Change Osaka Stn. Part10
2023年3月18日、JR大阪駅西口およびうめきた口がオープン、おおさか東線が延長開業、特急はるか、くろしおが停車するようになりました。
早速、現地に行って見ました。
まず、既設ホームからのアクセスになりますが、新設された西口を経由しないと新設ホームには行けません。
現在、サンダーバードおよびサンライズ号が発車する11番のりばからは西口には行けません。工事中がひとつ、東行きの列車が出発するホームなので、新大阪で乗り換えた方が便利なので1番困らないとは思います。
(西口に用がある人は不便ですが)
既設ホームからのアクセスは階段でもエスカレーターでもエレベーターでもホームの西の端にあるので、環状線なら(環)福島寄り、JR神戸線・京都線なら神戸寄りのドアが最寄のドアになります。
写真は西口1階のにある環状線ホーム行きのエレベーターになります。
エレベーターは既設ホームから西口へのものはどれも日立製の15人乗りの通り抜けタイプのエレベーターです。
階段でもエスカレーターでもエレベーターでも西口に着いたら右に曲がってうめきた口に行きます。
西口については最後に述べますので後回しにしますが、位置的にうめきた口から最も遠いホームが環状線になります。 7・8番へのエレベーターのりばと9・10番のりばへのエレベーターのりばとの間にトイレがあり、そこにはバリアフリートイレ2ヶ所あります。
写真の公開枚数の都合でこれ1枚しか公開できませんが、温水洗浄便座、オストメイト、ベビーベッド、ベビーキープ、チェンジングボードがあり、開閉ボタンでドアが開閉します。
さらに進むと地下に降りる階段、エスカレーター、エレベーターがあります。
これらで地下2階に降ります。
このエレベーターは日立製の24人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
地下2階に改札はなく、ただの連絡通路です。
この通路を通って地下1階に上がります。わざわざ連絡通路があるのはこの連絡通路の真上に地下埋設物があり、移設するのも難しかったのだと思われます。
地下2階の連絡通路と地下1階のうめきた口の間のエレベーターも日立製の24人乗りのエレベーターになります。
おおさか東線のホームはうめきた口から地下2階のホームに下ります。おおさか東線は22番のりば・23番のりばに発着します。21番のりばは特急はるか・くろしおの南行き、24番のりばは特急はるか・くろしおの新大阪・京都方面行ホームになります。
おおさか東線の電車は現在、大阪駅で折り返すため前から3両目の真ん中のドアがエレベーターの最寄りのドアになります。(21・22番のりばへのエレベーター、23・24番のりばへのエレベーターとも)
これも日立製の24人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
うめきた口にはこの記事の投稿日の時点ではトイレがありません。
西口でトイレに行かないとうめきた口にトイレがないので慌てる人がいるかもしれないし、そのような記述もないので不親切です。
不親切なのは他にもあります。
複雑化した大阪駅ですが、点字付きの駅の構内図が少ないです。 視覚障害者向けのアプリのshikAIを導入していると書いてありました。
点字ブロックにQRコードがありますが、これをかざすと現在位置や目的の場所の方向を音声で教えてくれるのですが、この写真はうめきた口からおおさか東線ホームへのエスカレーター前の物ですが…
おおさか東線のホームにはQRコードが無く、片手落ちもいいところです。
当然、上の階にあるうめきた口への案内も必要でしょう。
そして、西口にもありましたが、既設ホームから新設された西口へのアクセスにも必要で今まで稼働していなかったのだから設置することもできたはずです。
まだあります。
ホーム上に時刻表がありません。電光掲示板で数本先の物はあります。
ですので終電がいつなのか分かりません。
今まであったものが無いのは困りものです。スライド式のホームドアですが、これも期待外れでした。
こういうスライド式のドアが新設のホームに全部ついていると思っていました。
しかしついているのは21番のりばのみ。
先程も述べましたが、ここの乗り場に到着するのは特急はるか・くろしおの南行きのみ。 実際に特急はるかが停車した時に写真を撮りましたが、これならわざわざスライディングにする必要があるのか疑問に感じました。
ちなみに他ののりばには従来のホーム可動柵も付いていません。
うめきた口から地上階への出口は投稿日時点で1ヶ所。階段、エスカレーター、エレベーターの他にグランフロント大阪への通路があります。
エレベーターは日立製の20人乗りの通り抜けタイプのエレベーターがあります。 自動券売機は普通にありますが、私が酷評したAI案内機とみどりの券売機プラスAIがならんでいます。
顔認証改札機もありましたが私自身対象者ではないので通るのを諦めました。
ただ、通路は幅の広い改札機並みにあるので車いすの方が何かしらのカード保持者で顔認識で改札を通過出来たら便利だと感じました。 最後に西口ですが、現在、ほとんどが工事中で行きついたら桜橋口と道路を隔てた向かい側にしか出られません。
ですので西口の利用価値は階段しかない桜橋口のエレベーター・エスカレーターの利用か、うめきた口への連絡口の役割になります。
写真は改札内から改札機に向かって撮ったものですが点字タイルがうめきた口と反対側に伸びています。
この点字タイルの通りに行けばうめきた口には行けるのですが、明らかに遠回りのルートになります。安全の為というより、shikaAIのルート設定の問題と思われますが、わざわざ遠回りを案内されたら複雑な気分になると思うのは私だけでしょうか?
個人的にはバリアフリーの面から不満が残る大阪駅でした。
追記:うめきた口のトイレについて誤った記述をしてしまいました。
2023年3月28日付のブログでうめきた口のトイレについて記述しました。
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