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2023年9月19日

提案:清流新岩国駅にスロープを

岩国に錦川鉄道という第三セクターの鉄道会社があります。
 
線路そのものは川西駅から錦町までの路線ですが全列車岩国駅発着です。
 
Seiryushiniwakuni1 レールがつながっていて分かりやすいのか、清流新岩国駅で新幹線新岩国駅と乗り換える客を見かけました。
(本数こそいわくにバスの方が多いですが、所要時間と運賃は鉄道の方に分があります。)

驚くべきことに新幹線新岩国駅方面から清流新岩国駅まで歩いてくる高校生を発見。
さらに隣の川西駅まで利用してました。
(後で調べたら、県立岩国高等学校の最寄り駅が川西駅ということでした。)
 
Seiryushiniwakuni2 清流新岩国駅から新幹線新岩国まで歩いてみました。
 
まず、ホームから出口に行くのには下り階段が使う必要があります。




 
Seiryushiniwakuni3 ただ、階段を下りたら新幹線新岩国駅に行くのは分かりやすいです。
   
写真のスロープを渡ると道に迷うことはないです。
 
新幹線の高架橋の下を進むだけですし、新岩国駅に到着するまで分岐する場所もありません。

 
Seiryushiniwakuni4 ところどころにグレーチング蓋があるので車いすの方の通行が難しい場所もありますが、段差なしで新岩国駅に行けます。
 
写真の案内が見えたらすぐです。
 
ちなみにこの通路で新幹線新岩国駅についたら改札まで段差なしです。
 
Seiryushiniwakuni5 通路と地上は段差がありますが、スロープがあるので新幹線を下りた乗客がタクシーやバスの乗り換える分には困ることはありません。





新岩国駅まで歩いて気付きました。
先程の階段をどうにかすればバリアなしで乗り換えができるのではないかと。
Seiryushiniwakuni6 そう思うと今来た道を戻りました。
 
先程のスロープ云々の場所を逆方向から撮影したものです。
 
新幹線の下を横切っているのは錦川鉄道で清流新岩国駅もあります。
通路と清流新岩国駅との間に階段分の高低差があるからこの間にアクセスできるスロープをつけたら解決できると。
スロープを取り付けるには当然、スペースが必要です。
それは問題なさそうです。
Seiryushiniwakuni7 幸い、列車の行き違いができるスペースが確保されています。
 
正直言ってこのスペースを活用できる場面はないです。
 
この遊休地を使ってスロープ設置に転用できると。
沿線住民や観光客への新幹線のアクセスの強化になると思うのですが…
そして、錦川鉄道の株式の約半分は岩国市が持っています。
地域住民へのバリアフリーの強化という名目ならば費用負担も容易かと思われます。
あと、社会実験としてこの駅に折り返し設備を設けて、岩国駅と清流新岩国駅との間にシャトル列車を設けてピストン運転をすれば新幹線とのアクセスの悪さに広島駅から在来線で岩国に来ていた乗客を新幹線に誘導できるのではないだろうか?
乗り入れ先であるJR西日本との調整が必要になるが、乗り入れ区間はそれなりに乗客が見込めそうな区間なのでやってみる価値はあると思います。

2023年8月31日

Change JR Gifu Stn. Part1

Ca74gifu1 JR岐阜駅にエレベーターがありますが、ホームから改札階に下りるエレベーターに乗ると改札階は改札外になるので乗客が自由に使えるものではありません。
 
私自身、岐阜駅のエレベーターに1度乗ったことがあります。
 
車いすを押しているときに利用させてもらいました。
 
そこで、2023年6月10日に東海道線下りホームに8月1日に高山線ホームに改札内のエレベーターが供用開始したので岐阜駅に降りてみました。
Ca74gifu2 東海道線下りホーム(5・6番のりば)にあるエレベーターです。
 
後ろから2両目の名古屋寄りのドアがエレベーターに最も近いドアになります。
 
このエレベーターはホーム階(4階)と改札階(2階)を結ぶエレベーターで三菱製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
言うまでもなく、名古屋方面から乗り、この駅で下車する場合、このエレベーターを使うことになります。
また、岐阜駅始発名古屋方面行の普通電車が5番線から発車します。
Ca74gifu3 高山線ホーム(3・4番のりば)にあるエレベーターです。
 
