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2023年2月25日

山電東須磨駅

Sy03higashisuma1 2023年2月22日に山陽電鉄東須磨駅にエレベーターが設置、供用を開始しました。
 
須磨区なので比較的行きやすい場所なので、早速現地に行ってみることにしました。 

 
山陽電鉄では東隣の板宿・西代にはエレベーターが西隣の月見山・須磨寺はスロープでアクセスできるため、5駅連続でバリアフリー駅になりました。
Sy03higashisuma2 まずは下りホーム(明石・姫路方面)から。
 
何両編成の電車でも前から2両目の真ん中のドアがエレベーターの最寄のドアになります。
 
ちなみにひとつ前のドアに当たる前から2両目の前のドアは階段の最寄りのドアになります。

そして、先頭から前から3両目の真ん中のドアまでがホーム上に屋根があります。
(ただ、1番のりばに停まる場合、先頭車両には屋根がありません)
Sy03higashisuma3 次に上りホーム(三宮・阪神大阪梅田方面)は…
何両編成の電車でも後ろから2両目の真ん中のドアがエレベーターの最寄りのドアになります。
 
また、階段はひとつ後ろの後ろから2両目の後ろのドアになります。
 
ホーム上の屋根は後ろ2両と後ろから3両目の後ろのドアの部分になります。
エレベーターで改札階に上がると、改札に向かって通路があり、この通路を通り抜けたところに改札口があります。
Sy03higashisuma4 写真は改札を入ってすぐのところから通路を撮ったものになります。
 
この写真の場合ですと、突き当りを左に曲がると三宮・阪神大阪梅田方面行き乗り場、右に曲がると明石・姫路方面行乗り場になります。
 
なお、エレベーターは改札外のエレベーターを含めて三菱製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
Sy03higashisuma7 改札外の話になりますが、まず、北出口と南出口があります。北出口・南出口ともエレベーターだ設置されました。
 
写真は北出口のものです。
 
改札を出て右に曲がり、突き当りを右に曲がったところにエレベーターがあります。
こちらは問題なく使えます。
 
Sy03higashisuma8 反対の南出口のものです。
 
南口なので改札を出て左に曲がり、、突き当りを左に曲がったところにあります。
 
こちらはエレベーターそのものは使えるのですが、エレベーターの出入口(地上階)前の道路が工事中で車いすの方がこの道路を通れない状態になります。
足の悪い方が何とかエレベーターに乗り込める状態です。
この工事もじきに終わる予定なのでこの記事を読む時期によっては情報が古くなっているかもしれません。
ただ、工事中の場合、駅の西側に踏切があるのでその踏切を使って北口にアクセスはできるのでしばらくの間は不便な状態にはなりますがバリアフリー化ができたと言っても差し支えないでしょう。
Sy03higashisuma5点字は2台ある券売機の右にあるのが駅構内の点字案内板です。






 
Sy03higashisuma6 そして、左側の券売機の左に点字運賃表があります。
 
有人改札口は右側の券売機側なので、使い勝手代わりのは否定できません。
 
点字タイルは左側の券売機の方に貼ってありました。


 
Sy03higashisuma9 バリアフリートイレは改札口を入ってすぐ左側にあります。
 
ベビーキープ、オストメイト装置があります。
 
写真を公開できないけれど、ベビーベッドがあります。


 
Sy03higashisuma10 こちらは同じ個室の別の角度から撮ったものです。温水洗浄便座が付いていることが分かります。
 
洗面所に鏡があるだけでなく、ドアの部分にも細長いものではあるものの鏡があります。
 
限られたスペースの中ということもあり、個室の広さは特筆すべきものはありませんが、今までなかったのでありがたいです。
来月はバリアフリー化された駅が誕生する予定なのでこの駅の南口の道路工事終了まで手が回りそうも無いので時間があった時に報告したいと思います。

2023年2月19日

精神障害者割引の浸透なるか?

2月10日付の近鉄のニュースリリースで来る4月1日の近鉄の運賃改定で精神障害者割引が導入されます。
ニュースリリーその通りですが、対象区間は索道線を除く、近鉄線全線(鉄軌道線および鋼索線)とあります。
要は近鉄が運営している葛城山ロープウェイは精神障害者割引の対象外で近鉄電車やケーブルカーは対象ということです。

精神障害者の福祉手帳に1種や2種というものがありません。
一部の中小私鉄や他の交通機関の制度実施会社を参考にしたかどうかは分かりませんが、精神障害手帳1級と1種と同等、精神障害手帳2・3級と2種と同様の扱いということのようです。

精神障害手帳1級は介護者を1名つけられて、介護者付きの場合、障害者本人\介護者ともに半額(10円未満の端数は切り上げ)で精神障害手帳1級で単独乗車(介護者なしで乗車)と精神障害者2・3級の人は近鉄線単独で片道100kmを超える場合のみ半額(10円未満の端数は切り上げ)となります。
 
