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2024年3月

2024年3月27日

TAKAMATSU ORNE(高松オルネ)

Takamatsuorne1 2024年3月22日にJR高松駅にTAKAMATSU ORNE(高松オルネ)が開業したので行ってみることにしました。
 
安芸矢口駅・北急の新駅2駅と続いてTAKAMATSU ORNEに行った時も雨で個人的に3連敗中です。(何に対して負けなのか謎ですが少なくとも晴れているときほど写真映りが悪いのとカメラの操作が難しいので手こずったのは間違いありません。)
 
このブログで商業施設のバリアフリーチェックは久しぶりです。
外部からの方が正面玄関になりますが高松駅改札口から1歩も外に出ることなく館内に入れるのは駅ビルの強みです。
北館と南館、駐車場棟の3棟の構成ですが、今回紹介するのは北館です。
南館は既設の建物でCOM高松として営業していましたが、今回の開業を機にTAKAMATSU ORNEの南館になっています。
駐車場棟は文字通り、駐車場と食品スーパーであるエースワンが入居しています。実はエースワンは今のTAKAMATSU ORNEの建築の為に閉店した経緯があり、ほぼ元の位置に復活開店しています。
とは言え、バリアフリーの面では特に記述することが無いので割愛します。
 
TAKAMATSU ORNE(北館:以後「オルネ」と表記します)は地上4階建てで地下はありません。
エレベーターは3基あるのですが、私が行った時はそのうちの1基は従業員専用でした。
三菱製の15人乗りの普通のエレベーターになります。
エスカレーターもあるのでエレベーターでないと移動できない方以外エスカレーターの方が待ち時間がない分、早く目的階に到着できそうです。
南館へは2階でもつながっていますが、高松駅のコンコースの上を通るので別建物、別の商業施設のように感じます。
Takamatsuorne2 バリアフリートイレは各フロアに1ヶ所づつありますが、写真は2階のバリアフリートイレになります。
 
温水洗浄便座、オストメイト装置、ベビーキープ、チェンジングボードがあります。
 
ただ、ベビーキープの下にあるのでチェンジングボードの使い勝手は悪そうです。
 
Takamatsuorne3 2階と階数を指定したのはこのフロアのみユニバーサルベッドになっています。
 
このベッドがあるので他の階のバリアフリートイレよりも若干広く感じました。
 
そして、トイレの位置も各階でまちまちでした。

理想を言えば階数が違っても同じ位置の方が分かりやすくていいと思うのですが…
Takamatsuorne4 今度は4階にあるバリアフリートイレになります。
 
先述の通り、2階のバリアフリートイレと違うのはこの階も含めてユニバーサルベッドではなく、ベビーベッドです。
 
ベッド以外は同じ設備です。

また、ドアは手動で開閉します。
Takamatsuorne5 ただ、1階・4階と3階のバリアフリートイレの違いが2店あります。
 
ひとつめは便器の位置です。
 
3階以外は腰を掛けたときに操作盤が右手にありますが、3階のバリアフリートイレは操作盤が左手にあります。
必然的に可動する手摺は反対側にあります。
自力で移乗する方の利き手次第で使いやすさが変わりますし、片麻痺の方も同様です。
Takamatsuorne6 4階には屋上の部分があり、屋上へのアクセスもバリアフリーです。
 
ここの部分がバリアフルなのが少なくないだけに、特筆ものです。



 
Takamatsuorne7 本当ならいい景色なのでしょうが、雨なので視界がぼやけてます。
 
ちなみに左にある建物はサンポート高松のマリタイムプラザに当たる部分で、右にあるのはJRホテルクレメント高松になります。
 
スロープがあるのですがイベントの時は舞台代わりになるところを通る必要があります。
Takamatsuorne8 また、同じ階の反対側に小さいながら高松アンパンマン列車ひろばがありスロープでアクセスできます。
 
雨だったので外に出るのを諦めましたが、高松駅のホームに近いこともあり、トレインビュースポットになるのかなと思いました。
 
オルネの1階の駅改札側に観光案内所が移設オープンして言うので観光客を意識をしているはずですが、逆に言えば慣れない人に分かりやすい配置になっていないのが気になりました。
館内だと駅の改札の方向を示すのも少ない気がしましたし、点字案内板と言ったものも少なかった気がします。
落ち着いたら余裕が出てくると思うのでその時にソフト面で充実させてほしいです。

2024年3月26日

北急箕面船場阪大前駅駅

M07minohsembahandaimae1
2024年3月23日に北大阪急行千里中央ー箕面萱野間が延長開業しました。
 
私が生まれる前から北急の終点は千里中央でしたので北急の延伸は初めてです。
 
早速、箕面船場阪大前駅に行ってきました。

ホームに降り立った時、意外とホームが狭いと思いました。
M07minohsembahandaimae7
ホーム階にある上りエスカレーターですが、箕面萱野駅とは違い、エスカレーターがひとつ分の幅でホームに余裕がありません。
 
もちろん、改札階からホーム階に下りるエスカレーターは別にあります。
 
下りエスカレーターの到着点は7号車4番ドアが最寄のドアになり、上りエスカレーターの出発点は8号車3番ドアが最寄のドアになります。
M07minohsembahandaimae2
エレベーターは改札階では改札口の近くにあります。
 