このエレベーターはホーム階と改札階の他に3階にも停まる3停止タイプになります。
 
3階は他の線路(東海道線)へ乗り換える連絡通路やトイレ、時間制限はありますがアクティブGへの連絡口があります。
 
こちらも三菱製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
高山線岐阜駅行きの普通列車に乗車する場合、一番後ろのドアが最寄のドアになります。
Ca74gifu4 ちなみに3階のエレベーター乗り場になります。
 
実測したわけではないですが、2階から3階より3階から4階までの方が距離があるように思います。




 
Ca74gifu5 投稿日現在、東海道線上りホーム(1・2番のりば)には改札内エレベーターはないですが、乗り場はすでに出来上がっています。
 
前から3両目の名古屋寄りのドアが最寄のドアになりそうです。
 
先程紹介した2基のエレベーターと同様にホーム階の乗り場が名古屋方面に向いているので通り抜けタイプになるものと思われます。
Ca74gifu6 現在、東海道線上りホームにあるエレベーターになります。
 
先述の通り、この下は改札外になるのでインターホンを押して駅員を呼び出します。
 
このエレベーターは三菱製の11人乗りの普通のエレベーターになります。
このエレベーターはホームの名古屋寄りになります。
したがって、最寄りのドアは先頭車両の前のドアになります。
Ca74gifu7 このエレベーターで2階に下りるとアスティ岐阜の2階入り口付近にあります。
 
ただ、このエレベータ自体、1階とも同じエレベーターで結ばれており、このエレベーターを利用する限り、駅員を呼び出す手間は必要ですが、1回の乗車で1階に行くことができます。
 
これは改札外につながっていた東海道線下りホームや高山線ホームも同様でして、改札内エレベーターが出来てから改札からホームへは行けなくなりました。
ですので今後、東海道線上りホームにも改札内エレベーターが供用開始すると現在使っているエレベーターもホームへは行けなくなると思います。
 
とは言え、エレベーター自体は動くので改札階エレベーターがメンテナンスの時に臨時でホーム階に行くようにはできるでしょう。
案外、(在来線の)名古屋駅よりエレベーターのアクセスが良くなるのかもしれません。

2023年8月17日

遠隔操作をするにしても…

Intercom JR山陽線天神川駅(広島方面行側の)改札口です。
 
駅員は反対側にいて、こちら側には駅員はいません。
 
そして、見ての通り、自動改札機が並んでいます。
自動改札機が使えないきっぷの場合、改札機の左側にあるインターホンで問い合わせをします。
 
私は青春18きっぷを使っていたので、インターホンで問い合わせをすることになります。
Intercom2 インターホンのボタンの下にある青春18きっぷを置いてインターホンボタンを押します。
 
きっぷを置いているので持っているきっぷが正当なものだから、改札機を遠隔操作で開けてくれて難なく駅の改札を出ることができました。

しかし、ある事に気が付きました。
このインターホン、音声のみに対応しています。
そう、聴覚障害の方がこの機械を使うのにはハードルが上がるのです。
 
有人駅なら筆談でも対応できたのにインターホンだとそうはいきません。
そこで、この機械の改良版を作ってほしい。
具体的には聴覚障害用のボタンの設置とそのボタンを押したときに対応する方法です。
乗客側に対してはスクロール機能の付いた文字表示機能をつける。
遠隔操作をする側にはある程度の定型文をボタンひとつで対応することでスムーズかつ文字変換ミスを防げると思います。
無論、降車だけでなく乗車時も必要です。
今回は青春18きっぷでの乗降でしたが、聴覚障害者が使う場面では年中必要になります。
障害者割引の乗車券をこどものきっぷで代用した時は自動改札機が使えないし、車内で購入した乗車券だって自動改札が使えません。ローカル線で乗車して、自動改札機のある駅で下車した場合、きっぷすら持っていない場合があります。
 