これは身体障害者手帳・療育手帳を持っている方と割引の条件と割引率が同じです。
ただ、唯一違うのは連絡運輸の場合の扱いが身体障害者手帳・療育手帳保持者と違います。
 
具体的にどういうことかといいますと、大阪難波から近鉄で名古屋に行き、JR線でどこかに行くという連絡乗車券を購入した場合、JRは精神生姜者割引が使えないけれど、身体障害者手帳・療育手帳保持者の場合は単独乗車の場合で、連絡運輸でJR名古屋駅から100km以下でも障害者割引が適用されます。
連絡運輸を使えば自社線内だけだとどうあがいても片道100km以下でも全部合わせたら100kmを超える乗車券の場合、障害者単独でも障害者割引が適用される私鉄は多いです。
 
これを機に大手私鉄の精神障害者割引の導入している会社を調べてみました。
今回の近鉄は西鉄に次いで2社目で西鉄は単独乗車でも乗車距離に関係なく半額(10円未満の端数は切り上げ)となります。
身体障害者手帳・療育手帳2種・精神障害手帳2・3級の方の介護者は認められないのは変わりません。
 
もちろん、乗車券の購入には駅係員に手帳の提示は必須です。
近鉄も西鉄も自動券売機で購入するときに車いすマークのボタンを押すと駅係員が手帳を確認します。
 
運賃改定時でもいいので精神障害者割引が導入したらいいと思っている精神障害者は意外といるのではないかと思います。

2023年2月18日

情報不足によりバリアが払拭されない事例case1. 大神神社

Oomiwajinja1 桜井市にある大神神社に行った時のこと。
 
JR三輪駅から一般の参詣者が通る道で大神神社に行き、御朱印を授与してもらった直後になります。
 
エレベーターと書いている看板を見つけました。
 
確かに拝殿に向かう道には階段を上っていたことを思い出しました。
矢印の方向に進むと確かにエレベーターがありました。
どこに行くのか実際乗ってみました。
エレベーターはOTIS製の7人乗りの通り抜けるタイプのエレベーターでした。
Oomiwajinja2 エレベーターを降りて、元来た参道に行くには数段の階段があり、車いすの方は難しい。
 
一体、こんな中途半端なエレベーターを作ったのだろうかと思いつつ、段差のない道を通っていくことにしました。
 
そうすると遠回りにはなるのですが、段差なしで配電まで行けるルートが存在することが分かりました。
Oomiwajinja6 大神神社二の鳥居につながる参道の丁字路の手前の右側に公衆トイレがあります。
 
公衆トイレですが、設置者は桜井市でも奈良県でもなく、大神神社です。
 
このトイレの建物の手前側にバリアフリートイレがあります。
このトイレに入ってみて驚きました。
Oomiwajinja7 とてつもなく広いのです。
 
温水便座、ベビーキープがあります。
 
公開枚数の都合で写真は公開できませんが、オストメイト装置も付いています。
 
しかし、この写真だけで広さを伝えるのは無理があります。
Oomiwajinja8 ユニバーサルベッドを広げた状態です。
 
ユニバーサルベッドの長さは150㎝あります。
 
広げた状態でも介護スペースに余裕がたっぷりあります。
(注・写真撮影の後、ユニバーサルベッドは折り畳まれた状態に戻しております。)
 
これだけのスペースのあるバリアフリートイレはなかなか見つかりません。
名所と呼ばれるところに限定したら、私は見たことがありません。
先程の丁字路を左に曲がるとすぐに二の鳥居になります。
一般の参拝者はこの鳥居をくぐり、一直線に進みますが、バリアフリールートでは二の鳥居を横切ります。
 
突き当りに大直禰子神社(若宮社)がありますが、そこを右に曲がります。
そのまま道なりに進んで三叉路を右に曲がります。
Oomiwajinja5 ここから上り坂が急になりますがここまで来たら、まず道に迷うことないでしょう。
 





 
Oomiwajinja4 そのまま進むと左側に宝物収蔵庫、右側に祈禱殿があります。






 
Oomiwajinja10 そばになでうさぎがあるので分かりやすいと思います。







 
Oomiwajinja9 そのなでうさぎは進行方向左にあるのですが右側にバリアフリートイレがあります。
 
こちらは広さは先程のトイレと比べたら広さはかなり小さいですが、温水便座やベビーベッドも付いています。
 
なでうさぎやバリアフリートイレを横切ってそのまま進むとエレベーターにたどり着きます。
ちなみにスロープがありますが、滑り止めのために段をつけているので車いすでの移動は不向きです。

Oomiwajinja3

レベーターで上がって右に曲がると拝殿があります。

 
実際には、拝殿から三輪駅まで歩き、このエレベーターの設置を調べたら、今から約10年前に設置されています。
 
しかし、大神神社のHPにもエレベーターの記述は無いし、アクセスについて書かれているものを見つけることができませんでした。
エレベーターが設置されているものはあるのです。しかし、そのエレベーターの場所まで段差なしで行ける記述がありません。
一部の区間でもあると助かる人がいるのは事実です。
しかし、一部の区間だと行けない人があるのも事実です。そして、ルートがあるのに示していないのはもったいないと思うのは私だけでしょうか?

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