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2022年9月15日

障がい者用Suica・PASMO

関東 IC カード相互利用協議会が2022年9月14日付のニュースリリースで障がい者用Suica・PASMOを2023年3月中に発売することを発表しました。(以後、この記事に関するSuica・PASMOは障がい者割引用と限定します。)
 
第1種身体障害者または第1種知的障害者の大人だけのサービスというのがスルッとKANSAI発行の特別割引用ICカードと比べてまだまだ足りないと思う反面、Suica・PASMOの相互間でも使えるというのが画期的だと思います。
(ICOCA自体、障がい者割引用が無いので仕方がありませんが)
 
カードタイプのみの発行とわざわざ述べているところに携帯端末での乗車が普及しているのでしょう。
介護者と一緒に乗車することが前提なので携帯端末もOKしたところで介護者まで固定されることになるのでこれはカードタイプに限定することは仕方が無いと思います。
また、窓口確認する必要があるので駅員が携帯端末を預かって操作ミスなんてしたら大変なのでこういった事故を防ぐためにも仕方がないでしょう。
 
個人的に気になったのは…
①発売箇所にJR東日本のみどりの窓口(Suicaエリアのみ)とあるけれど、話せる指定席券売機で発行できるのかどうか。
正直言って、ここでできなければみどりの窓口をこれ以上廃止してほしくありません。
 
②バス会社での発行がないこと
PASMO定期券を発行しているバス会社があるのに障がい者割引用PASMOを発行できないのは謎です。
 
③Suica・PASMOの発行管理
良くも悪くもスルッとKANSAIの場合、ここの事務局でしか発行しない。(発行に時間がかかるデメリットがある)
管理が一元化されているメリットはあります。
Suica・PASMOどちらかひとつだけしか発行できない仕様で発売窓口が広範囲で発行情報を共有することになると思われます。
例えば首都圏の私鉄駅でPASMOを発券したら、仙台に行ってでSuicaを発券しようとしても発券させないようとするには共有するデータベースが必要だと思うのですが、セキュリティが大丈夫なのか?
 
④有効期限
期限を設けるのは仕方がないけれど、1年に1回窓口で確認と言うことですが、ハガキでも来てそのハガキを持って資格確認をするのかそのまま手帳類を持って窓口に行けばいいのか、もし後者なら利用期限を印字した方がいいと思う。
 
⑤利用方法
これは後日、各社の取り扱う内容が各社で発表ということが述べられているけれど、1人でも障がい者割引が受けられるバス会社、一部の鉄道路線でのIC乗車券の扱いをどうするのか?
介護者と同乗が絶対条件か、例外規定があるのかによってこのカードを発券してもらう人が変わってきそうです。
 
取りあえず、続報を待つことにします。

2022年9月 6日

あゝ無情

P06shimofukawa1 広島に行ってきました。
 
久しぶりに芸備線の駅に降り立ちました。
 
数駅しか降り立つことはできませんでしたが、一番驚いたのは、下深川(しもふかわ)駅にエレベーターが付いていたことです。
 
写真の駅舎の奥にエレベーターが見えます。
この駅舎は南口にあり、地形の関係でこちらは駅入口と地上と同一平面上にありますが、反対側の北口は階段を下りたところにあり、北口へのアクセスとなるエレベーターになります。
P06shimofukawa2駅北口の地上階にあるエレベーター乗り場です。
 
このエレベーターは三精製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
 
JR所有の物ではないのでしょうが、JRの駅に連絡するエレベーターで三精製のエレベーターは珍しいなと思いました。
 
P06shimofukawa3 そして、改札内、つまり、改札階からホーム階にアクセスするエレベーターはこちらになります。
 
こちらはFujitec製の11人乗りの普通のエレベーターになります。
 
改札内のエレベーターはJR西日本の駅では珍しくない、Fujitec製です。
 
P06shimofukawa4 このエレベーターを取り付けるのが結構大がかりだったのが分かるもののひとつに駅入口にある点字付き構内図です。
 
エレベーターにアクセスできるように線路を2階渡るように通路を新設しています。
 
通路を斜めに横切っているのが分かります。
また、既設の改札口に接続する形で越えた線路の部分を元に戻る形に通路を作っています。
P06shimofukawa5もうひとつがホームからの写真です。
 
