情報不足によりバリアが払拭されない事例case2. 兵庫区役所前
神戸電鉄湊川駅から近くにある東山商店街に行こうとしたときの話。
神鉄湊川駅の地上の入口は無論地上階にあるのですが、ここから北に延びる神鉄横丁を進むと、横丁自体は下り坂ではないけれど周辺の地面が高くなっているので兵庫区役所あたりまで行くと1フロア分違ってきます。
で、この写真はこの先は階段しかないので先に進まず横にある道路に出ることを勧める旨の案内です。
しかし、こんなことも書いてあります。
兵庫区役所へお越しの方はエレベーターをご利用ください。
(8:00-21:00)
もちろん、21時まで区役所の業務はありません。
ということは区役所が閉まっていてもエレベーターが使えると踏んで兵庫区役所の方に行ってみました。 区役所の入口が見つけ、先に進んだら普通に入れました。
日曜日でしたので区役所の業務はないはずで入れたということはエレベーターも使えると判断。
エレベーターが使えました。
ちなみにエレベーターはダイコー製の17人乗りのエレベーターです。 区役所の1階に到着しました。
この時フロア案内を見ると地下1階に湊川地下道連絡口とあります。
この後、何事もなく区役所の建物を出て地上に出ました。
何が言いたいのかと言えば、兵庫区役所のエレベーターを利用すれば区役所に用事が無くても区役所附近に行けます。もちろん、私が行きたかった東山商店街も。
もちろん、冒頭の看板の通りに道路に出ても車いすでアクセスできるのですが、1フロア分上ることにもなりますし、公道ですから歩道を走行する自転車もいます。
エレベーターが24時間使えるわけではないけれど、利用できるものを利用することによって楽で安全に通行できるのは魅力的です。
階段しかないと書かれたら諦めて指示に従うと思います。情報不足というよりは不親切な情報によって車いすの方が大変な思いをする事例だと思います。
最近のコメント