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2023年1月21日

情報提供の統一性

久しぶりにゆいレールに乗車しました。
 
那覇空港からゆいレールに乗って終点である、てだこ浦西駅まで行きました。
Joho1 何気にホーム柵の写真を撮りました。
 
2番線3番ドアと表示されていました。
 
ゆいレールって1両に2枚しか扉が無い筈では…と思い、車両の中に入りました。
 
もちろん、2番線3番ドアからです。
そうすると私の勘違いはホームドアの表示は2番線3番ドアと2号車3番ドアという認識違いであったことでした。
Joho2 しかし、車両側の表示は2号車1番ドアという表示でした。
 
つまり、私の認識違いを増幅させるかのようにホーム側と車両側の表示が違うのです。
 
正直言って情報が混同していてややこしいです。

現在、ゆいレールは2両編成から3両編成に増やすため各駅で工事中です。
(ホームの長さは足りているのですがホーム柵があるので3両編成化に対応する可動柵を設置する必要があり、車両の納入だけでは増やせません)
 
3両編成化になった時にホーム側と車両側と情報を統一したらいいと思います。
 
いい例が名古屋を走っているあおなみ線でホーム側の乗車位置の番号と車両側の乗車位置の番号と一致しています。
ゆいレールはホームの乗車番号が定着しているので車両側の表記を変えた方がスムーズではないかと思います。
 
しかし、ゆいレールが情報を統一できていないのかと言うとそうではありません。Joho3 同じてだこ浦西駅の例ですが、自動券売機ですが、この
 
写真では分かりにくいですが、1番左の自動券売機の左側を見ると…




 
Joho4 点字付きの運賃表と構内図があります。
 
しかも、この自動券売機は有人改札口にもっとも近い券売機になります。
 
視覚障害者が物理的に移動しなくても点字の情報が集約されている点が素晴らしいです。
 
もちろん、駅そのものの規模の大きさ如何では限られたスペースで表示できないケースもありますが、点字付き案内板と運賃表が離れているところが殆どなだけに評価に値します。
必要な情報をまとめてあるというのも情報の統一性だと思います。

2023年1月20日

ほじょ犬専用トイレ

那覇に行ってきました。
那覇に行くには飛行機で行くので那覇空港が玄関になります。
Assistantdogtoilet1 那覇空港のHPのフロアガイドを見てほじょ犬用トイレが載っていたので現地を見てみました。
 
私が行ったのは国内線だけなので国内線の方のトイレですが、ターミナルビルの南端を出てすぐのところになります。
 
色々ありますが、ターミナルビルに近い点はこのトイレの評価すべき点です。
 
あと、このトイレの設置そのものが結構前からあることです。
実際の管理はターミナルビル1階にあるしょうがい者・こうれい者観光案内所がしているようでこのトイレの使用はほじょ犬専用でペットは対象外という旨が書かれています。
この辺りが伊丹空港の犬用トイレと違います。(ただ、犬用のトイレはペットが逃げ出すことが前提のせいか二重に柵がされているのでほじょ犬の飼い主がが使いにくい欠点があります)
Assistantdogtoilet2 昔にできたのが分かるもののひとつに老朽化が目立ちます。
 
ただ単に古いだけでなく、空港自体が海のそばにあり、かつ、台風銀座と呼ばれる場所所以、海水の成分がもろに
被ることもあるのでしょう。
 
残念なことにギリギリ屋根のないところということも災いしています。
Assistantdogtoilet3 私はカーポートみたいな屋根でもいいから設置したらいいと思っていましたが、台風で屋根そのものが吹き飛ばされる場合があると思うと迂闊に屋根の設置も言えなくなります。
 
それよりも介助犬が犬の餌やりの皿を車いすで行きにくい場所に設置していることに苛立ちました。
 
水道の近くではダメなんでしょうか?
Assistantdogtoilet4 あと、気になるのは入口の柵は外に開くのです。これを引き戸にできないものなのかと思う。
 
さらに老朽化を感じるものにこのドアの開き具合が悪いように感じました。
 
実際に使うとなるとしょうがい者・こうれい者観光案内所に申し出ることになるのでしょうから実害はないのかもしれませんが、ここに到着する少し手前で点字ブロックが途切れています。

