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2013年8月24日 (土)

途中下車について

P1230222JRには途中下車が出来る制度があることを知らない方が意外と多くて驚き、この記事を書こうと思いました。
 
まず、途中下車できないきっぷは概ね以下のきっぷです。
1 乗車券の区間が100km以下のきっぷ
2 東京・大阪・福岡・新潟の各近郊区間内のきっぷ
3 乗車券に記載された特定都市での下車
(例えば、大阪市内行きのきっぷを持っていたら、天王寺まで行きたいけれど途中駅の大阪市内である大阪駅では途中下車できないと言う意味。)
4 回数券
5 とくとくきっぷなど途中下車を制限したきっぷ
6 乗車券以外のきっぷ(特急券や指定席券など)
 
写真は園部から三田までのきっぷですが、京都まわりだと上記の2に該当して途中下車が出来ませんが、福知山まわりですので、上記の2に該当しないので、途中下車が出来ます。
(ちなみに京都まわりだと1,890円になります)
正規に運賃を払えば、まっすぐ行かなくても問題ありません。
 
法律的には途中下車と言うと乗車駅から途中下車した駅まで運送契約が終了したことになります。
したがって、一旦途中下車したら、同じ乗車券では反対方向には戻れません。
写真では見づらいかもしれませんが、「三田」の文字の上に「福知山」のスタンプ印があります。
このスタンプ印が途中下車をしたと言う印になります。
ですので本来なら、途中下車をしたら駅員は率先して途中下車印を押さないといけないのですがそのままフリーパスと言うケースも良くあります。
 
そして、途中下車の回数は1つの駅には1回のみですが、乗車券の区間内なら何回でも出来ます。
乗車券の有効期間がこのきっぷの場合は2日間とあります。
ですので、このきっぷの場合、どこかで1泊して再び列車に乗ることも出来ます。
(有効期間は101km以上200kmまでが2日、201km以上400kmまでが3日、以後、200kmごとに1日増えます。ただし、途中下車できない東京・大阪・福岡・新潟の各近郊区間内のきっぷは1日です。)
これを利用して、ルート上の駅で途中下車して観光することもできます。
 
例えば大阪市内から福岡市内までのきっぷを持って途中の広島で途中下車して観光するのは、問題ありません。
ただ、途中下車が出来るのは乗車券だけで特急券などは途中下車が出来ないので、乗車区間ごとに特急券を購入する必要があります。
途中下車をして息抜きをするのもよし、新たな発見をするのもよし、寄り道をするのもいいものです。
ただ、電車に乗り遅れないようにしてください。

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