人手を減らすのは時代の流れで仕方がないのかもしれないけれど、できるだけサービスを損なうことのない様にするべきだと思う。

2023年8月10日

情報の引継ぎ

久しぶりにJR天竜川駅に行きました。
 
5年半ぶりに現地に降り立ちました。

当時は工事箇所もありましたが今は駅南口にマンションの建築をしているようでした。 
Brailleinformation1今回は天竜川駅の点字付き案内板を見て気が付きました。
 
駅の入口附近にある点字付き案内板ですが、駅の入口にある点字付き案内板と違い、道路の案内までされていること。

たまにロータリー側に点字付き案内板がありますが、その場合、ロータリー側のみの情報になっていることが多い中、どちらの情報もあることが珍しい。
Brailleinformation2 このそばにある点字ブロックも半枚分しか離れていないにもかかわらず、しっかり敷かれていました。
 
駅の入口附近であって駅の入口ではないのでこの案内板は管理者である浜松市が設置したのでしょう。
 
写真は北口の物ですが、南口にも同様なものが設置されていました。
 
Brailleinformation3 もちろん、天竜川駅自体にも改札口の向かいに設置しています。
 
駅の中ですので当然、JR東海が設置したのでしょう。
 
JR東海の他の駅もこういう形状です。
 
設置者が違うので案内板の形状の違いは出ても仕方がないのですが、前々からこんな疑問を感じていました。

点字情報を引き継げないものか?

何が言いたいのかと言いますと、天竜川駅の場合、駅の入口附近の案内板に駅の改札口付近に点字案内板がある情報を点字で案内するということです。
実はJR大竹駅も2階の改札口と1階の入口(東口・西口とも)に点字付き案内板があるのですが…
R14otake4 2階改札口の点字付き案内板







 
R14otakee1 1階東口の点字付き案内板







設置者がどちらもJR西日本ですがお互いに情報を引き継げていません。
(ただ、この駅の場合、1階で2階の情報はある程度分かるので救われますが…)
 
今回の天竜川駅の場合は設置時期が違うので先に設置したJR東海側は情報の引継ぎは難しいにせよ、浜松市の方は情報を出せたと思っています。
限られている情報を引き継ぐことによって「点」でしかない情報を「線」にはできるのではないかと思います。
 
冒頭のも述べたように天竜川駅の件は駅だけでもなく、道路だけでもない点字の情報そのものは進歩的だと思っています。
だからこそ、さらにもう一歩進んだ情報の引継ぎもしてほしいと思ってしまいます。

2023年8月 1日

JR米子駅

A_yonago1 2023年7月29日にJR米子駅を南北に横断する自由通路(通称:がいなロード)が完成、供用を開始したので行ってみることにしました。
 
バリアフリーの面については既にエレベーターが設置されていて、この自由通路が完成していなくても駅北口にある入口と改札口、改札口に直接接している0・1番のりばがあり、跨線橋を使って2・3番のりばおよび4・5番のりばへはフジテック製の11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターでアクセスできていました。
 
今回駅の2階が入口になって、各ホームへはエレベーターを使ってアクセスする形になりました。
早い話、橋上駅化ということになります。
A_yonago2 今まで橋上駅化できなかったのには理由がありまして、駅の南側は貨物の操車場があり、駅の南側には物理的に入口を作るスペースが無かったことがあります。
 
とは言え、山陰地方で初めて鉄道が開業した120年前と違い、米子駅な南側にも宅地化が進んで南北の行き来を妨げるのがこの駅ということもあり、貨物駅が廃止されたことで土地に余裕ができ、今回の自由通路建設ということになりました。
A_yonago3 貨物駅は無くなっても列車の留置線は数多くある米子駅を高架にするのは難しいのでがいなロードの長さも結構あります。
 
なので途中にテラスを設けて休憩できるようになっています。
 
写真は松江方面を撮っていますが、正反対の位置に鳥取方面のテラスもあります。トレインビュースポットになるかもしれません。
ただ、ベンチが少ないのは気になりました。
そのせいか改札口付近の待合室(通称:やくもラウンジ)はいっぱいでした。
A_yonago4 がいなロードは自転車の走行はできませんが押して通ることは可能です。
 