エレベーターのりばの反対側から撮影しています。
 
下から通路が写っているのが分かっていただけるかと思います。
 
広島市統計書(令和2年度)によるとこの駅の乗車人員は1日平均1,479人で、利用者数の割に大掛かりな設置工事をしたなと感心します。
しかし、感心するのもここまで。
ここからがこの記事のタイトルに即した内容になります。
P06shimofukawa6この区間を走行している芸備線列車のほとんど2両編成。
 
そして、もっとも広島寄りのドア(広島行きの場合なら運転席のすぐ後ろのドア、三次方面行の場合なら車掌のすぐ前のドア)がエレベーターにもっとも近いドアですが、そのドアが階段のせいでホーム幅が狭いところに乗降口があります。
これが問題です。
P06shimofukawa10 都会を走っている電車には見られないものに車内にステップがあります。
 
ホームと車両の床が高いので、渡し板を設置するにしても渡し板そのものが大型になります。
 
渡し板が小さいと勾配が急になるので渡し板本来の役割が半減されるからです。
言うまでもないですが、渡し板が大型になるということは必然的に設置スペースがその分必要になります。
P06shimofukawa7 当然のことながら、ホーム幅が狭いと渡し板が設置できません。






 
P06shimofukawa8 それなら他の乗り場は…
 
で、同じホームの反対側です。
 
こちらも乗降口部分のホーム幅が狭いのでこちらも渡し板を設置できません。
 
ここで疑問に思われるかもしれません。
「他の乗降口から乗降したらいいのでは?」と。
確かに最悪の場合、そうせざるをえません。
写真を見てください。
一番、通路幅が欲しい方が狭い部分を通らなければいけないことを。
他の乗降口から乗降する場合、この狭い部分を通らなければエレベーターに乗れません。
どうしたらいいのか?
簡単です。列車の停車位置を変えたらいいのです。
P06shimofukawa9停車位置を広島駅の方向に3mほどずらすだけです。
 
それだけでスロープの設置がもっともエレベーターに近い乗降口に設置できます。
 
停車位置をずらしても屋根は付いていますし、ホームの長さが足りないということもありません。
 
必要なのは停止位置の変更による運転士の訓練だけです。
全く費用が掛からないわけではないですが、大掛かりな設置工事費のことを考えたら安いものでしょう。
それよりも折角のエレベーターが最も必要な人に使いやすいものにすることの方が重要だと思います。
この駅の例は極端な例ですが、もっともエレベーターやスロープが近いところが車いすの方が利用しづらいケースそのものは意外とあるので特にバリアフリー設備を既設駅に設置した場合は停止位置の変更の必要性も合わせて検討してほしいです。

2022年8月29日

平成の遺物となるのか?

神戸電鉄の8月10日のニュースリリースが気になりました。
 
谷上駅1・2番線、3・4番線エスカレーターの使用停止について (PDFファイル・別ウインドゥが開きます)
タイトルの通り、記事の内容はエスカレーターの取り替えの為に工事期間中はエスカレーターが使用できないことですが、私が気になったのはこの記事に書かれている特記事項についてです。
 
現行のエスカレーターは車椅子対応型となっていますが、部品供給が終了となるため一般形(車椅子非対応)のエスカレーターに更新いたします。
 
つまり、今までの車いす対応エスカレーターがわざわざ普通のエスカレーターにするのだから何かがあると思いました。
 
部品供給が終了するというのは部品が製造されていない、つまり、製品そのものが製造されていないと思ったので、ニュースリリースの施工業者に三菱電機ビルソリューションズ㈱の文字があったのでエスカレーターは三菱電機製と確信して三菱電機のHPを見ることにした。

