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2024年4月 2日

静鉄古庄駅

S07furusho1 2024年3月8日に静鉄古庄駅のバリアフリー化工事が終わるという情報を聞きましたので少し遅くはなりましたが現地に行ってみることにしました。
 
今まであった駅舎は新清水方面行の入口になり、構内踏切もなくしました。
 
今は全車新型の車両で運行していて新静岡方の車両・ドアから1号車・1番ドアと表記しています。
ただ、点字位置表示板のみに号車表示がされているので知っているのは視覚障害者と私のような人間だけかもしれません。
S07furusho2a 改札の中に入ります。
 
新しくなった改札(新清水方面行)です。
 
スロープを設置して終わりではなく、改札機周辺も変わっています。
 
スロープの手前に男女共用トイレが反対側のホームから移設しています。
S07furusho2b あと、スロープ設置前の改札と見比べて分かっていただけると思うのですが、有人改札口の建造物も変わっていますし、改札機の位置も若干ずれています。
 
そして、点字ブロックの設置枚数が増えました。
 
ただ、点字付き案内図や点字運賃表と言うものはバリアフリー化後も設置されていません。
 
S07furusho3a スロープが設置されても全体のホームの幅は変わりません。
 
なのでスロープの分だけホーム幅が狭くなっています。
 
新清水行きの場合、1号車3番ドアがスロープにアクセスしやすいドア位置になります。
 
ですので車いすの方が1号車1・2番のりばで降りるのはお勧めしません。
S07furusho3b そして、スロープ設置前にはあったベンチがなくなっています。
 
移設してでもベンチはあった方がいいと思います。
 
電車の本数が比較的多い静岡清水線ですが、立っているのも辛い方もいるのでベンチの撤去でバリアフリーから遠ざかるのは問題だと思います。
また、点字ブロック敷設にも変更点があり、今までは乗降口付近の点字ブロックは点状ブロックのみに内方線が入っているのですが、新しくなってからは基本的にホーム全体に内方線が入り、乗降口付近には内方線入りの点状ブロックの線路側に点状ブロックが入っています。
これは新静岡方面行も同四の構造になっています。
S07furusho7 ちなみに新清水方面行の先頭車両の前のドア(2号車3番ドア)はホーム幅が狭く、ホーム上の屋根もないので、できることならここから乗車することも降車することもやめた方がいいでしょう。




 
S07furusho5 こちらは新静岡方面行の入口になります。
 
新設された入口になります。
 
公開枚数に制限があるので公開できませんが、こちらも点字ブロックが敷いてあります。
新清水方面の入口と同様、幅広の改札機にアクセスできるように点字ブロックが敷いていますが、スロープの方には途切れている部分があります。
S07furusho6 こちらのスロープも1号車3番ドアが最寄のドアになります。
 
こちらもスロープの部分だけ狭くなっていますが、トイレの移設の部分だけ広くなっている部分があります。
 
とは言え、今まであった折り畳み式ベンチがもっと簡素なベンチになってしまいました。
 
S07furusho9 バリアフリー化でバリアフリートイレが新設されました。
 
新静岡方面行に設置されています。
新静岡方面と新清水方面と改札を分けていて改札内連絡を廃したため、新静岡方面のみ利用できるものになっています。(一般の男女兼用トイレが新清水方面行に設置したのもなるべく平準化にしたためでしょう)
オストメイト装置や写真にはないですが温水洗浄便座があります。
S07furusho10 同じ個室の別の角度から撮ったものです。
 
ユニバーサルベッドが付いています。
 
個室内は決して広くはないのですが、ユニバーサルベッドの設置は特筆ものです。
 
ドアはボタンによる自動で開閉するタイプです。
個人的にはこの駅の隣である長沼駅をバリアフリーにして欲しかったけれど、乗降客から見たらこの駅の方が優先順位が高いと認識しました。
これからもバリアフリー化に向けて取り組んでほしいと思います。         

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