そして、ホーム階へは三菱製の20人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
 
ホーム階では4号車1番ドアが最寄のドアになります。
OSAKA METROおよび北急は号車案内をしているので、10両編成で運行しているので4号車というのはなかもず方面行の場合だと前から4両目、箕面萱野方面行だと後ろから4両目(前から7両目)ということになります。
同様に1番ドアはなかもず方面行の場合は前から1番目のドアで、箕面萱野方面行の場合は後ろから1番目(前から4番目)になります。
M07minohsembahandaimae3
改札から地上までのエレベーターは投稿日現在、1番出口にあります。
 
新御堂筋の東側にこのエレベーターがあり、新御堂筋の西側に行くにはこのエレベーターで2階に行き、陸橋を渡ることになります。
 
改札階にあたるこのエレベーターの階数表示が地下3階を指していて、4階分上がることになります。もちろん、1階ののりばもあります。こちらのエレベーターも三菱製の20人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
M07minohsembahandaimae10
そして、エスカレーターですが地下3階の改札階から2階へ一気に上がるエスカレーターになります。
 
こちらは文字通り一気に上がったり降りたりするので、地上階には停まりません。
 
ですので、地上階へはエレベーターを使ってください。
 
 
M07minohsembahandaimae4
投稿日現在、2番出口は階段のみになっています。
 
投稿日現在と注意書きにしたのは、この写真で点字ブロックがシートで覆われている点です。
 
このドアの向こう側に何かあると思っています。
 
工事中の為、現在は立入禁止ですが、工事が終わると開放するのではないかと思っています。1番出口と違い、改札から結構長い通路を取ってこの出口ですのでエレベーターができるのではないかと思っています。
M07minohsembahandaimae5
バリアフリートイレは最近の駅では珍しく男女別のような形です。
 
写真を撮るにはどちらも撮らないとといけないかなと思い片方しか撮れないと中途半端なので止めました。
 
ただ、箕面萱野駅の様にユニバーサルベッドにシャワーヘッドが別になっているオストメイト装置、温水洗浄便座がありました。
バリアフリートイレではなく、少し広い個室にベビーベッドのあるトイレがありました。
ベビーベッドで十分なら広めの個室で、ユニバーサルベッドが必要ならバリアフリートイレと使い分けをして分散利用を促すのもいいと思いました。
そう書いて箕面萱野駅の画像をチェックしたら、箕面萱野駅も同様に使い分けによる分散利用を促していました。
ついでに言えば、オストメイト装置付きの広めの個室もこの駅も箕面萱野駅もありました。
M07minohsembahandaimae9
あと、箕面萱野駅で伝えるのを忘れていましたが、授乳室も分かりやすいところにありました。
 
箕面萱野駅はバリアフリートイレの隣にありました。
 
箕面船場阪大前駅は女性トイレの端に独立しています。
 
ホーム階のエレベーターのりばにも授乳室を示すピクトグラムがありました。
ただ、このピクトグラムが授乳室だと分かりませんでした。
これからこのピクトグラムが浸透するものと思います。
M07minohsembahandaimae6
反対に点字案内は貧弱だと感じてしまいます。
 
点字付き案内板と点字運賃表が別々の場所にあり、案内板もさほど大きくないので近くに設置できそうなのに…と思ってしまいます。



 
M07minohsembahandaimae8
こちらが点字運賃表と自動券売機です。
 
点字案内板はこの写真の右側にあります。
 
右側の自動券売機に設置できたのではないかと思います。

盲導鈴が起動していない記憶があります。
特に通路が長い2番出口からの通路上に「あと何メートルで改札です」という案内があってもいいと思いました。
工事が終わったらもっとバリアフリ設備が整っていることを期待したいです。

2024年3月24日

北急箕面萱野駅

M06minohkayano1 2024年3月23日に北大阪急行千里中央ー箕面萱野間が延長開業しました。
 
私が生まれる前から北急の終点は千里中央でしたので北急の延伸は初めてです。
 
早速、箕面萱野駅に行ってきました。

大きなバスターミナルができていて、バス路線も再編されていて、箕面市の2大バスターミナルの片方のハブになっています。(もう片方は阪急箕面駅)
M06minohkayano2 箕面萱野駅は北改札口と南改札口に分かれています。
 
北改札口は2階にあり、地上階から改札階へは基本的にはみのおキューズモールのエレベーターなどでアクセスします。
 
北改札口を抜けるとそのまま進むとホームに着きます。ホームの端に改札があるので最寄りのドアは編成の一番北側にある10号車4番ドアになります。
(箕面萱野行きに乗車した場合、先頭車両の1番前のドアになりますし、なかもず行き電車の場合は最後尾のドアになります。)
M06minohkayano3 バスターミナルにアクセスする、北改札に最も近いエレベーターはみのおキューズモールのSTATION1棟になりますが、フジテック製の22人乗りの通り抜けタイプのエレベーターですが、階数ボタンがセンサーで反応するタイプです。



 
M06minohkayano4北改札口は自動券売機の近くに点字付き案内板があります。
 
点字運賃表と少し離れている上に点字運賃表も北急線と御堂筋線の駅の運賃しかありません。
地下鉄の他線への運賃も示してほしいです。
 
点字ブロックはホーム柵の部分のみ点字ブロックの幅があるようになっています。
M06minohkayano5 北改札口とは違い、南改札口は地上階にあります。
 
南改札へはまず、エレベーターなどで地上階に下りて改札を通ることになります。
 
エレベーターの位置は5号車1番ドアが最寄のドアになります。

エレベーターは三菱製の20人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
個人的に気になったのは思ったほどホーム幅が無いことです。
M06minohkayano9 エスカレーターは6号車4番ドアが最寄のドアになります。
 
