南海尾崎駅
2022年9月28日に南海尾崎駅東口に改札階(2階)までのエレベーターが完成、供用を開始しました。
既に改札階からホーム階まで(上下線とも)および西口から改札階までのエレベーターは設置していてますので今回のエレベーター設置が無くてもバリアフリー駅であるのですが、今回の東口に減れベーターができたことによって「バリアフリーの質」が向上したと言えます。
今回、尾崎駅について初めて公開するので既設分も含めて紹介したいと思います。和歌山市方面行ホーム(1・2番ホーム)のエレベーターになります。
こちらは日立製の11人乗りの普通のエレベーターになります。
8両編成の場合、後ろから2両目の一番なんば寄りのドアが最寄のドアになります。
それ以外は車掌の前のドアが最寄のドアになります。
だから特急サザンに乗車した場合、自由席車両の方がエレベーターに近いです。
ちなみに6・8両編成の場合は先頭車両の前の3つのドアと8両編成の場合のみ車掌の前のドアはホームに屋根がないところに停まります。 なんば方面行ホーム(3・4番ホーム)のエレベーターになります。
こちらも日立製の11人乗りの普通のエレベーターになります。
8・6両編成の場合、前から3両目の1番後ろのドアと前から4両目の1番前のドアが最寄のドアになりますが、どちらにしてもホーム幅が狭いところになりますので車いすの利用者の方は前から3両目の前から2番目がお勧めです。
4両編成(4ドア)の場合、先頭車両の1番後ろのドアと前から2両目の前のドアが最寄のドアになりますが、先程と同様、個人的には先頭車両の前から2番目のドアがお勧めです。
4両編成(2ドア)の場合、前から2両目の前のドアが最寄のドアになりますが、先頭車両の後ろのドアと前から2両目の両方のドアはホーム幅が狭いので先頭車両の前のドアがお勧めになります。
改札を出て左に曲がると西口で右に曲がると東口になります。まず、既設分である西口から紹介したいと思います。
改札階から地上階に下りたところがこちらになります。
このエレベーターも日立製の11人乗りの普通のエレベーターになります。
このエレベーターを降りて階段で下りたところまで通路があり、そこまで進んで出ることができます。 そして、エレベーターを下りて左手にあったのがこの駅の車いすトイレです。
後述しますが、改札内に車いすトイレができたのに伴い、閉鎖したようです。
もったいない気がしますが、管理する方としたら改札階(=駅員がいる場所)に管理するものがあった方が管理しやすいのでしょう。駅員の省力化の傾向なのでできるだけ管理範囲を狭くしたいのでしょう。
そして、通路を進んで階段との合流地点の出口に向かって左手にあるのが点字付き案内板です。
将来は分かりませんが、投稿時点ではこの駅で点字付きの案内板があるのはここと改札外にあり、改札口に向かってすぐ左に設置されています。
個人的には改札に向かって右側にあるきっぷ売り場のそばがいいと思ったのですが、東口にないことを考えると妥当なのかなとも思います。 今度は改札から東口に進みます。
これが今回新設されたエレベーターになります。
こちらも日立製の11人乗りのエレベータですが、既設分と違い、90度に曲がって通り抜けるタイプです。
このタイプの欠点はシニアカーは種類によっては通り抜けられないことがあるということです。補助を出した阪南市もこの点に気が付かなかったのかと思います。
とは言え、東口にエレベーターができたことはバリアフリーの質が向上したのはただ単にエレベーターができたことだけでなく、阪南市役所や阪南市民病院・阪南市立文化センター(文化ホール・図書館)と言った市民が利用する公共物が東口にあるだけでなく、バス乗り場も東口にあり、乗り換えする時に大きく迂回をしなくてもいい点です。(ただしタクシー乗り場は西口にあります。)
阪南市には尾崎駅の他に鳥取ノ荘・箱作の2駅があり、両駅から尾崎駅に所用の為に訪れることもあるので市民サービスの為に東口にエレベーターを設置したのは有意義だと思います。
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