宮島航路(ななうら丸)
前回は宮島松大汽船のフェリーを紹介しました。
今回はJR西日本宮島フェリーのななうら丸の紹介です。
以前、宮島航路というタイトルで記事を書きましたが、今も航行しているみやじま丸という船です。
2006年の記事なので私自身の視点が変わったなと昔の記事を読み返しながらこの記事を書くことになりそうです。 今回の乗船地は宮島になるのでバリアフリー客室も宮島側から入ることになります。
こちらの船もみやじま丸、安芸と同様に2階の一般客室には階段のみのアクセスですが、こちらの客室は乗船口と同一平面なので容易にアクセスできます。
もちろん、段差はありません。
バリアフリー客船の座席です。
前回の安芸とは違い、車いすスペースが窓と反対に向かっています。
どちらかと言うと詰め込みに適している感じがします。
私が乗船した便はこの部屋にかなりの乗客がいました。それだけ需要があります。 別の車いすスペースになります。
具体的に言えば、前の写真に映っているドアの左にあるスペースです。
車いすの固定器具は付いていますが、内海の短距離航路なので固定装置をつけるシーンはなさそうです。
ただ、私が乗船した時にはこのスペースにベビーカーが置いていたのでこのスペースもこの区画も有意義なものなのは間違いないです。 前回紹介した「安芸」程ではないですが、連続窓で景色を楽しめます。
特にJR西日本宮島フェリーの宮島行きの便は厳島神社の大鳥居に近づくのでこの窓からの景色は足が悪い方にとっていいサービスだと思います。
この船の車いすトイレです。
このトイレも前回の「安芸」と同様、ドアの開閉ボタンがあります。
その開閉ボタン上には点字付き案内板が付いています。
写真では見えませんが、通路に車いすマークがあり、通り過ごしを防いでいます。
車いすトイレは宮島口側にあり、「安芸」とはトイレの配置が反対になります。 車いすトイレの中です。
便座に座っているときトイレの洗浄レバーが背面にあるので車いすの方は使いづらいです。
また、ベビーベッドの類もないので車いすトイレに関しては「安芸」に軍配が上がります。
バリアフリー客室の入口附近にある点字付き案内板です。
写真は宮島側の入口附近になります。
点字は「ベンチ」、「車いすスペース」と表示されています。
あっさり目の内容です。
こちらは船内の点字付き案内図です。
写真はバリアフリー客室の物ですが、2階の客室にもあります。
しかし、残念なのは展望デッキに該当する3階にも点字表示があるのですが、手を思いっきり伸ばさないと点字が届かないくらい高いところにあります。
設置場所を考えた方がいいと思います。 最後に車いす利用者の駐車スペースです。
「安芸」のスペースは宮島口方にありましたが、こちらは宮島方にスペースがあります。
2階のデッキから撮影しました。
撮影場所を差し引いてもこちらの方がくっきりと表示しているのでいいと感じました。
これからも他社の良いところは真似てバリアフリーの質を向上してほしいです。
« 宮島航路(安芸) | トップページ | 北鉄03系に乗車して »
「バリアフリー」カテゴリの記事
- 南海さんそれでいいの?(2023.11.28)
- ローカル鉄道のやる気(2023.11.23)
- 障がい者割引用Suica(2023.12.01)
- JPタワー大阪-第1章(2023.11.04)
- JR久米田駅(2023.10.16)
コメント