たとえ視覚障害の方がエスカレーターを利用することが無かったとしてもエスカレーターの位置を知ると自分の居場所の目印になります。


 
M06minohkayano10 南改札口は将来は分かりませんが、今のところは無人改札のようです。
 
この無人改札口の方にバリアフリートイレがあります。




 
M06minohkayano0 バリアフリートイレです。
 
オストメイト装置が付いています。
 
最近できたオストメイト装置を見て見ると蛇口の部分が伸縮してシャワーの様になるのですが、その機能を知らない人がいることとシャワーヘッドに一時的に止水できる機能がないので今回のオストメイト装置の方がいいと思っています。
 
また、写真には映っていませんが温水洗浄便座機能があります。
M06minohkayano7 同じ個室の別の角度から撮ったものです。
 
ユニバーサルベッドがあります。
 
ベビーベッド、ベビーキープ、チェンジングボードはありませんでした。
 
また、ドアは手動式です。
 
M06minohkayano8 南口は現在、入口のそばが建築工事になっているのですが、駅の中は変わらないので点字付き案内板が改札機のそばにあります。
 
自動券売機と離れているのでいかがなものかと思います。
 
北急が始まって以来の延伸開業で新しい設備があるものかと期待していましたが、駅の部分に関して言えば期待外れでした。
1年前にオープンした大阪駅のうめきた口だと、多少の問題はあるにせよshikAIがあったりと実験的なところがあったので評価はしていたのですが、今回はそれすらなかった。
今からでも取り組んでほしいです。

2024年3月23日

どこシル伝言板

Dokoshiru JR瀬野駅で見かけたポスターです。
 
「ご存じですか?どこシル伝言板」と瀬野駅のある安芸区の地域支えあい課地域包括支援係の物ですが、知りませんでした。
 
どこシル伝言板について調べました。
 
認知症の方があらかじめ衣類などに取り付けられているQRコードを第三者が読み取り、当人の家族などに直接連絡が取れるようにするシステムです。
 
このシステムの良いところは個人情報を盛り込まなくてもいいし、第三者に連絡先も分からないらしい。
 
そしてシステムの稼働時間は24時間365日だということで夜間に失踪しても発見者者がいつでも連絡が取れるので早期の発見ができます。
さらに、支援者の費用は通信料とQRコードを取り付けるタグの費用だけというのも魅力的です。
 
しかし、欠点があります。
私も該当者になるのですが、どこシル伝言板の存在を知らないこと。
折角のシステムも知らなければ通報しません。
知らない人が多いのもこのシステムを導入している自治体が限られています。
特に大阪府下で導入しているのは大阪市港区だけです。
 
このシステムを一人でも多くの人が知らないと発見できるものもできません。
だから非力ではありますが当ブログで発信することにしました。
 
個人的に認知症のお年寄りだけでなく、家や施設を出ていく自閉症の方の介護者も有効ではないかと思います。
ですので、行政当局も高齢者の担当部局ではなく地域福祉の担当部局が担当するのが妥当でしょう。
また、導入地域もできるだけ多くの自治体が導入して、このシステムを知る人が増えると失踪中の事故を防ぐことができます。
「福祉の恩恵を受ける人」も誰かの役に立てる社会というのがこれからの福祉だと思います。

2024年3月21日

JR安芸矢口駅

P04akiyaguchi1 2024年3月17日にJR芸備線安芸矢口駅にエレベーター工事が終わり、供用を開始したので現地に行ってみました。
 
地元の方以外はピンとこないので少し説明すると、広島市東区にあるこの駅は広島駅から三次方面行の列車に乗って3つ目の駅になります。
 
実は昨年の冬に芸備線に乗車した時、エレベーター工事をしているのを見ていまして、ちょっと調べたら、今年の3月に完成という話は聞いていました。
 
個人的には3月の末かなと思っていましたが、半月近く早く供用を開始したので予定を変更して広島に行くことにしました。
 
駅入口のスロープに「祝 安芸矢口駅新跨線橋エレベーター利用開始」という横断幕があります。
自治会が駅のエレベーター設置に関して喜んでいるということで時代が変わったと思います。
P04akiyaguchi9 スロープは一足先にできていたようです。







 
P04akiyaguchi10 駅の入口に点字付き案内板がありますが、スロープであがるとスロープから遠い方に設置されています。
 
スロープから近い方に券売機があるので本来ならそちら側に設置した方がいいのでしょうが、既に駅周辺マップあ設置されていたので移設も大変だったのでしょう。


 
P04akiyaguchi5 改札を入り右に曲がると跨線橋に上がるエレベーターがあります。
 
広島方面に行く場合も三次方面に行く場合も跨線橋を渡ってホームに行く必要があるので列車に乗る場合は必須です。


 
P04akiyaguchi7 で、エレベーターの手前を右に曲がるとトイレがあり、右手奥にあるのがバリアフリートイレになります。
 
報道によると今回、エレベーター設置とともにできたのがバリアフリートイレになります。
 
オストメイト装置があったり、写真では分かりませんが温水洗浄便座になっています。
 
P04akiyaguchi8 同じ個室の別の角度から撮ってみますとベビーベッド、ベビーキープ、チェンジングボードがあります。
 
ちなみに開閉ドアは手動式です。




話を跨線橋に戻すと、今回、既設分の跨線橋にエレベーターをつけるものだと思っていました。
 
しかし、跨線橋も取り替えての設置になりました。
跨線橋の位置が変わるので視覚障害の方は一から覚えないといけませんが、今までの跨線橋は屋根が無かったので屋根付きの物に変わったので仕方がないかなと思います。
P04akiyaguchi2 跨線橋を渡り、エレベーターに乗ってホームに下ります。
 
改札側もホーム側もフジテック製(と思われる)11人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
 
車いす操作盤にあるボタンが大きいので従来の物より押しやすい方がいるのではないでしょうか?
 