土地が余っているから作ってみました感があります。
このトイレの場所をターミナルビル側に接続する形で移設できないだろうかと思いました。

2023年1月10日

このスロープ使うべからず

竹原に行ってきました。
竹原駅前に観光案内所があります。
 
入口まで段差があるのでスロープがあるのですが… 

Donotuseslope

スロープの入口に観光協会の車が停まっているのでスロープが使えません。
 
もちろん、中の人に言えば、車を移動してくれるのでしょうけれど、折角のスロープなのに足の悪い人が案内所に入るのに拒絶されている気分になります。
 
これが一般の方なら一時的なものだからいいとして、施設管理者側がこのような駐車をすると常習性を感じます。
 
行政当局がスロープの入口附近に物を置くと車いすの方が通れなくなるので物を置かないようにしてほしいという旨のポスターを掲示して一般市民に啓蒙していますが、この努力を無駄にしていると感じてしまいます。
 
施設管理者側の都合で折角の設備を無駄にしている例はスロープだけではなく、よく見かけるのはバリアフリートイレにトイレの掃除用具一式が置いているところは今まで何度も見かけました。
 
いい加減に本来の使用目的に沿った使い方をしてほしいと思います。
「設備は令和、人の意識は平成初期」の状態は時代遅れですから。

2023年1月 1日

バリアフリーとユニバーサルデザインの違い

バリアフリーとユニバーサルデザイン
どちらも根本的な考え方は同じですが、違います。
まずWikiで両者がどのように記述がされているのか見てみましょう。
 
【バリアフリー】
対象者である障がい者を含む高齢者等が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障がいや、精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障がいを取り除いた事物および状態を指す。
 
【ユニバーサルデザイン】
文化・言語・国籍や年齢・性別・能力などの違いにかかわらず、出来るだけ多くの人が利用できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの設計(デザイン)のことであり、またそれを実現するためのプロセス(過程)である。
 
言葉の意味が違うので、バリアフリーを発展させたものがユニバーサルデザインと解釈する人がいますが違います。
 
当ブログでもバリアフリーとユニバーサルデザインと混同している記述がありますが、この記事を投稿している時点で、ユニバーサルデザインよりもバリアフリーという語句の方が知れ渡っていると判断し、バリアフリーにしていますが、無論、両者の違いは私なりの解釈で認識しています。
 
私が初めてユニバーサルデザインという語句を認識したのはトイレの話になります。
Barrirefreetoilet 最近、駅のポスターにバリアフリートイレを必要な方のために極力使用を控えるように啓蒙しています。
 
このポスターを見て、その通りだというつもりはありません。
 
何しろ、私自身が日本で一番、目的外使用をしている人間だからです。
(目的外使用:個室内の写真を撮っているのですが…当ブログでも多数掲載済み)
 
当ブログでは今まで車いすトイレと表記していましたがこれ以後、私のHPでは順次バリアフリートイレに変更します。
 
このトイレをユニバーサルデザインと表現している方がいますが、このポスターを作製した国土交通省はバリアフリートイレと称している通り、これはユニバーサルデザインではなくてバリアフリーなのです。
 
話を元に戻して、ユニバーサルデザインとトイレの話ですが、アメリカに行ったことがある方は気が付くかもしれませんが、アメリカのトイレの個室は日本のトイレの個室に比べて広いです。
 
これは車いすの方でも普通のトイレでも何とか入れるらしいです。
日本だとバリアフリートイレ以外のトイレで車いすの方が利用するのはスペースの関係で難しいですが、アメリカだとどの個室でもトイレに入れる。これがユニバーサルデザインの考え方。
 
言うまでもありませんが、アメリカのトイレの個室より、日本のバリアフリートイレの方が広く、介助が必要な方がアメリカのトイレの個室に2人で入るのは難しく、また、車いすから便座に移乗するのも大変です。
これがユニバーサルデザインと言うならバリアフリーの考え方の方がいいと思った記憶があります。
 
もちろん、ユニバーサルデザインの考えが浸透している商品もあります。
 
缶ビールに刻印されている「おさけ」と点字表記しています。
これはユニバーサルデザインの考え方です。
点字を使う人は視覚障害の方だから、バリアフリーでは?と思われるかもしれません。
確かに点字を晴眼者の方はいません。
しかし、点字を使う視覚障害者だとこのように思うかもしれません。
「お酒だけでは分からない。何のお酒なのか?」
商品名を点字で入れるのがバリアフリー、お酒と種別するのを点字で入れるのがユニバーサルデザイン。
もちろん、商品名を点字で入れたら商品の数だけ点字が必要で製造コストが上がります。
だから、バリアフリーとユニバーサルデザインはどちらが優れているのかではなく、進む方向は同じでも進む方角が違う関係だと私は思います。
方角で例えるなら一方は北北東に進み、もう片方は北北西に進むくらいと言ったら分かっていただけるでしょうか?
 
バリアフリーとユニバーサルデザインの考え方が適材適所あった施策を取るのが必要ではないかと思います。

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