なので南口に住んでいる人から見れば開業以来の大改造ともいえる今回の開通だとも言えます。
(米子の繁華街や官公庁などはすべて駅の北側にあります。)

 
A_yonago5 自転車の通行を意識しているのには垂直移動にも表れています。
 
こちらは駅改札口付近にある1階北口と結ぶエレベーターになります。
 
このエレベーター三菱製の30人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
最初、こちら側にがいなロードと同時に開業したシャミネ米子の垂直移動も兼ねているから大きなエレベーターなのかと思っていました。
A_yonago6 ところが、がいなロードを通った南側のエレベーターに乗るとこのエレベーターも三菱製の30人乗りの通り抜けタイプの大きなエレベーターでした。
 
自転車の大きさを考慮し、エレベーターの中で方向転換しなくてもいいように通り抜けタイプにしたと思いました。

蛇足ですが、この駅の北側のエスカレーター(上下ともに設置)および南側のエスカレーター(上りのみ設置)も三菱製のエスカレーターになります。
そして、この写真でも見えていますが、駅の点字付案内図です。
A_yonago9 もちろん、駅の北側と2階にある駅の自動券売機とやくもラウンジの間にもうひとつ点字付案内図があります。
 
駅の入口にはあるのですが、北口の案内図が分かりにくいところにあるのが気になりました。
 
また、山陰を代表する駅のメインの入口にも関らず、音声付きの物でないことにがっかりしました。
 
A_yonago7 話を戻して、今回のもう一つの主役である南口です。
 
ここに駅前広場を設けていて、車いす利用者の乗降場もあります。
 
エレベーターの近くに横付けはできますが、雨を完全に避けることはできなさそうです。

南口には商業スペースはありませんが、トイレがあります。
A_yonago8 写真は改札内にあるバリアフリートイレですが、改札内、北口、南口のバリアフリートイレに共通して言えるのはオストメイト対応、温水洗浄便座、チェンジングボード、ベビーキープ、ユニバーサルベッドが備わっています。
 
ただ、ドアは手動式です。

 
個人的に今回の変更に退化したものがみどりの窓口がしょぼくなりました。みどりの窓口プラスも新たにできましたが、有人改札とみどりの窓口が一体化したため、どちらかで応対しているとなかなか対応してくれなかったりします。
(窓口の数も減ったので使いづらくなっています。)
 
2階に人員を集約したので今までの1階の改札は無くなり、岡山方面に行く特急やくもが発車する1番のりば、境港に行く0番のりばへも今までなら改札から直結できたのにエレベーターでアクセスしなければならないことが退化と言えます。
京都駅みたいに西口が開業しても烏丸口の改札がのこっていて、乗客の分散ができるので便利な点があるのですが…
A_yonago10 あといただけないのは1番ホームにあったトイレを廃止したこと。
 
特に米子駅下車する人はそのまま改札に行くのですが、ここから乗車する方は余裕を持って駅の改札に入るのでここのトイレをなくすのはもったいないです。
 
特にこの駅のトイレはそんなに老朽化していないです。ここのホームのバリアフリートイレはユニバーサルベッドはありませんが、オストメイト装置も付いたトイレでした。
管理するのも費用が掛かりますが…
個人的にはうれしさ半分、不満半分の変更でした。

2023年7月19日

情報不足によりバリアが払拭されない事例case2. 兵庫区役所前

神戸電鉄湊川駅から近くにある東山商店街に行こうとしたときの話。
 
Hyogowardoffice1 神鉄湊川駅の地上の入口は無論地上階にあるのですが、ここから北に延びる神鉄横丁を進むと、横丁自体は下り坂ではないけれど周辺の地面が高くなっているので兵庫区役所あたりまで行くと1フロア分違ってきます。
 
で、この写真はこの先は階段しかないので先に進まず横にある道路に出ることを勧める旨の案内です。
 
しかし、こんなことも書いてあります。
 
兵庫区役所へお越しの方はエレベーターをご利用ください。
(8:00-21:00)
 
