南島原(口之津港)-天草(鬼池港)間航路(フェリーあまくさⅡ)
南島原市にある口之津港から天草市にある鬼池港まで結ぶ航路のフェリーあまくさⅡです。
この航路は投稿日現在、今回紹介するフェリーあまくさⅡとフェリーくちのつの2隻で航行していますが、バリアフリー船であるのは前者で運航する島原鉄道のHPには配船表が無かったので港に問い合わせてこの船に合わせて乗船しました。
また、当日のスケジュール上、鬼池港から乗船しました。
鬼池港では歩行者も自動車も同じところを通ります。
歩行者と自動車はロープで区分分けがされていますが、車いすだと狭いので車道側を通ることになるのですが、車道側は網状になっているのでキャスターがはまりそうになります。
現地で車いす利用者が徒歩乗船という選択が無いのかもしれませんが…
鬼池港のバリアフリートイレは結構広く、温水洗浄便座、オストメイト装置、チェンジングボード、ベビーベッドもあるものでした。
ただ、肝心の水を流す装置が背面にあるので那賀ひにくいかと思います。
口之津港ではすぐにバスが来たのでトイレをのぞく時間がありませんでした。
客室のある2階へは階段かエレベーターで上がります。
エレベーターは4人定員(車いすの方がいないとき)でMHI下関エンジニアリング製です。
当然のことながら、車いす利用者の駐車スペースはエレベーターの昇降口の近くにあります。
2階のエレベーターの昇降口です。
この昇降口のそばにトイレがあります。
エレベーターの昇降口から近い順番に男性用トイレ、バリアフリートイレ、女性用トイレの順番です。
客室とはエレベーターからは近い位置にはありますが、通路を数メートル歩かないといけない距離であります。
バリアフリートイレの写真を撮ったつもりですがピンボケで使い物にならないので止めました。
この船が就航してから9年近く経っているので、扉が少々重くなっている印象です。乗船時間が30分ですがしっかり設置しているのはすごいと思います。
客室にある優先座席です。
車いす利用者が移乗しやすいように空間が広くとられています。座席そのものは一般席と変わりません。
あと、車いすスペースがあります。
床にテープが貼られているのは、車いすを固定する底面の金具があるのだと思いますが恐らく稼働率が悪く、一般の乗客がこの金具で転倒事故でもあったのでしょう。
一般客が良く通る場所だったので、店頭のリスクが高いのでしょう。
テープで金具の部分を埋めて転倒防止にしたのだと思います。
30分の航路で口之津港では徒歩客は鬼池港とは別の下船口から下船します。
こちらは新しいフェリーターミナルだけあって、歩車分離がされていました。
古い方のフェリーが就航したのは1993年なのでもうそろそろ新船の取り替え時期になるかと思います。
底面の金具の件から一般客が通らないようなところに設置したり、客室案内図に点字が無かったので点字案内を加えたり、改良したものを準備してほしいです。
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