西九州新幹線かもめ
2022年9月23日に西九州新幹線が開業しました。
写真は長崎に到着する新幹線かもめです。
新幹線長崎駅は2面4線の駅で、写真は12番線に到着する新幹線を13番ホームから撮影している図になります。
新幹線長崎駅については後日、別記事で書こうと思います。
開業10日目だったこともあり、新幹線を見に来ている方が多かったです。
現在、西九州新幹線かもめは6両編成で長崎に向かって先頭車が1号車で6両編成で運転しています。1号車から3号車までが指定席で、4号車以降が自由席になっています。
そして、3号車の武雄温泉寄りに車いすスペース並びに多目的室になっています。
多目的室は施錠されていますので利用対象外である私しかいないので入室できませんでした。
西九州新幹線も九州新幹線みずほ・さくらと同様、指定席は1列2席+2席の4席で、自由席は1列3席+2席の5席と指定席と自由席と座席配列が違います。
また、グリーン車はありません。新八代から鹿児島中央間に先行開業していたつばめもグリーン車が無いのと同じ理由でしょう。 ただ、車いすスペースに関して言うと今までのスペースの数では少ないと判断されたのか、車いすスペースの数が増えました。
写真はA席だけに座席があります。
今までだとB席だけが車いすスペースであとは座席でしたが、かもめは反対側のC・D席も車いすスペースになっています。
車いすスペースしかないということはずっと車いすに座ったままということになるわけですが、そういう需要があると判断したのでしょう。
特に今の西九州新幹線は乗車時間が最大でも1時間もないので移乗するのが億劫なのかもしれませんが、乗車時間の長い東海道新幹線の新型車両で、D・E席も車いすスペースにした列車も運転していることから時代の流れなのかもしれません。
ちなみに自由席はこんな感じです。
車いすトイレも当然、3号車にあります。
ウォシュレット機能もあります。
座った状態で左手にあるのが手洗いです。
一応、手洗いではないと表示はしてありますがこちらの方が手洗いらしく見えるので、何らかの工夫が必要かもしれません。
オストメイト装置の右側に映っているのがベビーベッドで、左側に映っているのがドアの開閉ボタンです。
列車の車いすトイレにしては広い方だけど、それでも、決して広いとは言えない限られたスペースの中でいろいろ機能を揃えていると思います。
後はボタンの押し間違いを防ぐ為にボタンの色を工夫するとかピクトグラムを明確にするとか業界団体で統一させてどこで使っても間違いないように周知させるのが大事かと考えます。
トイレ内にはしっかりとした手洗いはないので通路にある洗面台を使うことになるのですが、車いすの高さに合わせた物がないためこどもが使うことも想定して低めの洗面台があればと思います。
新しくできるものだからこそ、未来を見据えて作るべきです。
とは言え、総じて良く仕上がっているという印象でした。
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