最新のエスカレーターのカタログには車いす対応の文言はありませんでした。
 
ついでに日立ビルシステム(株)のニュースリリースにもこんな記事がありました。

部品供給の停止に関するお知らせ(PDFファイル・別ウインドゥが開きます)

この中に車いす対応エスカレーターの部品供給停止が記載されています。
また、日立も最新のエスカレーターのカタログには車いす対応の文言はありませんでした。
 

と言うことは車いす対応エスカレーターは過去の遺物ということなのだろうか?
神戸電鉄も含めてバリアフリー加算の申請を国土交通省にしました。
これから、エレベーターの設置が加速されると思います。
時間帯限定でしか稼働していなかったのか谷上駅の1・2番線ホームにエレベーターの設置が計画されています。
エレベーターの設置が加速されるということはエレベーターの取り替え時期がほぼ同時期にやってくるということを意味します。
その時にエレベーターの代わりに車いす対応エスカレーターが無いと困ると思います。
 
エレベーターが複数基あればいいですが、現状では一つのホームに1基だけという駅が大半でしょうし、これからも複数基になることはそうそうないでしょう。
 
車いす対応エスカレーターは車いす利用者がいなければ普通のエスカレーターとして稼働しているのだから、製造を続けるべきだと思います。
折角の技術を失くすのはもったいないと考えるのは私だけでしょうか?

2022年8月 7日

京阪鳥羽街道駅

Kh35tobakaido1 京阪本線鳥羽街道駅の淀屋橋方面行ホームは今まで、階段でしかアクセスできませんでしたが、地上から直接、淀屋橋方面行にアクセスできる改札口とスロープの新設工事が終了し、2022年6月30日に供用を開始しました。
 
私のチェック漏れの為、現地に行くのが遅くなりましたが、確かめてきました。
今までの改札口は西改札口と改められ、新設の改札口は東改札口なります。
Kh35tobakaido2 東改札口を通るとすぐにスロープになります。改札機が2基ありますが、ホームに向かって左側の改札機はIC専用になります。
 
そして、このまま進むだけで淀屋橋方面行のホームになります。
 
今までだと、階段で地下道に下りて、反対側に移動して階段で上がり、改札口(現・東改札口)に向かわないといけなかったものがダイレクトにアクセスできるのはありがたいです。
ただ、地下道自体は存続しており、改札内で上下ホームの行き来ができます。
後述するトイレが反対側の改札口附近にしかなく、地下道が必要な方もいます。
Kh35tobakaido3 このスロープですが、淀屋橋方面行の電車何両編成でもは先頭車両の1番前のドア(=運転手のすぐ後ろのドア)が最寄のドアになります。
 
また、ホーム上の屋根は先頭から前3両だけあります。



 
Kh35tobakaido4 こちらは東改札口です。
 
こちらも改札機は2基ですが、どちらも磁気乗車券も使えるものになっています。
 
ホームに向かって左の階段は地下道経由で淀屋橋方面行ホームにアクセスできます。
 
そして、スロープと階段で出町柳方面ホームにアクセスします。
Kh35tobakaido5 スロープが長いこともあってか階段は1番後ろの車両の後ろのドアが最寄の階段になりますが、スロープは1番後ろの車両の前のドアが最寄のドアになります。
 
だから、最後尾で下車するとスロープの昇降口まで降車客の流れに逆らって進むことになるので個人的には最後尾とそのひとつ前のドアから下車することをお勧めしません。
また、ホーム上の屋根は後ろ3両分あります。
Kh35tobakaido6 点字案内板は東改札口と西改札口に1ヶ所づつあり、東改札口はIC専用改札機の手前に西改札口は券売機の向かいに(いずれも線路側に)あります。





