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2022年2月

2022年2月26日 (土)

国道174号

R1741
日本で1番長い国道は実延長では国道4号、総延長では国道58号です。
国道58号は海上の区間があるのでこういう言い方になります。

反対に日本で1番短い国道は神戸市中央区にある国道174号です。

どれくらいの距離なのかは次の写真に任せるとして、この写真がその国道174号の終点地点です。

ちょっと雰囲気のある景色ではありますが、誰もここが日本一短い国道の終点だと思って走っている人なんていません。
R1742
で、その延長距離は…「L=187.1m」と書かれている通り、187.1mしかありません。
 
本当に誤植ではありません。
 
単位がmでなくてkmにしても日本一長い国道の足下に及びません。

兵庫国道事務所のHPによると(神戸)税関前交差点から(神戸港)第3突堤前までの区間です。
R1743
第3突堤交差点です。
 
写真の建物は神戸ポートオアシスです。

奥に見えているのは前記事でちょこっと紹介した宮崎カーフェリーのフェリーになります。


 
R1744
神戸ポートオアシスを背に三宮方面に歩きます。
 
すぐに神戸税関の建物があります。

これが税関前という交差点のもとになっている建物になります。
 
重厚な洋風の建物で用事が無くても入りたい気にさせられます。
R1745
南北に延びる国道の西側を歩いています。

神戸税関を越えてすぐに税関・第4突堤線と阪神高速3号神戸線の高架下をくぐりますが、その途中にあるのが国道の標識です。
(俗語でおにぎりと呼ぶらしいです。)


 
R1746


そのおにぎりのそばにあるのが案内図です。

歩行時間よりも撮影時間の方が長いこの記事。
 
たまにはこんな記事もいいかなんて何年も前から思っていたネタです。
 
R1747 そして、この短い国道の起点です。
 
税関前交差点です。

ここから先はフラワーロード(県道30号)で、神戸市役所の前を通ります。

個人的にフラワーロードこそ国道にふさわしいと思っていますが、県道です。
半世紀以上前の10年間だけ三宮から税関前交差点前も国道174号でしたが、国道2号のルート変更によって延長距離が短くなっています。
国道174号が三宮が起点なら日本一短い国道は東京にある国道130号ということになります。
R1748 折角なので国道の東側を歩きます。
 
国道の西側は国道の長さは終点附近にありましたが、東側は高架下にありました。
 
おにぎりもこの標識の傍にありましたが、車道に向かっておにぎりが表示されていたので写真を撮ることはできませんでした。
所要時間数分の珍スポット観光。
国道の起点から終点まで歩くとなると大変ですが、この国道なら誰でも達成できると思います。

2022年2月24日 (木)

ロイヤルプリンセス号

Royalprincess1 神戸港を周遊する観光船はいくつかあります。
今回はそのうちのひとつであるロイヤルプリンセス号を採り上げたいと思います。

少し前に採り上げたboh boh KOBE号と同じ場所から出港していてチケット売り場も真隣にあります。

チケットを購入して乗船しました。
ちなみにチケット売り場が隣であって、同じではないので運行会社が違います。
Royalprincess2 船内への入口です。
 
少し勾配がきついスロープですが、車いすの方だと介助なしだと少し厳しいですが何とか乗船できます。
 
乗船時間40分でトイレは一般のトイレしかありません。
ちなみにトイレは1階にあります。
 
Royalprincess3 入口を入ったところにある船室です。
 
客室としてこの上のフロアもあり、見晴らしは2階の方がいいのですが…




 
Royalprincess5 2階へはこの階段しかありません。

さらに屋上階も階段しかありません。
 
手伝ってくれるとはHPで書いていますが、どうしても気兼ねしてしまいます。


 
Royalprincess4 その階段の後ろにある客室です。
 
特にバリアフリー席という類のものはありません。
 
ひじ掛けが無いこと以外は移乗するのは大変な構造です。


コースですが、乗降場所が神戸港の中突堤なので神戸港周遊というお決まりのコースなので、造船所を通るのはどこも一緒のようです。
Royalprincess6ただ、周遊時間が前回紹介したboh boh KOBE号より短いのでまったく同じようなルートだとただの縮小版になってしまうので神戸大橋をくぐるという少し趣向を変えています。
 
写真はポートターミナルです。

この船の特徴はスカイデッキという屋上階でブリッジなど航行に必要なもの以外は遮るものは何もありません。
運が良ければここに停泊している船を見ることができますが、コロナの御時世だとクルーズ船が停泊…は夢のまた夢なのでしょうか?
Royalprincess7 神戸大橋をくぐるので当然、こんな写真も撮れます。
 
神戸大橋はくぐるために航路を取っているのでUターンして2度神戸大橋をくぐります。
 
神戸大橋はポートライナーも走っているので時間によってはポートライナーの走行も見られるはずです。

 
Royalprincess8 その神戸大橋を2度くぐってすぐに神戸三宮フェリーターミナルが見えます。
 
写真は三宮に停泊している宮崎カーフェリーのフェリーです。

こちらは時刻表通りだと朝の7:30に入港し19:10(日曜のみ18:00)出港なので、余程運が無いか夜に周遊する臨時便でも乗船しない限り見られます。
座席も2階の最前列での景色もなかなかいいもので同じところを周遊するものでも船によって見れる景色が違うものだと思いました。

