神戸(六甲アイランド)ー大分(西大分)航路(さんふらわ ぱーる)Aブログ作者視線
全国旅行割を使って神戸から大分までフェリーに乗船しました。
時にバリアフリーと名乗ってはいないのでCブログだけにしようと思っていましたが、船内にエレベーターがあるし、ターミナルビルからフェリーに乗船するときもエレベーターでアクセスできるので採り上げてみようと思います。
ただ、Cブログと違い、バリアフリーに関して厳しいことも書くつもりです。
フェリーなので乗用車でアクセスする方も多いかと思います。 車いす利用者の優先スペースが3階にあります。
この位置からエレベーター乗り場には近いのは当然と言えば当然ですが、他の階だとエレベーターホールまでのアクセスがスロープが急だったりするのでここに誘導されるでしょう。
船尾側に駐車スペースと各階を結ぶエレベーターがあります。各階を結ぶエレベーターになります。
客室は5階・6階・7階の3フロアです。
このエレベーターは潮冷熱社製の12人乗りのエレベーターになります。
後述する徒歩乗船の方も客室間の垂直移動はこのエレベーターを使います。
徒歩客ですが、六甲アイランド港ではターミナルビルの1階に車いすトイレがあり、ターミナルビルの3階までエレベーターでのアクセスがあります。日立製の11人乗りのエレベーターになります。
ターミナルビルの3階がボーディングブリッジを使い、フェリーに乗船するときは5階の客室階になります。
西大分港ではターミナルビルの1階から2階まで東芝製の11人乗りのエレベーターに乗り、そこからスロープとボーディングブリッジを使い、フェリーに乗船するときは4階になります。
そして私が乗船の時に使用した連絡バスは神戸側も大分側もスロープ付きのバスで運行していました。
私が利用した部屋はスタンダードというものでバリアフリーになっていません。 バリアフリーと呼べるのは大部屋と呼んでいるツーリストタイプのみで、どこがバリアフリーなのか分かりませんでした。
よく見たら、ドアが引き戸になっていた程度と、周りにエレベーターの乗降口や車いすトイレがあります。
(後述します。)
あまり人がいない時間にツーリストの一番出入口に近いスペースを撮影しました。
もちろん、スペースの広さは他と変わりませんし、土足厳禁ですので車いすから降りてからこのスペースに行くことになります。
この大部屋と隣の大部屋だけが車いすマークが付いています。
これらの部屋には点字表記がしてあり、ベッド(スペース)番号にも点字がふってあります。
しかし、視覚障害の方が車いすが置いているのに気が付かなくてケガをしないかと考えたら視覚障害者と車いすの方と別部屋の方がいいのではないかと思います。 車いすの方が利用できる大部屋の向かいに車いすトイレ&シャワー室と同居したスペースがあります。
スペースの関係からか手摺が固定されているので移乗も難しそうです。
ウォシュレットが付いているのはありがたいですが…
シャワー室と同居しているメリットもなくはないのですが、誰かがシャワーを使ったら、鍵がかかるので車いすトイレも使えないことになります。
しかも、車いすトイレは大きい船内でもここだけなので辛いです。
大型フェリーなので浴室とシャワー室は別にありますが、浴室は段差があって車いすの方は入れないし、シャワー室は車いすの方は狭くて利用できません。個人的にはトイレとシャワー室は分けた方がいいと思います。 5階の神戸側の乗下船口のそばに案内所があり、そこのそばにある案内図に点字が付いています。
客室部分である、5-7階部分ですが、この手の点字付き案内図は壁面に設置されていますが、ここの案内図は台の上に案内図があり、点字がふれやすくしているのが好感が持てます。
それとは反対に首をかしげたくなるのは先程の案内図と後述する大分側の乗下船口を結ぶ通路上にある車いすスペース。
大分側の徒歩客の乗下船口は船首側にあり、車いすスペースも当然、船首側にあります。
しかし、車いす対応の大部屋は船尾側にあり、何のためにここに車いすスペースを用意したのか分かりません。
この通路上にテーブル類や自動販売機の類もないのでここにとどまる車いす利用者はいないでしょう。 そして、大分側の乗下船口は4階にあります。
4階と5階を結ぶエレベーターがあります。
大分港での徒歩客の乗下船の為にあると思われますが、車両甲板を移動しなくてもいいのでありがたいです。
今度新造するときはバリアフリー部屋も用意してほしいと思います。
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