博多ー宇久ー小値賀ー青方ー奈留ー福江航路(太古)
博多から五島列島を寄港し福江まで行く航路に乗船しました。
博多からは夜行のみ、五島列島からは昼行のみのフェリーになります。
太古と名付けられたフェリーが福江港に到着したところを写真に撮っています。
この記事だと最初に登場していますが、当然、最後に写しています。
博多埠頭第2ターミナルから乗船したのですが、ビルの2階に発券窓口およびのりばがあります。
東芝製の15人乗りの通り抜けタイプのエレベーターで上がりますが、階段の方が分かりやすくエレベーターの位置が分かりにくい印象。
バリアフリートイレはユニバーサルベッドが付いていたり、個室内の音声案内があったりとここだけ別記事にしたいくらいです。
(そのためにはもっと詳しくターミナルビルを見て回らないといけないので将来の宿題になりそうです。)
ボーディングブリッジで船内に入ると2階の船尾側の入口から入ります。
航行中のフリースペースにもなるのでこの入口が普通の扉でがっかり。もうひとつ別の入口がありますがこちらは入口の幅も狭いのでバリアフリーの点から減点対象。
この船は客室のみで1階2階と表記しているのですが、その下に2階なら5Deck、1階なら4Deckとあるので3Deckから下は車両甲板のデッキになるのでしょう。
博多港では2階が出入口、それ以外は1階が出入口になります。
指定席のエリアは2階で私は指定席フロアでしたが、1階に下りました。
バリアフリー設備の多くが1階にあるためです。
1階へはエレベーターがあるのですが、車両甲板には行きません。
車に乗車した車いすの方はターミナルビルから乗船という形になります。
このエレベーターはMHI下関エンジニアリング製の4人乗りのエレベーターになります。
エレベーターを降りるとフロアマップがあります。
その傍にバリアフリートイレがあります。
バリアフリートイレは開閉ボタンでドアが開く仕様で、温水洗浄便座付きです。
ここのボタンの特徴は小さいボタンがいくつもある操作部とおしり洗浄と止めるボタンしかないけれどボタンが大きい操作部の2種類あり、使いやすい方を選べます。これには感心しました。
写真にはないですがベビーベッドとチェンジングボードが付いています。
便座の背面から蛇口がでるオストメイト装置があるなと思っていたら…
別のところに独立してオストメイト装置がありました。
あとから増設したのだろうか?
一つの個室で複数の種類のオストメイト装置を設置するのは珍しいです。
この船はカーペットを敷いた座敷席が多く、座席が少ないです。夜行なら寝ていける方がメリットがあるせいねのでしょう。
車いす利用者が移乗しやすい座席があります。
これもエレベーター乗り場のそばにあります。
また、エレベーターの近くに案内カウンターがあるのですが、このカウンターの横にも車いす利用者が記入しやすい高さのカウンターがあります。
この船のもうひとつの特徴だと感じたのは案内板に点字表記箇所の多さがあります。
フロアマップも同一フロアに複数個の点字案内板があったり、写真の非常時の心得にも点字表示がされています。
マップ類の点字表示の多さは特筆ものですが、その反面、マップ以外の物は貧弱です。
例えば、1階と2階を結ぶメインの階段ですが、ここの手摺に点字がありません。
また指定席の各部屋の入口にも点字表記がありません。案内図には部屋番号まで点字が入っていましたが…
あと気になったのはシャワールームの入口に点字案内板があるのですが、肝心のシャワーの位置が載っていないこと。
気になったと言えば車両甲板には行かないのに航行中はエレベーターが自由に使えないこと。これが自由に使えて、指定席エリアにもバリアフリー対策されたらもっと使い勝手がいいのにと思いました。
ちなみに下船した福江港では三菱製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターで地上階とアクセスできます。
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