 
車いすトイレも含めてKh35tobakaido7西改札口側にトイレがあります。
 
車いすトイレは西改札口を入ってスロープで上る前にあります。
 
ベビーベッド、ベビーキープがあり、また、ウォシュレット機能が付いたトイレになっています。

個室内は長方形でも正方形でもなくちょっといびつな形にはなっていますが、それなりの広さは確保されています。
Kh35tobakaido8 トイレの入口附近の写真です。
 
オストメイト装置やチェンジングボードもあります。





 
Kh35tobakaido9 そして、別の角度からの撮影になります。
 
洗面台と(再掲)オストメイト装置です。
 
鏡が多いのが特徴です。



 
Kh35tobakaido10 この駅で注意すべき点は東改札口にあるこの機械です。
 
自動券売機の格好はしていますが、ICカードチャージ機です。磁気乗車券の購入は今まで通り、西改札口にある自動券売機でしか購入できません。
 
ですので点字案内板にはこの機械の存在はないものとして案内されています。ただ、この機械で乗車券は購入できませんが、乗車駅証明書は発券できるのでこの証明書で改札口を通り下車駅精算と言うことはできます。
これからこういう駅が増えるのかなと思います。

2022年7月26日

松山- 呉 -広島航路(翔洋丸)

Shoyomaru1 2020年8月1日、松山―呉―広島航路、石崎汽船の新造船翔洋丸(しょうようまる)が運行を開始しました。
 
コロナ禍ということもあり、私が現地に行けていませんでした。
 
運行を開始してから2年近く経ってやっと乗船しました。
 
以前、旭洋丸を採り上げました。
 
結論から先に述べるとバリアフリーの面では旭洋丸と同じです。
(船の重量は旭洋丸より4t軽いみたいですが…)
Shoyomaru2 私は徒歩で乗船でしたが、乗船後、車両甲板まで下りるという不審者以外何者でもないのですが、車両甲板にあるエレベーターの写真を撮りたかったから。
 
写真は車両甲板にあるエレベーター乗り場のそばにあった車いす利用者用の駐車スペースです。
 
私が松山観光港で乗船した時は4階から乗り込みました。そして、客室である3階へは階段オンリーでした。
なので徒歩客であっても車いすの乗客は車両甲板から客室に行くことになります。Shoyomaru3 車両甲板階のエレベーター乗り場になります。
 
旭洋丸の時の写真を使いまわししているように見られそうですが、違います。(ちなみに使っているカメラも違います。)
 
客室である3階へ行くのですが、2階は今から思うと広島側の徒歩客の下船口だった気がします。
個人的には2階にも停止して、徒歩客と車の客と完全に分離した方が安全と思っています。
Shoyomaru4 3階・客室階のエレベーター乗り場です。
 
エレベーターそのものの製造は旭洋丸と同様、MHI下関エンジニアリング製で4人乗りのものです。
(三菱造船が100%出資している会社ですが、船そのものは内海造船の製造です。)
 
造船会社も旭洋丸と同じです。
バリアフリー設備に関して公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団より助成を受けています。
Shoyomaru5 3階のエレベーター乗り場のそばにある点字付き案内板です。
 
この案内板は旭洋丸の時には写真を出していませんでしたが存在してます。



 
Shoyomaru7 そして、こちらが同じ3階にある売店のそばにある点字付き案内版になります。
 
比べていただくと良く分かりますが、エレベーター乗り場にある方は客室部分オンリーですが、こちらは船全体の案内になります。


 
Shoyomaru6 車いすトイレは客室後方、客室からだと自動ドアを通ってすぐそばにトイレがあります。
 
スライド式のドアで開閉しやすいです。
 
ウォッシュレットやベビーベッドもあります。
 
エアタオルはコロナ対策の為なのかついていませんでした。
Shoyomaru8 車いすの優先席です。旭洋丸の時の写真と違い、向かい合わせではないのですが向かい合わせの座席に人がいたので写せなかっただけで、こちらも仕様が同じです。
 
車いすの乗客がいなかったからいいようなものですが、車いすの客が来ても譲らなさそうなので、一般席の通路側に跳ね上げ式のひじ掛けにして移乗がしやすいものにしたらいいのではないかと思います。
 