P04akiyaguchi3 エレベーターを降りるとカタカナのコの字の様にホームに向かいます。
 
通り抜けエレベーターにした弊害ですがホーム側の幅もあるので仕方がありません。
 
ホーム幅が階段の幅にエレベータの幅を加えた幅が無い以上、通り抜けにしないか、エレベーターを降りてからコの字に曲がるかのどちらかになります。
P04akiyaguchi6 ですので、こんな感じになります。
 
フェンスされているのが前まで使われていた跨線橋並びにホームの一部です。
 
ちなみにエレベーターも階段も最も広島寄りにあるので、広島から列車に乗った場合は最後尾のドア、広島行きの列車に乗った場合、先頭車両の前のドアが最寄のドアになります。
ただ、芸備線の列車はワンマン運転が多く、車両にステップがあるので広島から乗った場合も先頭車両の前のドアに案内されるかもしれません。
3両編成以上だと車掌が乗務していますので車掌の前に案内されるとは思いますが…
 
ただ、個人的にはフェンスの位置をもっと広島方面にずらすべきだと思っています。
P04akiyaguchi4 まず、この写真を見てください。
 
列車は誰が見ても古い車両です。
 
車両の取り替えの時期が来ています。
今更ステップ付きの車両を入れるわけにもいきません。
 
実際、姫路側で走っている姫新線の車両は新型の列車でステップがありません。
となるとホームの嵩上げが必要です。
今回のエレベーターがホームの高さが低い位置の停まったので、ホームを嵩上げすると嵩上げの分だけ段差が生じ、それを解消するにはスロープが必要です。
 
先程のフェンスの位置だとスロープが作れません。
なので、未来のためにスロープ分のスペースを確保すべきです。
 
ついでに言うとホーム上の屋根は2両分あり、現在最も多くは知っているのが2両編成ですが3両編成以上だと、広島寄りの2両が屋根のあるところになります。
 
ホームの端に構造物があるので構造物のせいでホーム幅が狭くなるといったところは特にありません。
後は矢賀駅もバリアフリー化してほしいけれど、どうなるのでしょうか?

2024年3月19日

一色-佐久島間航路(第三さちかぜ)

3rdsachikaze1 西尾市一色港から同じ西尾市にある佐久島までの高速艇に乗船しました。
 
高速艇と聞いていたので、バリアフリーとは関係が無いと思っていたのですが、一色港で乗船した時にもしかして…と思って写真を撮りました。
 
というのも…
 
3rdsachikaze2 まず乗船時にものすごく乗船しやすい乗降口です。
 
佐久島へ自転車を持ち込む方が多いということもあり、自転車を持ち込むことを想定している、よって、車いすの方も乗船しやすい構造になっています。



 
3rdsachikaze3 しかし、そう思った私の予想を外しました。
 
自転車の為だけならバリアフリー席は設けなくてもいいのですが、この船(第三さちかぜ)には後部座席だと座席への移乗が楽なくらい広々としています。
 
さらに…

 
3rdsachikaze4 車いすスペースも広々としています。
 
私が乗船した時に業務用の荷物が置かれていましたが…
 
佐久島までのアクセスはこの航路しかないのでバリアフリーでないと困るのでこれはいいことです。


 
3rdsachikaze5 この座席の入口も段差が解消されています。
 
ちなみに前部座席には狭い階段を下りる必要があるので車いすの方が利用するのは難しいです。




 
3rdsachikaze6 後部座席の入口附近の左舷側に点字付きの船内案内板があります。
 
小さい船でありながらきっちり作ってあるので素晴らしい思いました。
 
トイレは小さい船ということもあり、普通のトイレしかありませんでした。
 
3rdsachikaze7 私が下船した佐久島東港の桟橋です。
 
スロープは急勾配ですが、介助があれば乗下船が可能です。
 
ちなみに佐久島東港のトイレは一般のトイレしかありません。

 
3rdsachikaze8 この航路は一色港-佐久島西港-佐久島東港と結んでいますが、往路は佐久島東港で下船しましたが復路は佐久島西港で乗船しました。
(東港から西港まで歩きました。)
 
バリアフリートイレはこちらの方にはありました。
 
ただ、チェックしようと思ったのですが、誰かが使っていたのか鍵がかかっていたのでチェックできませんでした。
(次の船便まで2時間以上待つことになるので諦めました。)
ここから乗船した時に船が一色港からの往路とは別の船でした。
そして、この船が第三さちかぜと違いバリアフリーではなかったので、乗船前に港に問い合わせることをお勧めします。
 
