JR津山駅
2023年3月11日にJR津山駅にエレベーターが完成して、供用を開始したので、現地に行ってみました。
今までは階段しかなく、車いすの方が駅を利用するには業務用の通路を利用して構内踏切を渡る方法でホームに行く訳ですが、業務用なので、遮断機は無く、駅員と一緒出ないと渡れませんし、歩ける方がこの通路を利用できないので荷物が大きくても階段を利用する以外の方法がありませんでした。
岡山県美作地方の駅で初めてエレベーターが付いたと思います。
津山駅は改札のある駅本屋があり、今までは地下道を通って各乗り場までアクセスしていました。
駅本屋から近い方から1番線、2番線、3番線、4番線とあり、1番線は、智頭・鳥取方面行き、2番線は佐用・姫路方面行き、3番線は新見・中国勝山方面行き、4番線は岡山・亀甲方面行きの列車が発車します。
津山駅はどの方向から来た列車も終着するので、基本的には来た方面へ折り返します。
1・2番線に来た列車は編成の最後部のドアが最寄りのドアになります。
そこから三菱製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターで連絡通路まで上がり、駅本屋に向かうエレベーターに乗ります。
もちろん、駅本屋の方のエレベーターも三菱製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
3・4番線のエレベーターも三菱製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターは変わりまりませんが、最寄りのドアは編成の最前のドアになります。
連絡通路は昔、使っていた跨線橋を使っているわけではなく、作り替えています。
そして、今まで使っていた地下道は閉鎖されているので、エレベーターの陰に隠れた格好になった階段が見えないので出口を探している人がいました。
エレベーターが出来たのはいいけれど、階段を使う場合、昇り降りする段数が地下道の方が少ないので、地下道を補強した上で再度、稼働させる方がいいと思います。
それに、階段のせいでホームが狭くなっているので視覚障害の方が通るには線路下への転落の危険があるので、リスク回避のためには地下道経由の方が安全です。駅の構造上、地下道に行く階段は端にあったので階段の横を通るのは一般の乗客ではいません。
個人的に駅の乗降客数からエレベーターは付かないと思っていた津山駅。
そして、都会の駅には付いていましたが地方の駅では珍しい、ホーム上にある点字ブロックの内側にある内方線。これがあるとどちらがホームの内側か白杖でも分かります。
津山市の本気が感じられます。
今回の件で驚いたのはバリアフリー化でチラシを用意していた事。
このチラシには製造会社名こそありませんでしたが、エレベーターの定員が記載されていました。
元々、バリアフリートイレはあるのですが、駅のトイレは大分、くたびれている印象。
次はこのトイレの美装化に取り組んで欲しいです。
津山駅とほぼ同じ位置にある交通観光案内所付近にあるバリアフリートイレがきれいでオストメイト装置、ベビーベッド、温水洗浄便座、チェンジングボードがあるので、駅のバリアフリートイレはJRが負担することになりそうでなかなか、キレイにならないのかもしれませんが。
同じトイレの別角度から。
地方の駅にもバリアフリー化されるようになったと感じた体験でした。
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