笠岡港は今回登場する伏越港の他に住吉港があり、北木島も豊浦港・金風呂港以外に楠港・大浦港があります。

26thdaifukumaru1 2019年度の公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団の海上交通バリアフリー施設整備助成制度の対象施設になっている情報を知っていたので乗船することにしました。

私は以前にも話していますが、代替の交通機関がない離島航路こそバリアフリー化を急ぐべきだと思っています。

ただ、残念なことに離島航路を運航する航路はあまり大きなところが少ないのも事実です。

だから予算の必要なバリアフリー化が厳しいところがあります。

そんな中でバリアフリー化したということもあり、行ってみることにしました。
26thdaifukumaru2バリアフリー船と言っても今まで紹介したのは船内にエレベーターがある船ばかりでした。
 
しかし、今回紹介する第弐拾八大福丸にはエレベーターがありません。
 
2階の客室へは階段しかありません。
では、何がバリアフリーなのかと言いますと、車両甲板のある1階にバリアフリー船室を設けています。
26thdaifukumaru3 こちらがバリアフリー船室の内部です。
 
階段が必要な2階への移動は難しくても、船室そのものを階段でのアクセスの必要もない1階に設けたら足の悪い方もフェリーに乗船できます。
 
エレベーターの設置が費用面で難しければ、船室を1階にすることでバリアフリーにすればいい見本です。
しかし、恐らくこれが好評なのかとある悲劇を招いたと思ってしまいました。
26thdaifukumaru5このバリアフリー船にある案内図です。
 
点字表記もある案内図が問題ではなく、この案内図の上に掲げられている表示が気になります。

「バリアフリー席 4名」の文字が。

そう、先程の写真の右側にあるしっかりとした席の4席が本来の定員です。
26thdaifukumaru4 しかし、垂直移動のないこの船が好評なのでしょう。
 
車いすスペースにまでパイプ椅子を設置してこの船室を希望する人がいるのでしょう。
 
この状況を「怪しからん」と憤る人がいるかもしれません。
しかし、北木島の高齢化率が高い(平成24年2月29日の時点で高齢化率60.6%)上に本土側への通院需要があるのでこの船室の滞在的な需要があったのだと思います。
実際、笠岡市は離島島民向けに所得税非課税の70歳以上の高齢者に月に1回以上通院する人に年間24枚の航路代を補助する制度があります。
(島しょ部高齢者通院交通費助成事業。令和2年度の申請者は323名いたとのこと。)もちろん、離島向け航路はこの航路だけではありませんが、笠岡フェリーに限らず、これから船を新造するときにはバリアフリー船室の質量ともに充実すべきだと結論付けてもいい実例だと思います。
26thdaifukumaru6このバリアフリー船室の隣にバリアフリートイレという車いすトイレがあります。
 
なお、一般のトイレは2階の客室にあります。

従って、1階にあるトイレはこの車いすトイレの1基のみです。

バリアフリー船室も入口もそうですが、この撮影場所のそばは駐車スペースになっていて、これ以上後ろに下がれなかったので中途半端になってしまいました。
26thdaifukumaru7 車いすトイレに向かって左側にトイレの案内図がありました。
 
点字付きの案内図です。

案内図を見ての通り、最近の車いすトイレにしてはかなりあっさり目のトイレ個室になっています。

 
26thdaifukumaru8 その個室の写真です。
 
あっさり目のトイレではありますが、ウォシュレット付きのトイレになっています。
 
しかし、操作盤まで手が届かない人が出てきそうな配置です。
棚を便器の壁側ではなく窓側に設置すればよかったのではないか。
それでも離島側の公衆トイレと比べてもキレイです。
ちなみにこの航路は船内で直接運賃を払うので乗船券を購入してから乗船するスタイルしか知らないと戸惑うことがあるかもしれません。
個人的にはハード面だけでは語れない人情のある航路で気に入りました。

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