地元の方の生活の足なので、バリアフリーであることが望ましいと思っているので出来たら全便バリアフリー船で運航してほしいです。

2024年3月18日

名鉄加木屋中ノ池駅

Kc02kagiyanakanoike1 2024年3月16日に名鉄河和線高横須賀駅と南加木屋駅の間に加木屋中ノ池駅が開業しました。
 
早速、現地に行ってみました。
 
新駅である加木屋中ノ池駅は普通電車しか止まらない駅になりますが、副駅名にもなっている、公立西知多総合病院の最寄り駅になることからこの病院へのアクセス面でも気になりました。
現在、北改札口のみ稼働していて、南改札ができた後も西知多総合病院へのアクセスは北改札になります。
この北改札はホームの名古屋寄りに改札があります。
Kc02kagiyanakanoike2 現地の地形の関係から改札を出て、エレベーターか階段を上がって駅の入口にアクセスします。
 
写真は河和・内海方面行にあたる1番線のりばへのエレベーターです。
 
日立製の15人乗りの通り抜け対応のエレベーターになります。
これは名古屋方面行にあたる2番線のりばへのエレベーターも同様です。
Kc02kagiyanakanoike3 駅の入口からエレベーターか階段で下り、改札に入ったらすぐにホームです。
 
これは反対側も同様です。
 
つまり、改札を間違えると改札内で反対側に行けないので事情を話して反対側の改札を入ることになります。

そして、駅員はいないのでインターホンで問い合わせることになりそうです。
Kc02kagiyanakanoike4 2番線のりばへのエレベーターの乗り場です。
 
現在、工事箇所があるのは後述しますが、名古屋方面から乗った場合、西知多総合病院に行くにはここを通ることになります。
 
エレベーターの手前に右折する道があります。そこを通ることで病院へアクセスします。
 
Kc02kagiyanakanoike7 反対に病院側から駅の入口に入り、跨線橋を通って、改札にアクセスしますが、1番線と2番線の階段が該当します。
 
エレベーターはともかく、階段でアクセスしようと思うと60段近く歩くことになります。
 
なので私の様に駅の見学に来ていた人がエスカレーターがないことに「あったらいいのに」と愚痴をこぼしていました。
 
Kc02kagiyanakanoike5 名古屋方面行の改札口附近にある点字付き案内板です。
 
私が見落としたのかもともとなかったのか反対側にはなかったような気がします。




 
Kc02kagiyanakanoike6 ただ、個人的には券売機附近に設置した方が良かったと思います。
 
券売機右にある帳簿型の点字運賃表がありますが、インターホンの設置位置を入れ替えて、今設置されているインターホンの左側に点字付き案内板を設置したら視覚障害者の方が点字の情報を求めて右往左往しなくてもよくなります。
 
Kc02kagiyanakanoike9 さて、この駅の副駅名になっている公立西知多総合病院ですが、現在は起伏のある土地を上ったり下りたりして、さらに病院までの道が直接つながっていないので、それなりに距離があるのですが、穴を掘ったりペデストリアンデッキを作っていて直接病院にアクセスできるようになります。
 
しかも病院まではアップダウンなしの状態です。病院の2階にアクセスして、病院のエレベーターで垂直移動します。
 
かなり大規模な工事で東海市の本気がうかがえます。
Kc02kagiyanakanoike8 南改札口が現在、絶賛工事中で、ホームが狭いところがあります。
 
ホームの端から写真を撮ってみるとまだまだ時間がかか荘です。
 
ホーム上の屋根も1番線は最後尾の車両とその前の車両の真ん中と後ろのドアの部分だけしかありません。
また2番線は前2両分だけに屋根があります。
2両編成ならあまり気にする必要がありませんが、6両編成なら乗車位置に気を付けてください。
ただし、南改札ができるころには状況が変わっているかもしれません。
Kc02kagiyanakanoike10 状況が変わるかもしれないと言えば、この駅には現在、トイレが無く、ホームにベンチもありません。
 
電車の本数が多くはなく、大規模病院の最寄り駅にしては設備面でちょっと貧弱と言った印象があります。
 
南改札ができる頃にまた訪れたいと思います。


2024年3月16日

Change Hanshin Osaka Umeda Stn. Part2

Hs01osakaumeda11 2024年3月16日に阪神大阪梅田駅の駅改良工事が終わったので行ってみることにしました。
 
バリアフリーのブログを書いている私が最も注目しているのは駅西側に新設されたエレベーターです。
 
東改札口の改札外にエレベーターがあるので今回のエレベーターの設置が無くてもアクセスはできます。
 
前々から述べている通り、これからはバリアフリーの質を求める時代になっていると思っています。
 
駅の西側、具体的に言うと地下鉄西梅田駅あたりから阪神電車に乗るには数百メートル遠回りをすることになります。
 
今回の駅改良工事で劇的に変わります。
 
ただ、完成予定図を見ると、阪神電車に乗る分に関してはいいのですが、阪神梅田駅に着いた時に降車ホームは従来通り階段しかないのでどういった運用にするのか観察したかったのです。
写真は百貨店口の改札です。
Hs01osakaumeda20 改札口付近に点字付き案内板があります。
 
点字付き案内板自体に音声は付いていませんが、案内板を示す位置に音声が流れます。
 
これは西改札口や東改札口付近にあるものも同じでした。

西改札口と百貨店口からホームへは同一の垂直移動手段で下りることになります。Hs01osakaumeda12 こちらは1・2番のりば行きのエレベーターになります。
 
ホームの長さの関係上、1・2番のりばのエレベーターの真隣に3・4番のりばのエレベーターが無く、ずれています。
 
赤地に白数字で1・2とありますが赤の列車種別である特急のりばだと思われますが、何のことかわからないと意味が分かりません。昔の様に「特急」とか「普通」と表記した方が分かりやすいかと。
エレベーターは三菱製の15人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになります。
これは3・4番のりば行きエレベーターも同様です。
Hs01osakaumeda14 1・2番ホームへはエレベーターを降りてからが少し長く、エレベーターや階段のある建築物を通り過ぎてホームの三宮寄りに到着します。
 
