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2023年7月13日 (木)

大阪の渡し船

大阪市内に8つの渡し船があることをご存じでしょうか?
 
すべて西側の区にあるので大阪市民でも東側にある方でも利用したことが無い方もいると思います。
私は西側の区なので何度も利用していますが、1度に全路線を利用したことはありませんでした。
 
そこで1日で8航路すべて乗船することを考えました。
 
大阪の渡し船は橋の代わりの扱いなので無料で乗船出来ます。
また、徒歩だけでなく自転車なら自転車も乗船出来ます。
 
Osakawatashibune1 自分の自転車を使ってこの企画を実行してもいいのですが、私の自転車そのものがちょっと特殊なので、身バレが怖いのでJR西九条駅そばにある駅リンくんというレンタサイクルを利用することにしました。
 
ちなみに写っている自転車が私が借りた自転車になります。
 
レンタル料は翌日午前10時までで1回500円になります。
(2023年7月現在)
 
ちなみに大阪の渡し船の航路はこちらのページになります。
 
ただし、紹介する順番は私が実際に乗船した順番になります。また、最寄りのバス停はすべて大阪シティバスのバス停になります。
 
借りた自転車に乗り、西九条から桜島まで行くことにしました。
同じ航路だとどちらの乗り場の時刻表も同時刻の時刻になっていますが、双方から同時に出港するのではなく、詰所のある方から船が来て折り返すので、詰所のない方は対岸側から来る分出発時間が遅れます。詰所のある方を太字・青色で表示します。
①天保山(てんぽうざん)渡船
最寄りのバス停
港区側 天保山ハーバービレッジ
此花区側 桜島三丁目

Osakawatashibune2

私が一番なじみのある渡し船です。全航路で岸壁間の距離が長く、そして、8航路の渡船で一番お勧めの航路になります。
理由は3つあります。
まず、観光客にとって利用しやすいこと。最寄りのバス停は先述の通りですが、港区側だと地下鉄大阪港、此花区側だとJR桜島から歩いていける距離になります。バス停まで分かりにくいですが鉄道駅だと分かりやすいので観光客向けです。
次に他の船も見られることです。
運が良ければ停泊している客船も見られます。
最後に景色がいいことです。
基本的に工場地帯を航行しているので変化が乏しいのですが、この航路は港区側だと天保山ハーバービレッジの建物が此花区側だとユニバーサルシティのホテル群が見られ、カラフルです。
この航路で航行する船は桜・海桜です。
②甚兵衛(じんべえ)渡船
最寄りのバス停
大正区側 泉尾四丁目
港区側  福崎一丁目

Osakawatashibune3

この航路以下7航路は発着地のどちらかが必ず大正区になります。
この航路は全航路の中で最も利用者数の多い航路になります。
なので平日の朝ラッシュ時は運航時刻が載らずに「随時」となっています。
(10分間隔なら時刻表として載っているのでそれよりも間隔が短いのでしょう。)
港区側の最寄りのバス停である福崎一丁目へは天保山から出ているので天保山渡船を桜島から乗り、大阪シティバス51系統に乗ると連続して乗れるでしょう。バスの本数は多くないのが欠点ですが…
大正区側だと南泉尾バス停、港区側だと歩く距離が長くなるけれど夕凪バス停を利用するとバスの本数が多いです。
この航路で使用する船はすずかぜ・きよかぜです。
③千歳渡船
最寄りのバス停
北恩加島側 新千歳
鶴町側 鶴町四丁目

Osakawatashibune4

大阪の渡し船はゼロメートル地帯を航行しています。
大型船を航行させることから橋の高さが高く、自転車で橋を渡るのが大変で、この渡船も橋の下に乗船場があります。この橋を渡るバスの系統があるのですがそれなりに利用者がいます。
ただ、全航路の中で始発が午前7時と一番遅いです。
この航路で使用する船ははまかぜです。
④船町渡船
最寄りのバス停
鶴町側 鶴町一丁目
船町側 西船町

Osakawatashibune5

船町渡船と言いながら、詰所があるのは船町側ではなく鶴町側にあります。
全航路の中で岸壁間の距離が最も短いのがこの航路。ちなみに75mしかありません。(最も長い天保山渡船は400m)
短いからか利用客の割に本数が多いのが特徴。
スロープの幅が狭いので車いすで乗船する方は注意してください。
この航路で使用する船はふなづる・しおかぜです。
⑤木津川渡船
最寄りのバス停
大正区側 中船町
住之江区側 柴谷橋西詰

