平成の遺物となるのか?
神戸電鉄の8月10日のニュースリリースが気になりました。
谷上駅1・2番線、3・4番線エスカレーターの使用停止について (PDFファイル・別ウインドゥが開きます)
タイトルの通り、記事の内容はエスカレーターの取り替えの為に工事期間中はエスカレーターが使用できないことですが、私が気になったのはこの記事に書かれている特記事項についてです。
現行のエスカレーターは車椅子対応型となっていますが、部品供給が終了となるため一般形(車椅子非対応)のエスカレーターに更新いたします。
つまり、今までの車いす対応エスカレーターがわざわざ普通のエスカレーターにするのだから何かがあると思いました。
部品供給が終了するというのは部品が製造されていない、つまり、製品そのものが製造されていないと思ったので、ニュースリリースの施工業者に三菱電機ビルソリューションズ㈱の文字があったのでエスカレーターは三菱電機製と確信して三菱電機のHPを見ることにした。
最新のエスカレーターのカタログには車いす対応の文言はありませんでした。
ついでに日立ビルシステム(株)のニュースリリースにもこんな記事がありました。
部品供給の停止に関するお知らせ(PDFファイル・別ウインドゥが開きます)
この中に車いす対応エスカレーターの部品供給停止が記載されています。
また、日立も最新のエスカレーターのカタログには車いす対応の文言はありませんでした。
と言うことは車いす対応エスカレーターは過去の遺物ということなのだろうか?
神戸電鉄も含めてバリアフリー加算の申請を国土交通省にしました。
これから、エレベーターの設置が加速されると思います。
時間帯限定でしか稼働していなかったのか谷上駅の1・2番線ホームにエレベーターの設置が計画されています。
エレベーターの設置が加速されるということはエレベーターの取り替え時期がほぼ同時期にやってくるということを意味します。
その時にエレベーターの代わりに車いす対応エスカレーターが無いと困ると思います。
エレベーターが複数基あればいいですが、現状では一つのホームに1基だけという駅が大半でしょうし、これからも複数基になることはそうそうないでしょう。
車いす対応エスカレーターは車いす利用者がいなければ普通のエスカレーターとして稼働しているのだから、製造を続けるべきだと思います。
折角の技術を失くすのはもったいないと考えるのは私だけでしょうか?
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