Shoyomaru9 先程の座席の前にあるのが車いすスペースとなるところです。
 
椅子が簡単に動かないようにしていますが、車いす利用者が来たら椅子が取れるようにできるのも旭洋丸と同じです。
 
固定装置が付いていますが、瀬戸内海という揺れの少ない海で航行する上に車いすトイレに行くことを考えると固定する機会は少なさそうです。
Shoyomaru10 売店にあった車いす用の記載台があるのは評価できます。
 
何かを書く機会はなさそうですが筆談スペースにもなるのでバリアフリーの多様化に対応していると考えてもいいのではないかと思います。
 
これからいろんな会社がオリジナルのバリアフリー装置を世に出して良ければ他社に真似をされるようにしてほしいと思います。

2022年7月 6日

10年前と変わらず

おりんぴあどりーむせとで新岡山港で下船して、岡山駅行きのバスに乗車して天満屋バスセンターで降りました。

実は10年前も同じ方法で天満屋バスセンターで降りたことを思い出しました。
 
Temmayabc バスセンターの乗降口の柵です。
 
10年前と同じです。
10年前にも同じことを思っていました。

10年前に記事にしなかったのはまだまだスロープ付きのバスが少なかった時代だから。

しかし、今は岡山市内に限って言えば写真のバスの様にノンステップバスが多く走るようになり、バスの車両が進化しているのにバスセンターの方がバリアを解消していない。

この幅では車いすは通れない。
バスセンターそのものの構造でのりばとバスとの空間があり、乗客に不要な上り下りを強いられる。
岡山を代表するバスセンターなのだから早急にバリアフリー化に取り組んだ方がいいと思う。

2022年7月 5日

新岡山港-土庄港(小豆島)航路(おりんぴあどりーむせと)

Oympiadreamsetoa1 写真は土庄港から乗船し、新岡山港で下船した直後に撮影したおりんぴあどりーむせとです。
今から10年前におりんぴあどりーむを採り上げました。

おりんぴあどりーむは運行が少なくなったらしいのですが、今も現役で就航しています。
 
それは2019年に今回紹介する新造船、おりんぴあどりーむせとが就航されたからです。
 
少々遅いですが乗船することにしました。

土庄港から乗船した私は早速、船内のエレベーターに向かいました。
この船のエレベーターは1階の車両甲板から2階の客室までの間を上下します。
Oympiadreamsetoa2 車と同じところから乗船し、エレベーターにたどり着く前に車いす用駐車スペースを発見しました。
 
右舷側にエレベーターがあるのですが、新岡山港から乗船した場合、左側にエレベーターがあるようになっているので土庄港から乗用車でエレベーターを利用する特は乗船直前に乗用車の右側の座席に座ってもらった方がいいでしょう。
そして、エレベーターに向かいます。
Oympiadreamsetoa3エレベーターは6人乗りでMHI下関エンジニアリング製のものです。
 
10年前に紹介したおりんぴあどりーむは4人乗りでしたが、エレベーターが大型化しました。
 
この航路は共同運行している小豆島フェリーも含めてエレベーターが全便設置されていて乗客の方も知っているのかエレベーターを使う人が目立ったいました。
これには驚きました。
Oympiadreamsetoa4 2階客室に上がった私は早速、車いすトイレをチェック。
 
ベビーベッド、ウォシュレット、幼児用の補助便座、おむつ用のごみ箱と車いす利用者だけでなく、赤ちゃんのトイレにも問題ありません。

また、ドアの開閉も軽くて使いやすいです。

チャギントンが飾っているのは同系列の鉄道会社がチャギントン電車を運行しているからでしょう。
この船でも一部のチャギントンのグッズが船内売店で購入できます。
Oympiadreamsetoa8 その売店のそばにある点字付き案内板です。
 
