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2024年11月 6日

西郷港(隠岐の島町)-七類港(松江市)-来居港(知夫村)-別府港(西ノ島町)-菱浦港(海士町)航路(フェリーくにが)

Ferrykuniga1 隠岐島の島前(どうぜん)に行ってきました。
 
隠岐諸島には4つの有人島があり、島前と島後(どうご)に分かれています。
 
島後は島後島1島ですが、島前は知夫里島、西ノ島、中ノ島の3島です。
 
この船は松江市にある七類港とこれらの4島を結びます。
 
運航している隠岐汽船のHPでは松江にある七類港が起点のように記載されていて、実際夜間停泊は七類港ですが、隠岐汽船の船籍地が隠岐の島町ですので当ブログでは船籍地を起点として記述します。
七類港から隠岐島に行くフェリーはフェリーおきもありますが、両者の違いは七類港から先に寄港するのが島前がフェリーくにが、島後から寄港するのがフェリーおきになります。
(ただし、フェリーおきは知夫里島には行きません。)
左舷側にボーディングブリッジがあることが確認できます。
徒歩乗船だとここから船内に入ります。
Ferrykuniga2 車で入られる方もエレベーターがあります。
 
左舷側にあります。
 
エレベーターは潮冷熱社製の7人乗りのエレベーターになります。
 
驚くのは交通エコロジー・モビリティ財団から助成を受けていないこと。

助成制度の前に就航したからでしょうが、新造船でなくてもエレベーターを設置するときに助成を貰えるので恐らく、就航当初からエレベーターがあるのでしょう。ある意味すごいことです。
隠岐島へのメインアクセスがフェリーである以上、真っ先にバリアフリー化が必要だったのでしょう。
Ferrykuniga3 ただ、就航してから25年以上経過しているのでイメでは首をかしげたくなるのも事実。
 
エレベーターのりば近くの駐車スペースは車いすの方優先ですが、その旨を示すものはありませんでした。


 
 
Ferrykuniga6 客室階は4・5階(正確には第4・5甲板)の2フロアですが、こちらの写真は4階のエレベーターホール前です。
 
エレベーターのりばに荷物が公然と置かれています。
 
案内所や売店がそばにあり、人の目が届くからというのが理由ですが、やはりエレベーターのりばのそばに荷物を置くのはいただけない。
荷物置き場を設置してこのような状態を改善してほしい。
Ferrykuniga7 ですので車いすの方は5階の椅子席があることと、エレベーターのりばに荷物が置かれていないので5階の客室に行くことをお勧めします。
 
テーブル席の他、ソファータイプの座席があるのですが、車いすの方が優先のはずがひとりで寝そべっている不届き者がいたので写真が撮れませんでした。
 
このテーブル席、船では珍しく椅子を自由に動かせます。
Ferrykuniga4 バリアフリートイレはエレベーターとは逆で右舷側にあります。
 
また、4階にあります。
 
座敷席しかない4階に設置している理由がわからなくなってきます。
 
出入口とバリアフリートイレが近くにあるというのが最近の船ですが、就航当時の社会情勢だとトイレがあるだけでも御の字だったということでしょう。
Ferrykuniga5 なのでバリアフリートイレの広さも広くありません。手摺が固定されているので移乗が難しい。
(これだけ狭いと可動しても知れていますが)
 
ただ、時代を反映してか温水洗浄便座になっていました。
 
私事ですが、揺れが酷く、乗船中に気分が悪くなりました。
デッキに出て新鮮な空気を吸って、事なきを得ましたが悪天候や冬場で外にも出られないと大変です。
実際、一般のトイレには汚物処理ができるようになっていました。
車いすの人だって船酔いをします。
一般のトイレが使えない以上、汚物処理の目的も兼ねてオストメイト装置を設置する必要性を感じました。
Ferrykuniga8 途中で寄港した来居港は右舷側にボーディングブリッジが取り付けられました。
 
ここでは下船していないのでターミナルビルはどうなっているのか分かりませんが、きれいな建物ですのでエレベーターはあるのでしょう。


 
Ferrykuniga9 次に寄港した別府港(西ノ島)で下船しました。
 
別府と言えば大分県にある温泉地を指す場合が多いので、ここでは混同を避けるため「西ノ島」と付け加えました。
 
ここは左舷側にボーディングブリッジが付けられています。
地上へはエレベーターが付いています。
菱浦港や西郷港がどちらにボーディングブリッジが付くのか分かりませんが、私が乗船した感じだと左舷側のエレベーターは正解かと思います。
Ferrykuniga10 で、点字の類ってどこ?と聞かれるかもしれません。
 
悲しいくらいにこの船には点字の類に介して貧弱すぎて何も言えません。
 
正確に言えばもっと点字情報を出してほしいというのが本音です。
 
エレベーター以外は評価できないというのが素直な感想です。
新造船ではもっとバリアフリーに配慮したものになってほしいです。

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