東予港-大阪南港航路(おれんじえひめ)デラックスシングル・バリアフリー
東予港―大阪南港を結ぶオレンジフェリー。
昨年、おれんじおおさかのシングル・バリアフリーに乗船した時にブログに載せましたが、それ以降に一度、ノーマルのシングルルームに乗船しました。
オレンジフェリーの東予港―大阪南港の航路はおれんじえひめとおれんじおおさかの2隻で運航しており、日替わりで運航しています。
今回私が乗船したのはおれんじえひめで2018年8月25日に就航した比較的新しい船になります。(ちなみにおれんじおおさかは2018年12月6日就航とこちらはもっと新しいです。)
そして、今回無理を言ってバリアフリーのデラックスシングルの部屋を利用させてもらいました。
介護者がいない第1種障害者(当然、介護者が付けられない第2種障害者も該当)が利用する場合、デラックスシングル以上の部屋を利用する場合、障害者割引を適用されません。
(この辺りが他のフェリー会社と違います。)
写真を見ての通り、スライディングドアではなく普通のドアです。
ちなみに隣にあるスイートバリアフリーの部屋はスライディングドアでした。
おれんじおおさかのときに指摘しましたが、部屋番号に点字がふっていないのは気になります。
ドアを開けて、ドアを見ると脱出経路図に点字がありました。
部屋の鍵は船内入口附近にある案内所で乗船券を提示することで渡してもらえます。
ホテルだとICカードでタッチというところも珍しくないのですが、この船の場合は物理的な鍵です。
もっとも、最新式のフェリーだとQRコードが鍵になるのですが、視覚障害者にQRコードをどうするんだろうと疑問に思うので、物理的な鍵の方が分かりやすいのかなと思ったりします。
ベッドはこんな感じです。
居室の広さはシングル・バリアフリーよりも広いのですが、ベッドへの移乗はシングル・バリアフリーの方が幅があるので使いやすそうな気がします。
あとベッド側に手摺の類が無いのも気になりました。
そして、壁に手摺があるのですが、居室の出入口付近は途切れています。
ドアの開閉部だからですが、それなら、スライディングドアにしなかったのだろうと思います。そうすれば、手摺も途切れなくて済んだのに。
洗面所もあります。
バリアフリー室なので車いすがシンクの中まで入れられますが、紙コップの位置が車いすから届きにくい位置です。
この部屋はシングルルームなので1人でできることを想定しないといけません。
ロッカーの壁側にコップ置き場をつけたら取りやすくなるのでしょうか?
おれんじおおさかの姉妹船なので基本的には設備面は同じです。
おれんじおおさかでは青を基調としていますが、おれんじえひめは赤を基調としています。
逆に言えばその程度の違いしかありません。
配置もおれんじおおさかと同じなので左舷側に今回利用したデラックスシングル・バリアフリーもスイート・バリアフリーもあります。
シングル・バリアフリーと違い、区画内で分かれているのではなく、独立した部屋になっています。
ちなみにシングル・バリアフリーの区画も見に行きましたが、同じ仕様だったので写真を撮りませんでした。
フェリーの2・3階部分は駐車スペースで、2階のエレベーター乗り場のそばに車いす利用者用の優先駐車場があります。
エレベーターで客室である4・5階に上がります。
エレベーターは潮冷熱社製の20人乗りのエレベーターになります。
無論、おれんじおおさかと同じエレベーターになります。
ですので、4階のエレベーター乗り場も同じ場所にあります。扉の色だけ変えてくれたらいいのにとは思います。
居室自体違うものなので感想も違いますが、姉妹船なので共有部分も同じで、それに対する感想も変わりません。
バリアフリートイレも変わりません。
温水洗浄便座も普通にあります。
ベビーベッドやオストメイト装置もあります。
バリアフリー浴室もおれんじおおさかと同じものがあります。
点字案内も同じ場所にあります。
おれんじおおさかの時にも書きましたが、複数のタイプのバリアフリー室を作っているのが評価が高いし、さらなる改善案を出したのも変わりません。
値段が高い分、評価を厳しくしているのも否定できません。
ただ、誰もが使いやすい乗り物であってほしいと思います。
最後に、新居浜行きの連絡バスを見たらスロープ付きのワンステップバスでした。前回、私が見たときはたまたま普通のバスだったのかもしれません。
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