続・あいの風とやま鉄道新富山口駅
2022年3月14日付の当ブログでこんなことを書きました。
車いすトイレだけでなく、一般のトイレもありません。
まわりを見て、スペースがないとは思えないのですが、とにかくないです。
開設された新富山口駅にトイレそのものが無いことを指摘したものです。
ところが2024年5月7日付のあいの風とやま鉄道のニュースリリースで「新富山口駅の東口駅前広場トイレについて、5月11日(土)から供用を開始します。」とありました。
少し遅くなりましたが、現地に行って確かめてきました。
先述したニュースリリースによると東口の方に設置されたとのことなので、東口に行きました。
駅の構外に新たにトイレを設置しています。
恐らく、設置者はあいの風とやま鉄道ではなく、富山市なのでしょう。
昨今、トイレの管理費まで払えない鉄道事業者がトイレの撤去を行っている事例を聞きます。
この駅のトイレもそんなレイかもしれません。
この駅の特殊な事情と言えば、新規分譲地であるこの地に下水管が通っていなかったために下水道工事をすることが先だったのでトイレの供用が駅の開業から2年以上経ってからということになったのでしょう。
写真の向かって左側から、女性用トイレ、バリアフリートイレ、男性用トイレが並んでいます。
そして、駅舎側から続く点字ブロックはバリアフリートイレの前のトイレ部分の点字付き案内図までになっています。
その点字付き案内図です。
いつもなら公開枚数の関係でお蔵入りになっている写真です。
この駅のトイレの位置は駅の敷地の端にあり、駅舎側からしかアクセスするしかないので駅舎への点字案内そのものは要らないと思いますが、逆に駅舎側の点字案内板にはトイレへの点字案内は必要と思っています。
それを確かめることを忘れていました。
トイレの個室です。
写真で見ての通り、小型がオストメイト装置があります。
フラッシュの部分が水洗タンクにありますが、写真にはないですが、壁面に洗浄ボタンがあります。
ないのは温水洗浄便座です。
個人的に気になったのはオストメイト装置に設置されている石鹼液が無かったこと。
同じ個室にあるベビーベッドです。
新しく設置されたものにしてはあっさり目の設備です。
わざわざトイレの建物を作ったのだから、ユニバーサルベッドと温水洗浄便座、チェンジングボードは作って欲しかったです。
写真にはないですがベビーキープはあります。
あと気になったのは駅舎側からトイレまで屋根が無かったこと。
駅の構内だと屋根の有無など気にもしませんが、独立して設置されているので取材日の様に雨が降っていると駅を出てトイレに行くまでに雨具が必要になります。
レインコートの着脱そのものが大変な人向けにバリアフリートイレまでも屋根が欲しいところです。
予算があるので無理は言えませんが富山市には何とか設置してほしいと思います。
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