特別割引用ICカードPart3
2023年3月17日のJR西日本のニュースリリースにこういう記事がありました。
JR西日本での特別割引用ICカードによる障がい者割引乗車サービスの導入について
これによると2024年春に現在、スルッとKANSAIが発行している特別割引用ICカードがJR西日本のICOCAエリアで使えるようになるようです。
この記事を書いている時点ではこれ以上のことは書かれていません。
私が勝手に予想をしてみました。
まず、2024年春という導入時期ですが、この時期というのは北陸新幹線敦賀延長開業と同じ時期になります。
北陸新幹線開業に合わせるのではないでしょうか?
北陸新幹線の開業と同時に現在の北陸本線の敦賀―金沢間は第3セクターに移管されます。
新幹線開業前にこのカードを導入したら短期間で使用可能エリアが使用不可能のエリアになります。
運賃決済のプログラミングを改修しないといけません。
それはハピライン福井が開業後、引き続き特別割引ICカードが使えても運賃自体違いますし、運賃計算も敦賀で打ち切って計算するのでプログラムの改修が必要です。
新幹線開業後にこのカードを導入してもプログラムの改修をすることは避けられません。
よって、プログラムの改修を最低限に抑えるために北陸新幹線敦賀延長に合わせると思います。
次に特別割引ICカードの発行方法ですが、現在の発行方法はスルッとKANSAI加盟各社の窓口で直接身体障害者手帳・療育手帳(以下、「手帳類」と呼びます。)を提示の上で確認をしてから必要書類を手渡しで貰い、手帳類のコピーを同封してスルッとKANSAIの事務局に送付します。
種類の現物を手渡しする以上、実物の窓口でなければ難しいでしょう。
マルス券の印字では偽造の可能性が出てきそうです。
と言うことはみどりの窓口でなければ難しいと睨んでいます。
ただでさえみどりの窓口が少なくなっているのに困ったもんです。
有人改札で受付できないのかと言えば不可能ではないけれど、地方に行けば有人駅でも時間によって無人になっている時間が長く、5年に1回の更新も手続きをする関係もあり、手続きの為の書類の保管も必要で、開いている時間よりも閉まっている時間の方が長い駅にも書類の保管が必要なのでみどりの窓口に絞られるのではないかと思っています。
発行手続きを自社の窓口ではなく、スルッとKANSAIの事務局に一任したのは身体障害者用のICOCAの発行手続きをする手間を外注することによって職員を減らす方向にブレーキがかかりかねないと判断したのでしょう。
このあたりは自前で身体障害者用のSUICA、TOICAを発行するJR東日本、JR東海と違った道を歩きそうになります。
身体障害者用のICカードの相互乗り入れが今度導入されるSuica、PASMOの相互間以外ないので何枚も所持しないといけない煩わしさから解放されるのは利用者からしたら歓迎するべきなのかもしれません。
あと、障害者の単独利用はスルッとKANSAIの規定に準じて、片道100kmを超える場合のみ使用可能になると思っています。
幸か不幸かスルッとKANSAIの事務局は特別割引ICカードの所持者の住所が分かっています。
不正利用者には運賃の追加請求できます。
これらの予想がどれだけ当たるか来年分かると思います。
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