一歩前進その後停滞!?
2023年7月4日のJR東日本およびJR西日本のニュースリリースで自社のネットサイトで障害者割引のきっぷが購入できるようにするとのことです。
(注・リンク先はPDFファイルです)
JR東日本 「えきねっと」で障害者割引乗車券をお申込みいただけるサービスを開始します
JR西日本 「e5489」で身体障害者割引、知的障害者割引を適用した乗車券をお申込みいただけるサービスを開始します
JR東日本は2024年2月からJR西日本は2024年春ごろから開始予定でどちらも利用に際し、予めマイナポータルへのマイナンバーカードの登録が必要です。
JR北海道はえきねっとでJR四国はe5489、JR東海の在来線特急はどちらのサイトにも予約できるのですが、独自に展開しているJR九州のインターネット列車予約がどういう扱いにするのか投稿日時点で明らかにしていません。
個人的に気になったのはJR西日本のニュースリリースにあるご利用条件についてについての文言。
現在の e5489 と同様のご利用条件を予定しております。
ということは乗車券のみの場合だとネットでの予約ができないことを意味します。
障害者割引はあくまでも普通乗車券(と急行料金→ただし、現在のJRで定期列車で急行と言うものは走っていません。)だけ適用されるもので特急料金は対象外です。
特急だけでもネットで予約ができます。
それが駅に行かなくてもネットで乗車券もセットで購入できるのは一歩前進ですが、乗車券こそネットで予約ができるようにしてほしいと思います。
最近、JRのみどりの窓口が閉鎖されています。
代わりにできたのは話せる指定席券売機(JR東日本)、みどりの窓口プラス(JR西日本)ですが、ここでの待ち時間が長くなりがちで乗車券だけでも予約の受け取りができれば普通の指定席券売機で対応できるはずでオペレーターの増員が軽減できます。
きっぷの購入方法が簡素化になった分、不正乗車に対する対策を策定する必要があると思います。
マイナポータルを利用することから身元が割れているので不正乗車は正規運賃・料金の3倍を徴収できるので徹底的にすればいいし、入場時に資格証明の呈示を義務付けることで不正乗車を未然に防げるのではないかと考えます。
「便利にすべきことは便利にすべき、不公平な事柄は排除すべき」だと私は思います。
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