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2023年4月19日

西九条舞の意識の変化

前回の記事で滑川に行った時の話。
 
あいの風とやま鉄道滑川駅のすぐそばに富山地方鉄道滑川駅があります。
あいの風とやま鉄道の線路のすぐ南を走っているのですが、両駅間の行き来は地下道経由になります。

Ugnamerikawa1 ただ、この地下道にアクセスするのに階段だけではなく、エレベーターでもアクセスできるものでした。
 
私が滑川駅を初めて訪れたのは20年近くも前の話でそのときにはすでにエレベーターが設置されていて写真の様にエレベーターの入口には囲いがありました。
 
雪国だから降雪対策の為に囲いがしているものだと思い、感心したのを覚えています。
 
ボタンでエレベーターに通じる自動ドアが開きます。
20年近く経った先日、滑川に行き富山地鉄の滑川駅にも行き、再度取材に行きました。
Ugnamerikawa2 そして、地下道のエレベーターに乗ろうとしたときに違和感を覚えました。
 
エレベーターにつながる入口に段差があることに気付きました。
 
1㎝あるかないかの段差ですが、車いすに乗ったまま1人でキャスターを上げるのは意外と難しいです。
しかも、自動ドアのボタンを押して、ドアが開いている時間内でという条件が加わると難易度が上がります。
あいの風とやま鉄道側のエレベーターの入口だったので反対側も注意してみたら反対側は特に段差はありませんでした。
経年劣化で段差が生じたのか元から段差が生じていたのは分かりかねますが、20年近くの私が気が付かなかったことでも今は気が付くことができます。
それが私のバリアフリーに対する変化なのかもしれません。
蛇足ですが、あいの風とやま鉄道側(地下道北側)のエレベーターは東芝製の11人乗りの普通のエレベーターで、富山地鉄側(地下道南側)のエレベーターは日立製の11人乗りの普通のエレベーターになります。

2023年4月18日

あいの風とやま鉄道 滑川駅

Namerikawa1 2023年3月25日にあいの風とやま鉄道滑川駅にエレベーターが完成し、供用を開始したので現地に行ってみることにしました。
 
この駅は元々下りホーム(糸魚川方面)はホームと改札は段差なしでアクセスできますが、上りホーム(富山・金沢方面)へは下りホームから跨線橋を使ってアクセスするのですが階段しかありませんでした。

 
Namerikawa2 ちなみに駅入口へは正面から見ると階段しか見えませんが両端にスロープがあります。

 

 

 

 


 
Namerikawa3 そこに今回完成したエレベーターの登場です。
 
こちらは下りホーム側のエレベーターです。
 
駅舎側なので設置スペースに余裕があったのか跨線橋の昇降口のすぐ富山寄りに設置しています。
 
こちらのエレベーターは三菱製の11人乗りの通り抜け式の物です。
 
下り電車に乗っているとエレベーターのお世話になりませんが、上り電車に乗るとこのエレベーターを使わないと改札を通れません。
 
ちなみに下り電車に乗った場合、4両編成の場合、前から3両目の前と真ん中のドアが改札口の最寄になり、2両編成の場合、前の車両の後ろのドアと後ろの車両の前のドアが最寄のドアになります。
Namerikawa7 エレベーターを上がると既設の跨線橋の通路を通ることになりますが、点字ブロックがえれべーたーに合わせて新たに敷設されているのが分かります。
 
エレベーターを使うのは足の悪い人だけではなく、目が悪く、階段を踏み外しそうになることもあるので視覚障害の方の事故リスク回避という意味でもエレベーター設置は有用だと思います。
 
Namerikawa4 跨線橋から上りホーム間のエレベーターになります。
 
こちらは三菱製の11人乗りの普通のエレベーターになります。
 
かご内で方向転換のない通り抜けタイプのエレベーターが理想ですが、跨線橋の状態やホーム幅を考えるとこの設置は妥当だと思います。
階段の位置よりも富山寄りに設置したので、もともと階段の位置あたりに富山方面行の先頭車両の停止位置があったので無駄に歩かされるのだろうと思っていたら…
Namerikawa10 停止位置が電車の車両1両分、富山寄りに変更されていました。
 
