JR立野駅
2023年3月31日にJR豊肥本線立野駅の駅舎が新しくなりました。
新しくなったは聞いてはいましたが、今年なのはこのブログを書くのにあたって調べて初めて知りました。
だから現地に行ってからこの情報を知ることになりました。
最初に見たときはすごいものを作ったなと思わずにいられませんでした。
この駅の特徴として土地の高低差の関係で駅入口側の下にホームがありますが、ホームも地下にあるわけではありません。
まずはスロープを上ります。
そうするとテラスのようになったコンコースにたどり着きます。
もちろん、歩ける方は階段もあります。
コンコースの奥に後述するバリアフリートイレと下りエレベーターがあります。
このエレベーターは三菱製の13人乗りの通り抜けタイプのエレベーターです。
通り抜けタイプにはそれなりのメリットがありますが、このタイプにするのに遠回りの上に狭いところを通らせるなら普通のエレベーターでいいのではないかと思います。
こんな地方の駅に13人乗りでなくてもいいと思っていましたが、トロッコ列車の乗客の年齢層が結構高めで稼働率が意外と高かったのでこれは正解だと思いました。 ホーム階に下りると線路が見えますが、これが豊肥本線の線路になります。
豊肥本線立野駅はまず、このエレベーターのそばにある構内踏切を渡ります。
そして、スロープを上るとJRのホームです。
熊本・肥後大津方面行の場合、一番後ろがスロープに一番近い場所になり、阿蘇・大分方面行の場合は一番前がスロープに最も近い場所になります。
JR肥後大津駅から南阿蘇鉄道高森駅までの直通運転の列車(上下各2本)もこのホームから発着します。
ただ、この場合、ワンマン運転を行っているので運転手の指示に従うことになりそうです。
そして、この駅が始発となる南阿蘇鉄道の乗り場はエレベーターから降りると階段とスロープが見えます。
そのうちのスロープで上がります。
(ちなみに階段を使うと上の階のコンコースにつきます。)
ここから高森行の普通列車やトロッコ列車が発車します。
コンコース階に戻ります。
実はコンコース階との高低差は結構あります。
バリアフリートイレですが、コンコース階にあります。一般のトイレはコンコース階にもホーム階にもありますが、バリアフリートイレはコンコース階にしかありません。
オストメイト装置、チェンジングボード、写真には映っていませんが温水洗浄便座もあります。
同じ個室の別の角度からですがユニバーサルベッドとベビーキープがあります。
乗降客が1,000人もいかない駅でユニバーサルベッドがあるなんて珍しいですが、トイレ入口の案内にはベビーベッドと表示してありました。
ベビーベッドとユニバーサルベッドは別物だと思っているので改めてほしいです。
もうひとつ残念なのはコンコース階がボードウォークになっているからなのか点字ブロックが黄色ではないこと。
個人的には必ずしも黄色でないといけないとは思っていませんが床面がこの色なら黄色の方が分かりやすいと思います。
残念な点がありますが、お世辞にも利用者が多くない駅でバリアフリーになっている駅が珍しいので評価に値します。
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