Osakawatashibune6

全航路の中で最も本数が少ないので利用しにくい。
日中昼間は45分間隔で運行。
この航路だけ港湾局の管轄です。(残りの航路は建設局管轄)
最も利用者が少ないのか他の航路が何らかのスロープがあってどうにかしたら車いすの方が乗船出来ますが、この航路の大正区側の乗り場に車いすで通れないところがあるので車いすの方がこの航路を体験乗船するには住之江区側から乗船し、大正区側で一旦下船して、待合室で時間待ちして再び住之江区側に行くことになります。
さらに住之江区側の最寄りのバス停である柴谷橋西詰はバスの本数が少ないのも欠点だし、そのバス停までの距離があります。
唯一の救いは歩く距離は長くなるけれど(約1.6km)、ニュートラムの平林駅があることです。
この航路で使用する船は松丸・第2松丸です。
⑥千本松渡船
最寄りのバス停
大正区側 千本松橋西詰・南恩加島東
西成区側 南津守二丁目

Osakawatashibune7

この航路も橋の下の渡船場があります。
しかし、らせん状に上っていき、渡ってかららせん状に下りるので徒歩・自転車だと大回りします。(ちなみに歩道自体はあります。)
バスも76系統のバスが橋の上を通ります。
全航路の中で運行時間帯が長いのも特徴。
(朝6時始発、終発が平日午後9時30分、休日は午後9時25分)
大正区側のバスの本数は南恩加島東<千本松橋西詰ですが、さらにひと停留所分歩いた大運橋通だとバスの本数が桁違いに増えます。
この航路で使用する船はさざなみ・はるかぜです。
⑦落合下渡船
最寄りのバス停
大正区側 小林公園前
西成区側 津守神社前

Osakawatashibune8

大正区側の最寄りのバス停である小林公園前はバスの本数が少ないので大正通にある中央中学校前を利用するとバスの本数が桁違いに増えます。西成区側は散歩がてら歩いたら汐見橋線の西天下茶屋駅に着きました。
全航路の中で終発が最も早い(19時25分)ですが、平日の朝夕ラッシュ時には10分間隔で運航しています。
この航路で使用する船はみどり丸・ちづるです。
⑧落合上渡船
最寄りのバス停
大正区側 千島公園前
西成区側 北津守四丁目

Osakawatashibune9

大正区側は千島公園を突っ切っていくと大正区役所前バス停があり、ここからだとバスの本数が桁違いに増えます。
西成区側は北津守四丁目バス停より南海汐見橋線の津守駅の方が近いですが、汐見橋線の電車の本数が少ないのと地下鉄・大阪シティバスの1日乗車券が使えないので敢えてバス停を案内しました。
木津川の水門が近くに見え、観光的要素がゼロではない航路になっています。
ただ、大正区側の乗り場のスロープは急なので車いすの方は介護者に押してもらった方がいいでしょう。
この航路で使用する船は福崎丸・北斗です。
 
ところで私は西九条で自転車を借りました。
言うまでもなく、借りた自転車は返さなければいけません。落合上渡船に乗船し、大正区側で下船した私は西九条まで自転車を動かすことになります。自転車が通行できる橋は国道43号の橋か中央市場附近の船津橋になります。
しかし、私はどちらも渡りません。
Osakawatashibune10 実は西区の九条から西九条まで川底トンネルがあります。エレベーターで川底まで降りて、川底を通り、反対側にエレベーターで上がります。
 
このエレベーターが他では見ることができない巨大エレベーターです。
 
こちらも建設局の管轄で通行料金は不要です。
 
木津川渡船以外の航路で車いすの利用者が乗下船の介護が必要の場合、詰所に事前に連絡をすれば対応してもらえます。
今回、たまたまシニアカーを利用している方が同じ便に乗船してみたところ、台船と渡し船の間に渡し板を設置して対応しているようです。
こちらの時刻表に全航路の時刻と詰所の電話番号が載っています。
今回は渡し船乗船に集中しましたが、自転車でユニバーサルシティ、天保山、大正の街を巡るのも面白いと思いました。
こんな変わった大阪めぐりもいいのではないでしょうか?

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