ダイヤ改正がJR各社に合わせて3月18日に合わせているのにその1週間後に停止位置を変更するなんて乗客のことを考えていると思いました。
 
エレベーターは先頭車両の一番前のドアが最寄のドアですが、階段があるので先頭車両の真ん中と後ろのドアはホーム幅が狭いので車いすの方は逆に乗降に不向きな場所になります。
Namerikawa6 これは下りホームも同じことが言え、4両編成の場合は一番後ろの車両の前のドア、2両編成の場合は車掌の前のドアが乗降に不向きな場所になります。





 
Namerikawa5 上りホームもエレベーター設置に合わせて点字ブロックも新たに敷設されています。
 
中途半端でないところに好感が持てます。




 
Namerikawa8 駅の構造上、仕方がありませんが、エレベーターの取り付け位置が同じ跨線橋へのアクセスとは思えないくらいずれています。
 
手前が下りホームのエレベーター塔で奥が上りホームのエレベーター塔になります。


 
Namerikawa9 ですので点字付き案内図にも反映されています。
 
ただ、この点字付き案内図の設置場所については待合室の前という中途半端なところにあります。
 
駅の入口や点字運賃表の隣にスペースがあるのになぜこんなところにと首をかしげたくなります。
 
ちなみにバリアフリートイレはこの駅にはありません。
折角のバリアフリー化なのにバリアフリートイレが無いのも片手落ちな気がします。
一般のトイレと別の場所に設置されている例はいくらでもあるのだから設置して欲しかったです。
更なる改良を望みたいです。


2023年4月 5日

有料道路における障害者割引について(令和5年3月27日改正)

令和5年3月27日に有料道路において障害者割引の制度が改正されました。
今までは登録できる車は1台だけで、レンタカーやタクシーに乗車した時は障害者割引の対象外でしたが、この日から重度(身体・知的)障害者が乗車している場合でも対象になります。
ここでいう、重度(身体・知的)障害者とは手帳に「旅客鉄道会社旅客運賃減額第1種」と同じとされています。
 
ただし、手帳に新たに「道路介護」の文字の入った認定シールを貼付された身体障害者手帳並びに療育手帳所持者に限られます。

また、レンタカーを運転する場合、手帳所持者本人が運転する場合のみ対象です。

軽度の障害者の場合、手帳に「道路」の文字の入った認定シールの貼付が必要です。
(重度の障害者が自らレンタカーを運転する場合も対象になります。)
具体的な制度内容はネクスコのHPに記載されています。(リンク先はネクスコ西日本のものですが他社も同じです。)
ですので今まで手帳に登録車を記載されている方も手続きをする必要があります
 
今までは登録車が必要でしたが、登録車なしでも申請できます。
そして、有効期限は(新規・変更)申請してから2回目の誕生日が来るまでです。
(2年間でないことに注意)

更新の場合は3年になりますが、制度ができたばかりなので更新する方は最短でも再来年の話になります。
 

ETCを利用する方でこの制度を利用する方はオンライン申請も同日付で開始されました。(要・マイナンバーカードかつ、マイナポータルが可能なスマホ)
 
タクシーやレンタカーでもETCを使えるかどうかは会社によるので予約時や乗車前に高速道路の障害者割引が使えるかどうかETCが使えるか尋ねてから使うことになります。
 
プレスリリースではネクスコ3社・首都高速・阪神高速・本四高速の6社共同でしたので少なくともこの6社だけと思われるかもしれませんが、以下の各道路公社が管轄する道路も対象です。(令和5年3月1日現在)
青森県・宮城県・福島県・茨城県・栃木県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県・長野県・富山県・静岡県・愛知県・名古屋高速・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・神戸市・広島県・広島高速・福岡県・福岡北九州高速・佐賀県・長崎県・熊本県・宮崎県・鹿児島県


登録車1台のみの今までの制度の場合、旅行先でレンタカーやタクシーで高速道路で移動する場合(例えばフェリーで沖縄に行くというのは現実的ではないので飛行機で現地入りをすると思います。)、割引が受けられないのでありがたい改正だと思います。

 
これを機に移動しやすい人が増えたらいいなと思います。

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