西改札口から入ると改札機のそばにあるエレベーターがこのエレベーターになります。


 
Hs01osakaumeda15 ですので、西口・百貨店口への最寄りのエレベーター・エスカレーター、階段は梅田行き(直通)特急の場合は一番後ろになります。
 
写真を見ていただくと分かっていただけると思いますが、ホームが広くなっています。
 
乗車ホームに関して言いますと、狭いところはありません。
また、降車専用ホームは階段しかありませんので、車いすの方は降車用のドアが開いた後で乗車用のドアも開くのでそちらから出られると良いでしょう。
Hs01osakaumeda13 3・4のりば行きのエレベーターになります。橙色に3の白数字、紺色に4の白数字がありますが、これは急行が3番のりば普通が4番のりばになります。
 
平日の朝ラッシュ時には区間急行もありますが、区間急行が動いて売る時間は急行が無いので3番線から発車です。

 
Hs01osakaumeda16 3・4番線のエレベーターも最寄りのドアの位置はもっとも三宮寄りのドアになりますが、普通電車は4両編成で、優等列車は6両編成なので、東側に停車位置があるので、普通電車で梅田に来た場合は最後尾からさらに数両分三宮の方に移動することになります。
 
西側の階段もエレベーターと同様、もっとも三宮寄りが最寄のドアになりますが、エスカレーターは急行の場合、一番後ろの車両の梅田寄りのドアが最寄のドアになります。(普通の場合はもっとも三宮寄りなのは変わりません。)
Hs01osakaumeda17 4番線の乗り場と反対側に柵がしてあるのですが、普段は使われないホームでかつて、降車ホームだったものです。
 
3・4番のりばのホームが1・2番線のホームよりも広いのでこのホームは普段使わなくても問題なさそうですが、甲子園の輸送の時に活躍しそうです。
 
ただ、このホームに着いたら西側の改札へは階段しかありません。
Hs01osakaumeda18 東改札のほうにバリアフリートイレがありますが、西側にもバリアフリートイレが付きました。
 
オストメイト、写真では見えませんが、温泉洗浄便座があります。



 
Hs01osakaumeda19 同じ個室の別の角度から撮ったものです。
 
ベビーベッド、ベビーキープは分かると思いますが、ベビーキープの左にあるのは便器洗浄ボタンです。
 
もちろん、便器の近くにある物で、このトイレにも実際便器のそばにありますが、阪神の駅のバリアフリートイレにドア付近にも便器洗浄ボタンがあります。
 
外で待っている人が呼ばれて個室内に入った時に便座洗浄ボタンを押すのかな?
あまりこれを活用していのを聞いたことが無いけれど、新しくできたバリアフリートイレにも設置しているところを見ると一定の需要があるのでしょう。
 
個人的には西側の改札階からホーム階に行く時に盲動鈴が無いことが引っ掛かりました。
特に、階段の位置が違うので間違わないように工夫するのも必要かと思いました。もちろん、1・2番のりば用と3・4番のりば用の音は変えた方がいいと思います。
 
実際に行ってみて、西梅田駅だけではなくJR大阪駅の連絡橋口や北新地駅からのバリアフリールートでも威力を発揮するのではないでしょうか?
これだけエレベーターが増えると度のエレベーターでアクセスするのが最もいいのか研究するのもいいと思います。

2024年3月15日

特別割引用ICカードPart4

2024年3月16日からJR西日本のICOCAエリアでスルッとKANSAI発行の特別割引ICカードが使えるようになります。
 
1年程前のこのブログで私が立てた予想は「北陸新幹線開業に合わせるのではないでしょうか?」という予想は見事当てました。
 
「みどりの窓口でなければ難しいと睨んでいます」と予想しましたが、JRおでかけネットに以下の記述があります。

申込書類は、JR西日本では主な駅窓口において、身体障害者手帳または療育手帳(写し不可)を確認させていただいたうえでお渡しします。ご本人の手帳であることを確認させていただくため、必ずカード記名人となるご本人が手帳(写し不可)をご持参のうえ、駅窓口にお越しください。カードは、郵送でのお申し込みから概ね3週間程度でお客様のお手元に届きます。ただし、繁忙期やお申込み集中時、連休前後は到着が遅れる場合があります。

主な駅の窓口とぼかしていますが、みどりの券売機(プラスを含めて)しかないところではダメなのでしょう。申込書類自体、みどりの券売機では書類の現物を出せません。
そうはいっても具体的に○○駅と書いてほしいです。
 
利用者は主な駅と思っていてもJR西日本では主な駅と認定していなかったり、その逆もあり得ます。
 
また、主な駅でもICカードのエリア外の場合(例:鳥取駅・倉吉駅)、書類を出してくれるのか分かりません。
案内が不親切です。
 
予想外だったのはJR四国のICOCAエリアや旧・北陸本線の第3セクター、伊賀鉄道も同日付で特別割引ICカードが使えるようになること。
 
JR西日本の片道100kmを超える距離の場合は単独使用可能という予想は当たっていました。
(ちなみに旧・北陸本線の第3セクター、伊賀鉄道は普通の乗車券でも単独でも障害者割引が効きますので、単独でも特別割引ICカードも使えるでしょう。) 
 