もちろん、21時まで区役所の業務はありません。
ということは区役所が閉まっていてもエレベーターが使えると踏んで兵庫区役所の方に行ってみました。
Hyogowardoffice2 区役所の入口が見つけ、先に進んだら普通に入れました。
 
日曜日でしたので区役所の業務はないはずで入れたということはエレベーターも使えると判断。
エレベーターが使えました。

ちなみにエレベーターはダイコー製の17人乗りのエレベーターです。
Hyogowardoffice3 区役所の1階に到着しました。
 
この時フロア案内を見ると地下1階に湊川地下道連絡口とあります。
 
この後、何事もなく区役所の建物を出て地上に出ました。

何が言いたいのかと言えば、兵庫区役所のエレベーターを利用すれば区役所に用事が無くても区役所附近に行けます。もちろん、私が行きたかった東山商店街も。
 
もちろん、冒頭の看板の通りに道路に出ても車いすでアクセスできるのですが、1フロア分上ることにもなりますし、公道ですから歩道を走行する自転車もいます。
エレベーターが24時間使えるわけではないけれど、利用できるものを利用することによって楽で安全に通行できるのは魅力的です。
 
階段しかないと書かれたら諦めて指示に従うと思います。情報不足というよりは不親切な情報によって車いすの方が大変な思いをする事例だと思います。


2023年7月18日

普通に見えて普通でないスタイル

Monfavori1 アクセス各駅停車の取材で北条鉄道法華口に行った時のこと。
 
駅舎を利用してイートインスペースのあるベーカリーに入りました。
 
お店の名前は駅舎工房Mon Favori(モン・ファボリ)。
列車を利用するにはこの駅舎に入る必要がないのでこの駅舎に入るということは必然的にこのお店に入るということでパンを購入しました。
 
私を接客したのは店長らしき方でしたが、障害者らしき方の声がしました。
Monfavori2列車待ちの間に購入したたこピザパンを食べている間にこのお店のことを調べました。
 
社会福祉法人ゆたか会が運営していることを知りました。
 
ただ、紹介文で気になった文言がありました。
 
地域貢献事業の一環という文字。
障害者福祉主体の福祉法人が運営するお店と言うとまず思いつくのは就労継続支援B型という分かりやすく言えば障害者の福祉作業所です。
労働者として働くことが前提の就労継続支援A型も含めてWAM NETの障害福祉サービス等情報公表検索サイトで検索をかけても出てきませんでした。
この法人の書いてある通り、一般のお店という位置づけなのでしょう。
今度はモン・ファボリで検索をかけると一般のお店でヒットするようなものばかりでした。
「一般のお店の中で障害者が働いている」そんなお店で、障害者の「し」の文字も福祉の「ふ」の文字も前面に出てこない。
だから営業時間は10時から16時までと短いのはとにかく、定休日が月・金で観光客が利用する土・日は営業しています。
(福祉作業所だと土・日が休みのところが多い)
そして、福祉作業所にありがちな購入者が福祉関連の人間か利用者の関係者ということもなく、一般の利用者しかいなさそうな感じで純粋にこのお店を利用しているのが逆に印象的でした。
ちなみに私が食べたたこピザパンは1番人気のパンだったらしく普通に美味しかったです。
お店の評価のコメントもパン屋さんとしての評価で福祉色がありませんでした。
本来ならこういうのが「障害者が地域で働く」姿なのかもしれません。

2023年7月 5日

一歩前進その後停滞!?

2023年7月4日のJR東日本およびJR西日本のニュースリリースで自社のネットサイトで障害者割引のきっぷが購入できるようにするとのことです。

(注・リンク先はPDFファイルです)
JR東日本 「えきねっと」で障害者割引乗車券をお申込みいただけるサービスを開始します
 
JR西日本 「e5489」で身体障害者割引、知的障害者割引を適用した乗車券をお申込みいただけるサービスを開始します

JR東日本は2024年2月からJR西日本は2024年春ごろから開始予定でどちらも利用に際し、予めマイナポータルへのマイナンバーカードの登録が必要です。
 
JR北海道はえきねっとでJR四国はe5489、JR東海の在来線特急はどちらのサイトにも予約できるのですが、独自に展開しているJR九州のインターネット列車予約がどういう扱いにするのか投稿日時点で明らかにしていません。
 
