赤沢自然休養林
長野県は上松町にある赤沢自然保養林に行ってきました。
平均樹齢300年のヒノキの天然林です。
日本で初めて森林浴イベントが開催された場所でもあります。
毎年GWから11月初旬まで開園しています。
(今年は4月29日から11月7日まで開園です。)
山の中にあるところですが、遊歩道を含めた園内の整備・維持のために駐車代を設定しています。
一旦、園内に入ると数棟の建物と森林鉄道以外はヒノキの森林です。
木曽五木(ヒノキ・サワラ・ネズコ・コウヤマキ・アスナロ)ですが、コウヤマキはあまりないとのことです。
ちなみにコウヤマキはコウヤマキ科の1属1種で残りの4つがヒノキ科の植物だそうです。
観光用に整備した森林鉄道に乗車してみました。
森林鉄道は遊具扱いのため障害者割引という類のものはありません。
森林鉄道記念館から1.1km先にある丸山渡と言う場所まで往復800円です。
丸山渡では乗車ができないため、森林鉄道記念館から丸山渡までの片道か再び森林鉄道記念館まで戻る往復しか選択肢はありません。
しかも片道でも800円の料金は変わりません。
片道しか利用しない人がいるのかと聞かれると、結構いるのです。
片道だけ利用して、後述する散策路で歩いて帰る人がいるからです。
私はもったいないので往復利用しました。
森林鉄道に乗るのに一番高いハードルは森林鉄道記念館に行く道の勾配です。
これがクリア出来たら森林鉄道に乗車できます。
森林鉄道のトロッコ列車は5両編成で各客車には木曽五木の名前がついています。
一番森林鉄道記念館に近い「あすなろ」の2人掛け席を取り外して車いすの方が乗車できるようになっています。
係員の人が言うのは車いす5台(という表現には抵抗がありますが)は乗車可能ですが、あまりサイズの大きくない車いすかなと思ったりします。
ホームには降車専用の丸山渡を含めスロープが設置されています。
端に着いたらディーゼル機関車だけ外して折り返しの先頭車両に取り付けます。
赤沢自然保養林には複数の遊歩道がありますが、この森林鉄道とほぼ平行する形にあるのがふれあいの道です。
標高1,000mを越える場所なので全く勾配がないかと言うと違いますが、比較的勾配がなく、舗装されているので車いすの方も十分通行できます。
そのほかのコースは車いすの方は厳しいと思います。
コースのところどころに東屋があるので休憩しながら散策ができます。
車いすトイレはほとんど入口側にあり、ふれあいの道には1ヶ所あり、呑曇渕(どんどんぶち)というところにありますが、個室は狭く扉も重いので個人的にはお勧めしません。
ちなみにお勧めなのがセラピー体験館のトイレです。
なかなか広くてショッピングセンターにある車いすトイレに負けません。
たまにはこういう森林浴もいいなと思いながら現地を後にしました。
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