使えるようになるのはいいけれど、書類をどこで手に入れられるのか、そもそも導入する情報はニュースリリースで発表したのに詳細の記述が探さないと分からないところに載せているのもいかがなものかと思います。
 
首都圏みたいにIC乗車券での降車時に障害者割引の手続きができないのだから、しっかりと情報提供すべきだと思います。

2024年3月12日

インターネットで身体障害者割引、知的障害者割引を適用した乗車券

JR東日本は2024年2月26日からJR西日本は2024年2月27日からインターネットで身体障害者割引、知的障害者割引を適用した乗車券を購入できるようになりました。
 
Handicapticket 写真はいとこが実際、ネットで身体障害者割引の乗車券を購入したものを見せてくれました。
 
ご丁寧にも西九条駅で引き換えてくれました。
 
この記事を書いている時点でJR西九条駅にみどりの券売機プラスはなく、普通のみどりの券売機で引き換えたものです。
これで窓口の営業時間を気にする必要もないし、時間帯によっては超絶混みまくりのみどりの窓口に並ばなくてもいいのが最大のメリットと言えます。
(ちなみにきっぷに引き換えた時間は並ばなくても引き換えできたみたいですが…)

 
そして、JR西日本での初日に、早速サイトにアクセスして購入しています。

気になってJR東日本のえきねっととJR西日本のe5489を見てみました。
大前提として、双方ともマイナポータルおよびマイナンバーカードは必須です。
そして、NFC機能が必須です。(パソコンならNFC対応のICカードライター、スマホなら読み取り機能)
もちろん、マイナンバーカードの暗証番号も必要です。
えきねっともe5489も自社の会員(JR西日本の場合はWESTER)になることが必須です。
マイナンバーカードで身体障害者もしくは知的障害者の情報を読み取り、障害者割引を発行できる該当者かチェックします。
そして、えきねっとや
WESTERと連携します。
 
精神障害者もこれが使えるか検索をかけている方がいるようですが、現行の制度で使えないのでインターネットでも当然、使えません。
 
登録して使えるようになるのですが、登録期間はちょうど1年で2024年2月27日に登録した方は有効期限は2025年2月26日と言うことになります。
 
これを機に双方のサイトを覗きましたが、登録するものはどちらも同じですがえきねっとの方が登録しやすいです。
登録の入口が分かりやすいこと、どういうものが必要なのか明確にしていること、場合によっては該当サイトにリンクを貼っているところが親切です。
もちろん、ネットですべて購入できるわけではなく、(1周するようなものや連続乗車券は購入できなさそう)これからも窓口利用がまったくなくならないらしいですが、普通の方だと窓口利用がなくなるレベルかもしれません。
みどりの窓口を減らす救済措置の要素はあるのでしょうが、評価したいです。

2024年3月 6日

JR下祗園駅

2024年1月28日にJR可部線下祗園駅にエレベーターが完成し、供用を開始したので少し遅くなりましたが、現地に行ってみることにしました。
 
B06shimogion9 この駅は島式ホームに両側に電車が停まり、可部寄りに改札に行くスロープがあり、構内踏切を渡って駅舎のある東側で乗下車する駅でした。
 
現地に行って驚いたのは、今までのホームを全く活用しないことです。
 
可部方面行ホーム(2番のりば)から撮影したものですが、広島方面行ホーム(1番のりば)との間にあるホームが従来のホームでした。
B06shimogion1 1番のりば側の入口です。
 
新たに出入口ができたので従来あった入口は東口に改称し、メインはこちら側になります。
 
この駅の特徴はスロープで対応できる高さもエレベーターでアクセスします。

目の前に階段がありますが、この階段に対するエレベーターはなく、地上階・改札階・連絡橋階と3階建てで案内しています。
B06shimogion4 東口入口にある点字付き案内板です。
 
ここでも地上階は1階、改札階は2階、連絡橋階は3階と案内していて、エレベーターも同様です。




 
B06shimogion5 ただ、エレベーター乗り場に行くのは結構長いこと通路を通ります。
 
これだけ長い通路を通るなら、改札階までスロープにした方が駅から電車に容易に乗車できるのではないかと思います。


 
B06shimogion3 そして、エレベーターで2階に行くと1番のりばに直結する東改札口に着きます。
 
エレベーターは三菱製の15人乗りの通り抜けタイプのエレベーターになりますが、1階と3階の出口は同じ側に開くので1階と3階相互間の利用だとバックして出ることになります。

これは西口も同様です。 
B06shimogion8 反対に2番のりばへはこのエレベーターに乗ったまま3階に行き、跨線橋を渡る形で反対側に行き、エレベーターで2階に下りることになります。
 
写真は西口の連絡橋階から東口の方を撮ったものです。



 
B06shimogion6 こちらは西口の入口を撮ったものです。
 
階段は連絡橋の為の物で、2番のりばに行くものは別の階段になります。見えている階段の裏側にあります。




 
B06shimogion2 西口の入口を別の角度から撮影したものです。
 
特に自由通路(当記事では連絡橋と表記)の階段と、西改札への入口は別物だと案内しています。
 
多くの駅だと、階段を上がった先に駅の改札があるのですが(広島市内の駅だと西広島、瀬野、中野東、矢野、五日市などがあります)、こちらの駅は上りホームと下りホームの改札が違っていて改札内の行き来ができません。
 