個人的に気になったのはJR西日本のニュースリリースにあるご利用条件についてについての文言。
現在の e5489 と同様のご利用条件を予定しております。
ということは乗車券のみの場合だとネットでの予約ができないことを意味します。
 
障害者割引はあくまでも普通乗車券(と急行料金→ただし、現在のJRで定期列車で急行と言うものは走っていません。)だけ適用されるもので特急料金は対象外です。
特急だけでもネットで予約ができます。
それが駅に行かなくてもネットで乗車券もセットで購入できるのは一歩前進ですが、乗車券こそネットで予約ができるようにしてほしいと思います。
最近、JRのみどりの窓口が閉鎖されています。
代わりにできたのは話せる指定席券売機(JR東日本)、みどりの窓口プラス(JR西日本)ですが、ここでの待ち時間が長くなりがちで乗車券だけでも予約の受け取りができれば普通の指定席券売機で対応できるはずでオペレーターの増員が軽減できます。
 
きっぷの購入方法が簡素化になった分、不正乗車に対する対策を策定する必要があると思います。
マイナポータルを利用することから身元が割れているので不正乗車は正規運賃・料金の3倍を徴収できるので徹底的にすればいいし、入場時に資格証明の呈示を義務付けることで不正乗車を未然に防げるのではないかと考えます。
 
「便利にすべきことは便利にすべき、不公平な事柄は排除すべき」だと私は思います。

2023年6月29日

熊本桜町バスターミナル

Sakuramachibt1 3年程前のCブログで熊本桜町バスターミナルに行った時のこと。
 
あまりにも大きいので驚いたことがあります。
 
写真は熊本桜町バスターミナルがある商業施設SAKURAMACHI KUMAMOTOです。
 
早朝にこのバスターミナルを訪れたのはバスに乗るのが目的ですが、気になるものがあるのが分かったため現地に行くことにしました。
 
熊本桜町バスターミナルは熊本のバスの交通の要所で熊本から各地に向かう高速バスはここを経由し、路線バスの系統もここを基準に熊本市の北部から時計回りにAからWまでのアルファベットの2桁の数字が系統番号で附番されているらしい。
のりばも降車専用も含まれるけれど1番から29番まであります。
また、のりばは大きく3ブロックに分かれていて1番から13番までが赤、14番から23番までが青、24番から29番までが緑に分けられています。
(ちなみに私が初めてここを訪れたのはバスターミナルが建て替えが終わって今の名称になってから約1年後の話のようです。)
Sakuramachibt2 話を元に戻して、私がこのバスターミナルが気になっていたのは各のりばにあるこのボタンです。
 
車いすの方がバスに乗る時に押すボタンの存在です。
この存在が分からなかったのです。
 
結論を言うとこのボタンの存在は今も良く分かっていないのですが、たまたま通りがかった警備員さんに聞いたところだと、このボタンを押すとバスセンターの人間が来るとのことでした。
Sakuramachibt3 各バスのりばにはフルフラットのホームドアがあり、運転手から車いすの乗客が見えにくいのでこのボタンで運転手に知らせる意味なのかと思ったら、ひとつののりばで複数の路線が発着するので違うようです。
 
電車と違いバスはホームから落ちても大怪我をすることはないとは思うので転落防止というより、排ガス防止のために意味合いが強いのでしょう。
屋内のバスターミナルなので排ガスがこもりがちになるので完全にシャットアウトできるフルフラットにしたのでしょう。
Sakuramachibt4 各のりばにある発車時刻表示版です。
 
全車ノンステップバスで運行するなら不要ですが、まだ全車運行していないとやはり、ノンステップバスが来るのか気になる表示。
 
ノンステップバスで来るバス便に車いすマークがついているのはありがたいです。
バリアフリートイレもバスターミナルだけで3か所あります。
Sakuramachibt5 まず、赤のブロックは4番のりば附近にあります。
 