点字付き案内板そのものの数が多いのは評価できます。
 
トイレのそばにもありますし、3階の客室にもありました。
しかし、エレベーターの昇降口にはなかったのは減点です。(客室入口にはありましたが。)
2階客室の船尾にエレベーターがあるので情報案内の類を多くする必要があるので客室中央部にエレベーターがあるとこういう情報案内の類の数が少なくても事足りるのにと思ってしまいます。
Oympiadreamsetoa6車いすスペースは客室入口を入ってすぐそばにあります。
 
好印象なのはエレベーターは右舷側にありますが、左舷側入口にも車いすスペースがあること。
 
目立たないですが、床面に固定装置の金具が取り付けられています。
 
Oympiadreamsetoa9 隣にはベンチタイプの座席があり、移動しやすいです。
 
もちろん、この座席も両側にあります。
 
ひじ掛けがちょっと頼りなさそうなのはデザイナーのせいでしょう。


 
Oympiadreamsetoa5 今回最も撮影に苦労したのがこちら。
 
足元が広く、車いすの方も移乗しやすい席です。
 
実際こちらの席は優先席になっているのですが、一般客が堂々と使っているので彼らが下船準備のためこの席を離れるまで写真を撮れませんでした。

窓が大きく車いすの方も瀬戸内海の多島美を眺められる構造になっています。
Oympiadreamsetoa10 先程は4名のボックスシートですが、こちらは2名用のシートです。
 
先程と同様、こちらも優先席ですが先客がいたのでこちらの撮影も下船間近でした。

ちなみにこれらの座席も船の両側に設置されていて、売店にも近い場所になっています。
売店が近いと車いす利用者に何かあった時でも駆けつけやすいというのも理由のひとつでしょう。
そのせいなのか分かりませんがOympiadreamsetoa7船内売店のそばに車いすも用意されています。
 
おりんぴあどりーむが登場した時はすごいと感じましたが私がわがままになったのか時代が変わったのか今となっては旧型になってしまっています。
 
そういう意味では時代に適合したフェリーが新造されたことを評価したいですし、旧型船も最悪でも第2の人生を新天地でバリアフリー船として活躍してほしいと思います。

2022年6月24日

カート置き場考現学

Ta24central-japan-intl-airport1 名鉄中部国際空港駅のホームドア前です。
この駅の構造は改札はホーム最前に1ヶ所で空港の出発ロビーや到着ロビーからスロープでアクセスできます。

荷物カートを押したまま、ホームまで行けるので便利です。
 
しかし、空港のエスカレーターの乗り口にある荷物カートの進入を阻止するポールがホームドアの前に立っているので、車いすの乗客はポールのない最前のドア以外出入りできません。
 
Ta24central-japan-intl-airport2 ちなみに空港駅の最前部のホームドアはこの写真の通り、ポールがありません。
 





 
Ta24central-japan-intl-airport4 ホームドア設置駅でホームドアと電車との間が最もあるこの駅は車いすの方が十分に通れるくらいの幅があるので乗車したところが先頭でなくてもホームドアと電車の間を通っていけます。
 
ホームドアは乗客の安全というより、カートを電車に持ち込ませないためのバリアの様に見えます。
 
この駅と他の空港連絡駅の違いは改札口からホームまで垂直移動がないこと。
Ta24central-japan-intl-airport3 そして、写真の様に改札口は荷物カートを通過できるくらい広々としています。


しかも、荷物が多くなりがちな国際線のロビー(出発・到着とも)へはスロープでアクセスできるので電車のホームのそばから荷物をまとめてカートで移動という芸当ができます。

さすがに電車の中にカートを入れられると迷惑以外何物でもないし、カートを空港まで返しに行くこともしないでしょうから空港管理者も困ることになります。

だから空港島からカートを出さないようにするのは当然です。

改札口でカートを通さないようにすればホームドアにポールは不要なのですが、そうなるとカートを使って電車に乗る人にとって不便になるし、車いすの渡航客もその不便を被ることになるので、最大公約数的な方法なのかなと思ってしまいます。
 
