「スマホでインターホン」システム
2022年10月19日の阪神電鉄のニュースリリースで「スマホでインターホン」システムの実証実験を開始するということで気になりました。
YAMAHAのSound UDの技術を使い、スマホを使った業務用のインターホンサービスサービスで、従来の配線によるインターホンだと設置費用がかかるデメリットがあったのにこの技術を使えば案内係が遠隔で応対するので利用者が見込めないところでも設置できるメリットがあるということなので、関心を持ちました。
実証実験先である阪神野田駅に行ってきました。
これがSound UDトリガーボード(以下、「トリガーボード」と言います。)で、トリガーボードにスマホをタッチするとスマホにあるNFC機能でサービスにつながるのですが、iPhoneだと反応するのですが、アンドロイドだと反応しにくい。
仕方なくQRコードで読み取ってサービスを開始させました。
YAMAHAのニュースリリースではトリガーボードの位置が分からない視覚障害者に音声案内付近でおもてなしガイドアプリを立ち上げたらサービスにつながることが書かれていますが、音声案内自体なかったので視覚障害者がトリガーボードにたどり着けません。 先程は野田駅の改札外ですが、こちらは待合室の中です。
電車の音で声がかき消されることを想定して待合室の中だと思うのですが、まさか待合室の中に設置しているとは思わないです。
そして、実際に使ってみました。 係員もすぐに対応できたらいいのですが、利用者が多いと待たされます。
多くの利用者が望めないところだと問題はなさそうですが、利用者が多いと係員が出る前に電車が来るので何のためのインターホンか分からなくなります。
ちなみに私は係員を呼びだすもカメラとマイクが使えない状態が災いして文字入力で係員と連絡をしようと思ったら係員に切られて案内してもらえませんでした。
これは初めてでもストレスなく使えないと利用されないと思います。
特に文字入力なんて文字打ちのスピードなんて個人差が大きいので係員がしびれを切らしていては話になりません。
これはシステム云々ではなく運用の問題であるとは思いますが… ついでに運用の問題と言えばインターホンで係員に呼び出す前段階で遅延情報の画面があったのでタップしたら、「遅延情報については阪神電車のホームページもしくは阪神アプリにてご確認ください。」の文字が。
正直言って不親切極まりない。
せめて遅延情報が載っているホームページにリンクできるようにしてほしい。
いろんな場所で設置できるということは場所によって案内方法が違います。
例えば待合室からトイレに行くルートと改札外からトイレに行くルートは違います。「改札の中にあります」ではなく、「30m先にある階段を下りて下りたところの右手にある」とか「改札を入り20m先の左手にある」とか案内方法を細かく設定できます。そのメリットを無視するようではせっかくの技術を使うだけの価値がありません。
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