273系特急やくも
2024年4月から走り出した新型特急やくもです。
タイトルはこの列車の型式である273系をつけていますが、本文では形式はどうでもいいので新型やくもで統一させていただきます。
実際の乗車区間はCブログで書いた通り、松江―岡山間ですが、乗車時点で暗くなっているし、出雲市駅ではなく途中駅で停車時間は長くないので事前にSaku美Saku楽に乗車前に岡山駅で撮ったものです。
新型やくもは1編成4両が基本で3号車に車いす利用者の設備があります。
多客時には一部の列車は2編成つなげて8両編成になります。
ちなみに岡山駅で撮影した時は8両編成で運転していました。
8両編成で運転するときは3号車とは別に7号車も車いす利用者の設備が付くことになります。
私が乗車したやくもは4両編成でしたので先頭が4号車になります。
もちろん、車いす対応設備のあるドア部は他のドアよりも広くなっています。
3(7)号車3・10番A席になります。
もちろん、座席が無いB席は欠番です。
こちらの席は隣の座席に移乗する方の車いす席になります。
JR西日本の公式ではこの区画は1席分としているみたいですが、2席分対応してます。
この席の反対側である、3(7)号車9・10番D席です。
こちらは椅子席に移乗しない方の席になります。
こちらも席のないC席は欠番になっています。
車いすがずれないようにする固定ロープが収納されています。
特にカーブでも減速しないように振り子式になっている車両なのでこの装置は他の車両よりも必須です。
この部分を別の角度から撮ったものです。
車いすのスペースの奥の座席は車いすスペースの利用者が移乗するためのスペースではなく、別の方の座席になります。
なので、先程の座席の取っ手部に打たれている点字にも8番C・Dとあります。
前述の通り、2編成つなげて運用することもあるため、点字で号車番号を表示していません。
乗降ドアに○号車と音声案内するとかメロディーを使い分ける方法など点字以外で対応する方が現実的な気がします。
バリアフリートイレも当然、3(7)号車にあります。
新幹線のオストメイト装置と違い、在来線の車体の大きさの制約から壁面にオストメイト装置のあるタイプです。
温水洗浄便座は付けて欲しかったです。
車いすの方は後述する理由でこの個室内で手を洗うことになりそうです。
ちなみにベビーベッドもあります。
車両の制約からかチェンジングボードまで設置できなかったと見えます。
個室内の点字表記があります。
ベビーベッドの上にあるのでこの点字表示板にたどり着けるのか疑問ですが、ドアが曲線になっているので点字表示板を丸めるわけにはいかず壁面もここぐらいしかなかったのでしょう。
トイレの近くに洗面所がありますが、車いすでも入りやすいレイアウトにはなっていますが、足元が車いすでは入りません。
もちろん高さも車いすには合っていません。
今までのやくもには車いすスペースがなく、昔、米子から岡山まで車いすの方とデッキで過ごしたことがあります。
それから考えるとバリアフリー化が図られたと思いますが、まだまだ改善の余地があると思います。
デジタル技術が進歩するでしょうから、情報の分野でもバリアフリーに応用できるもの、機器の薄型化でスペースの捻出もできると思います。
それらを期待して次世代の車両開発に取り組んでほしいです。
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