しかし、一般的な車いすの大きさよりも荷物カートの方が幅も奥行きもあるので、車いすは通れてもカートは進入できない程度にポールの本数を減らせるのではないだろうか。
 
車いすでの乗降口を限定すると名鉄の駅構造が各駅とも違うので無理に空港駅での最前列に乗車しようとすると乗車駅のホーム幅によっては危険だからです。
折角作ったものを撤去するのは気が引けるとは思いますが空港会社と協議してポールの配置を再考してほしいです。

2022年6月23日

津なぎさまちー中部国際空港間航路(カトレア)

Cattleya1 津なぎさまちから中部国際空港まで高速艇に乗船しました。

航路開設から随分経ちましたが、私自身初めてなのでバリアフリーチェックをしました。




 
Cattleya2 入口は空港アクセス航路にふさわしく、スーツケースを持ち込む乗客を考慮してか広めにとってあり、必然的に車いすでの乗船もしやすいです。






 
Cattleya3 出入口付近の座席は車いすの乗客が移乗しやすいように設計されています。
(航行中はシートベルトをするようにアナウンスをされるので車いすの方も座席に移乗するのが前提になっていると思います。)

しかし、車いすの乗客がいない場合、ロープで座れないようになっています。

これは仕方ないと思うけど、問題はトイレ。


私はこの船に車いすトイレは無いと思ってました。

しかし、車いすトイレはあったのですが車いすトイレまでの通路にスーツケースが置かれていて到底車いすトイレに辿り着けません。
 
なので車いすトイレの写真がありません。

 
スーツケース置き場を改める必要があります。

幸か不幸か今は減便ダイヤなので、この時にスーツケース置き場を作る時間はありそうです。

2022年6月 4日

カームダウン・クールダウン

Calmdowncooldown2 成田空港で見かけたカームダウン・クールダウンの案内板です。
  
発達障害・知的障害などの方が精神的に落ち着かせるために利用するものです。
 
語句については私が述べるより、エコノ財団の「カームダウン・クールダウンについて」の記事を参考にされるのがいいので、そちらにお任せします。
Calmdowncooldown1当然、案内板のそばに実物があります。
 
存在そのものは知っていましたが実物を見るのは初めてでしたので思わず写真を撮り、中に入ってみました。
 
この設備の場合に限って言えば、カームダウンになる方とならない方にはっきり分かれるのではないかというのが私の感想です。
 
まず、1人しか入れない。1人で落ち着ける方なら問題はないのですが、誰かがいないと不安になる方は難しい。
 
次に、カーテンで外から見られないようにはできるのですが、騒々しさから解放できるのかが疑問。
 
最後にこの室内、照明類が無い。
カーテンは途中までしか下りないので下部から光が入り込みますが、基本的に暗い状態。
暗いと不安になるかたもいるはずです。
 
もちろん、設備そのものは素晴らしいことですし、普及してほしいですが、改良の余地があるのではないかということです。
 
どこをどう改良したらいいのかと言いますと、先程挙げた問題点を失くしたらいいのです。
①1人スペースではなく2人スペースに(この時には換気機能も十分にできるようにするのが望ましい)
②入口をスライドドアにして遮音性を高める
③室内の照明のON/OFF機能をつける
 
もちろん、まだまだ数が少ないので駅やバスターミナルなどもっと身近な場所にほしいです。
 
成田空港のような巨大な施設と違い、駅やバスターミナルは施設規模が小さい上に立地も地価の高いところにあります。交通事業者からしてみればお金を生まないのに設置したくないでしょう。
 
なので、設置費用を行政当局に出してもらいましょう。
行政当局は事あるごとに「障害の特性」という言葉を使います。
その言葉を具現化するのに必要な設備ですので支出すべきです。
 
意地の悪い言い方をすれば「障害の特性」という言葉がノーマライゼーション社会を目指す姿勢を取っているのか、民間に負担を強いるだけの詭弁に過ぎないのかバロメーターになると思います。

 

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