点字付き案内板もあります。
B06shimogion7先程の階段入口附近にもあるのですが、西改札前の階段付近にある物です。
 
こちらも1階は地上階、2階は改札階、3階は連絡橋階と案内しています。

こちらは既に通路を通っているので、スロープだと長さが足りなさそうです。
西口の方にイオンモール広島祇園があるのでここに行く人にとって便利かと思います。
実際、イオンモール広島府中の最寄り駅である天神川駅はそこに行くであろう高校生を見かけます。
 
改札階とホームは同一平面のため改札からホームまでの垂直移動はありません。
 
広島方面行(1番のりば)の改札へは2・4両編成は一番後ろの車両の広島寄りのドアが、3両編成の場合は車掌の前のドアが最寄のドアになります。
 
反対に可部方面行き(2番のりば)の改札へは何両編成でも先頭車両の前のドアが最寄のドアになります。
 
また、駅員がいるのは1番のりば側なので障害者割引を利用している方でこどものきっぷで代用している場合、インターホンで呼び出す必要があります。
 
どちらのホームもホーム全体に屋根があります。
駅周辺はまだ工事中なので車での送迎が容易になるのか分かりません。
 
B06shimogion10 トイレは東改札内(=1番のりば側)にあり、ホームの可部寄りにあります。
広島方面行の電車に乗る(乗った)場合、車掌の前のあたりがトイレになります。
 
バリアフリートイレは温水洗浄便座、オストメイト装置、写真はないですが、ベビーベッド、ベビーキープ、チェンジングボードがあります。
ドアは引き戸で手動ドアです。
特筆なのは非常呼び出しボタンが黄色い三角形になっていて視覚障害の方にも分かりやすくなっています。
便座に座った時、温水洗浄ボタンの右側に独立してあります。
もしかしたら、これからスタンダードになるかもしれません。
久しぶりに前面改定レベルのバリアフリー化工事を見た気がしました。

2024年3月 1日

島原ー熊本間航路(フェリーレインボーかもめ)

Ferryrainbowkamome1 島原港から熊本港まで航行している九商フェリーのフェリーレインボーかもめです。
 
同区間には熊本フェリーがあるのですが、こちらはバリアフリーではないのでこちらに乗船することにしました。
(ただし、徒歩乗船の場合、どちらも車いすでの乗降そのものはできます。)
 
また、投稿日現在、フェリーレインボーかもめとフェリーくまもとがあるのですが、後者はバリアフリーではありません。
Ferryrainbowkamome2 徒歩乗船の場合、島原港も熊本港もエレベーターであがり、乗下船口から乗下船します。
 
ですので、乗船そのものはバリアフリー船でなくても乗船出来ます。



 
Ferryrainbowkamome3 ただ、乗用車に乗っている場合は事情が違います。
 
車両甲板から客室までのエレベーターがあるかないかで利便性が全然違います。
 
バリアフリー船でないと車いす利用者は徒歩客と同じルートで客室に向かうことになり、基本的に運転手と別行動になります。
徒歩客の場合、船内のエレベーターを使うことはないため、このフェリーは基本的にエレベーターが使えません。
車で移動した方で運転手か同乗者に車いす利用者がいる場合に稼働します。
(そのときは事前に連絡が必要になります。)
ですので、エレベーターの製造メーカーも含めて分かりませんでした。
Ferryrainbowkamome4 もちろん、エレベーターに乗れなかっただけですので車いす利用者の駐車スペースの写真を撮ることができました。
 
エレベーターの乗降口のそばにありました。



 
Ferryrainbowkamome10 このエレベーターに乗った場合、客室階にあるエレベーターの乗降口です。
 
客室へはそばにあるのですが、通路が狭いのは否定できません。



 
Ferryrainbowkamome6 エレベーター乗降口の近くにある車いすスペースです。
 
折角のスペースがオゾン発生装置が設置されていてます。
 
コロナ対策をするには機械そのものは必要なのでしょうが、車いすスペース自体は多くあるので出入口に近いところはドアの開け閉めが激しいので車いす利用者も嫌なのかもしれませんが…
Ferryrainbowkamome7 近くに車いす置き場があるのでよしと言いたいのですが、こちらの座席、移乗しやすい設計ではありません。
 
通路側のひじ掛けが跳ね上がると移乗ができていいのですが、残念です。



 
Ferryrainbowkamome5 優先座席があり、こちらは移乗もしやすく車いすスペースもあるので個人的にはここがお勧めです。
 
固定装置もありますし、窓側に座っても通路側に座っている車いすの方に移動してもらわなくても問題ありません。


 
Ferryrainbowkamome9 点字案内も充実してます。
 
写真の案内図だけでなく、非常時の心得という別の物にも点字があります。
 
もちろん、トイレの前にも点字案内がありました。


 
Ferryrainbowkamome8 バリアフリートイレは温水洗浄便座、オストメイト装置、ベビーベッドがあります。
 
また、開閉ボタンによる自動扉になっています。
 
熊本港へ(から)のアクセスが事前予約制で無料送迎バスが出ているせいか、路線バスは熊本フェリーのダイヤに合わせているので車いすによる徒歩乗船はハードルが高いですがバリアフリートイレはこちらにしかないので私はこちらをお勧めします。

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