ここのトイレが1番広く、また唯一ユニバーサルベッドがあります。
 
オストメイト装置、温水洗浄便座があります。


 
Sakuramachibt6 次に青のブロックのバリアフリートイレです。
 
15番と16番の間にあります。
 
個人的な感覚ですと1番狭いです。
 
ユニバーサルベッドではなくベビーベッドであること以外は設備面は変わりません。
 
Sakuramachibt7 最後に緑のブロックのバリアフリートイレです。
 
24番のりばの奥に団体専用のバスのりばがあり、そののりばとの出入口附近にあります。
 
設備面は青のバリアフリートイレと同じです。


車いす利用者にとって及第点を出せそうなこのバスターミナルのバリアフリー設備ですが、視覚障害者にとって不満を感じます。
まず、次の3枚の写真を見てください。

Sakuramachibt8
Sakuramachibt9
Sakuramachibt10

これは各バスのりばの点字ブロックです。
順に赤・青・緑ののりばに設置されたものですが、2019年12月19日付の西日本新聞の記事にこの色について書かれていました。
その記事によると知的障害や発達障害の方にとって色でのりばを示した方が分かりやすいということだそうです。
個人的に点字ブロックは黄色でなければいけないということそのものには否定的です。
弱視の方が黄色の点字ブロックが分かりやすいことぐらいは承知しています。
しかし、アスファルトの色と黄色がくっきりと識別できるから黄色がいいのであって、床が白色なら黄色の点字ブロックが識別しやすいのかと言えばそうだと言えないからです。
とは言うもののこのバスターミナルの場合、床が限りなくアスファルトに近い色なのでやはり、黄色の点字ブロックが望ましいと思います。点字ブロックの両端にのりばと同じ色のラインを引くことで知的障害や発達障害の方にも理解できるのではないかと思うのです。
さらに各のりばに点字案内の類も無ければ、バスのりばの点字付きの案内板も見当たりませんでした。
特に青ののりばに行くのはいったん地階か2階に行ってからバスのりばである1階に行くので案内の類は必須です。
特に路線バスの行先は青ののりばが一番多いから。
ただ、先程の西日本新聞の記事でホームドアができたことでバスの排気ガスだけでなくバスの騒音もカットされ、静かになって視覚障害者の方の転落が無くなったというから視覚障害者にとってメリットはあったのだと思います。
施設管理者側が成長させていきたいと言っているなら成長してほしいと願います。

2023年6月 4日

築鉄電車低床車両

直方から小倉に向かうのに普通はJRで行くのですが、築鉄電車というのがあったので乗ってみることにしました。
Chikutetsu50005 駅の時刻表を見ると、低床車両と書かれたマークがあります。
 
幸い、さほど待たずにその電車が来ました。




 
Chikutetsu50001 それが、この電車です。
 
アルナ車両製とあったので堺トラムと同じいでたちでした。
 
ただ、阪堺電鉄と違うのは路面電車扱いではなく、鉄道線扱いのようで、乗車すると路面電車では味わえないスピードを出していました。
しかし、電停の高さを見ても路面電車並の高さで、乗降がしやすいのはメリットだと思います。
Chikutetsu50002 もちろん、電車とホームの間もない上に隙間を埋める折り畳みのスロープがあります。






 
Chikutetsu50003 入口入ってすぐに車いす席が通常は椅子になっていますが、車いすの方が乗車すると座席を跳ね上げるものだと思われます。





 
Chikutetsu50004 車内の様子です。
 
通常の座席の部分に若干の段差がある席もありますが、段差なしで運賃箱まで行けます。
 
私が乗った時は途中駅から乗務員が乗車してきました。なので、車いすの方が終点である黒崎駅前で降りるときも意外とスムーズに降りれるのかなと思いました。
 
ただ、この電車を撮影したのは筑豊直方駅で電車とホームの間はあまり段差はないですが、ホームと地上の間は階段しかないのでこの駅から車いすの方が乗車するのは難しいです。
他にもいくつかの駅は階段しかないように見受けられたので駅のバリアフリー化をお願いしたいです。
路面電車の電停と違って、ホーム幅が狭くて電車に乗降できないということはないだけに惜しいと言わざるをえません。

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