2022年2月15日 (火)

ALL IYOTETSU 1Day Pass

松山に行ってきました。
Alliyotetsu1daypass いよてつ電車のバリアフリー調査のためにALL IYOTETSU 1Day Passを購入しました。

いよてつのフリーきっぷと言えば、以前に紹介した「市内電車1Dayチケット」がありますが、あのチケットはあくまでも市内電車だけですが、今回紹介するきっぷはいよてつの郊外電車やいよてつバス全線もフリー区間になっています。

しかし、フリーきっぷの値段もそれなりになってこちらは1,900円になっています。
2日券までは紙のきっぷもあるのですが、3・4日券はスマホ乗車券オンリーです。

個人的にスマホ乗車券は電池の残量の心配やアプリを入れる余裕がないなど好きになれないので敢えて紙の乗車券にしています。
写真は表紙になって、これの裏面が使用日をコイン等で削るスクラッチ方式です。
ちなみに市内電車1Dayチケットでも触れましたが、坊ちゃん列車には乗車できませんし、いよてつ高島屋にある観覧車は普通のタイプのみ乗車できます。
また、特急バスや高速バス、子会社の伊予鉄南予バスの路線は乗車できません。

市内電車は前に触れたので省略しますが、郊外電車はスロープでアクセスできる駅が多く、電車の本数も思っていたより本数が多いので使い勝手があります。
ただ、障害者割引が使える方がこのきっぷで元を取るのが難しいです。
伊予鉄は障害者単独で乗車しても運賃が半額になるのでこのフリーきっぷだと相当乗車しないと元が取れません。
なので、バリアフリー度は★★と少々厳しい評価をさせていただきます。

2022年2月 8日 (火)

IC乗車券の落とし穴

最近はICカード乗車券を使う方が多いと思います。
私も複数枚のICカードを持っていますが、フリーきっぷを多用していることもあり、人様ほどIC乗車券を使いません。
今回のタイトルであるIC乗車券の落とし穴を実体験をもとにお話ししたいと思います。

私は米原発京都行の最後から2番目の電車の乗車しました。
京都行の最終電車は京都駅に到着したらどこ行きも接続列車がありません。
よって、最後から2番目のこの電車に乗らなければ家に帰れません。
運が悪くこの電車に乗った日、京都駅のポイントの不具合が発生。
京都から大阪行きの最終電車に接続できませんでした。
そして、救済措置としてタクシーで振替輸送されることになりました。

もちろん、元々の電車が大阪行きなので大阪よりも遠いところまでのきっぷを持っていても振替輸送は大阪駅までの各駅になりますし、途中、家の最寄りを通ったとしても振替輸送は最寄り駅ということになります。

ここで紙のきっぷを持っている人とIC乗車券を持っている人の天と地ほどの差が発生します。

私は紙の乗車券を持っているので振替輸送の対象になりました。
私の前にいる人はICカードで乗車していたので振替輸送の対象外になりました。

駅のポスターにもあるのですが、ICカードは振替輸送の対象外なのです。
事故で他社路線に振替輸送となることをよく耳にしますが、これが終電だと他の交通機関も運転を終了しているので夜中に動いている乗り物と言えばタクシー1択になります。

振替輸送の対象になった私は深夜のタクシーで無事乗車できました。
もちろん、タクシー代はJR負担です。

しかし、ICカード乗車券で乗車した場合、タクシー代は自腹です。

ICカードは降車駅でタッチをして初めて運賃が引かれるので、予めきっぷを持っていると人は扱いが異なります。
ここにICカードの落とし穴があります。
「でも回数券が無くなったのでICOCAにしている」と言う人もいるでしょう。
私は回数券の廃止は賛同できなかった理由のひとつになります。
ちなみに今回の件の場合、途中駅までの乗車券を持って乗り越すつもりだった場合、きっぷを持っていないので振替輸送も途中駅までになります。
むかし、このブログで乗り越したほうが安くなるケースということを紹介したことがあります。

知っていても敢えて通常通りのきっぷを購入する方は振替輸送があった時のリスクを考えている方なのです。
(あと、分割で購入すると運行が中断した時に出発地点まで戻る場合、分割購入した場合、既に乗車した乗車券は無効なので戻る場合、途中駅までしか戻れません。)
定期券はICカードだろうが磁気券だろうが媒体が違うだけなので効力はほとんど変わりませんが(少なくとも今回の振替輸送については差が無い)、普通乗車券の場合、扱いが文字通り天と地ほどの差があるので気を付けてください。
運行状況が悪い時は予め紙のきっぷにしておくと振替輸送のリスクを抑えられます。

もちろん、途中で気が変わって行先変更というような場合、紙のきっぷよりICカードの方が便利というケースがあることを付け加えておきます。

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