別府港(西ノ島町)-菱浦港(海士町)・来居港(知夫村)間航路(フェリーどうぜん)
隠岐の島・島前3島間を航行するフェリーどうぜんです。
この航路を運航する隠岐観光は今回紹介するフェリーどうぜんの他に旅客船いそかぜも同区間で航行していますが、バリアフリーになってそうなこちらにしました。
(後でいそかぜもバリアフリーとなっていることを知ることになりますが)
当初はこのフェリーに乗船予定はありませんでした。
とある観光船に乗船予定でしたが海がうねって欠航になったので前回のブログで菱浦港ではなく別府港(西ノ島)で下船しました。
ちなみに運賃は七類港からなら隠岐4島どこで降りても同じ運賃です。
そして、今回紹介するフェリーに乗って菱浦港まで行きました。
運賃は300円なのでこれでブログが1本書けるなら取材費として安いです。
別府港(西ノ島)ですが、このフェリーと他の船と少し違う場所から出港します。
(一応、別棟の建物扱いらしいですが、歩いて気軽に往復できる距離でもないです)
別府港(西ノ島)では船尾側から航行します。
ボーディングブリッジやタラップと言うものはなく車と同じところを通ります。
ブルーの部分が車いす利用者の駐車スペースになります。
バリアフリー客室は左舷側にあります。
車いす利用者の駐車スペースのそばに車いすのマークがあるのでそこを入ると…
バリアフリートイレと客室があります。
バリアフリートイレの中です。
バリアフリートイレと言うより、ちょっと広い洋式トイレです。
お世辞にも広いとは言えませんが、この大きさのフェリーだと仕方がないかもしれません。
それでも、温水洗浄便座になっています。
個室の前には点字案内がありますし、開閉式ボタンがあります。
バリアフリー客室の車いすスペースです。
ちなみに船内用の車いすがありますが後輪がノーパンクタイヤでした。
ノーパンクタイヤは文字通りパンクしない反面、段差などの衝撃が直接伝わるので段差のないところならいいのですが、板状のスロープでも衝撃が伝わるので船内での移動には向かない車いすです。
車いすスペース以外にも車いす利用者が移乗できる優先席があり、移乗しやすいように空間があり、ひじ掛けも上がるようになっています。
撮影の為、1番左の席のひじ掛けを上げてその前方のひじ掛けをそのままにしました。
バリアフリー客室は段差が無いということでエレベーターが無くても事が足りるのであればこれでいいと思います。
ただ、航行中は車両甲板に立ち入れないことから、客室に入る必要があります。
一般の客室は階段でのみアクセスできます。
船首側がどうなっているのか気になって行ってみると段差なしで入室出来る仕様になってました。
ただ、船首側から入ると車いす席もスペースも後方にあるので通路を通る必要があります。
通路そのものは車いすの方でも十分通れます。
こちらの入口には点字案内板がありました。
シンプルながらいい出来だと思います。
菱浦港では船首側から出ます。
ですので先程の船首側から出ました。
船のりば入口がどちらも左舷側ですのでこの配置はいいと感じました。
旅客船いそかぜもバリアフリー船ということなので同じ仕様ではないので違いを見たいと思いました。
« 西郷港(隠岐の島町)-七類港(松江市)-来居港(知夫村)-別府港(西ノ島町)-菱浦港(海士町)航路(フェリーくにが) | トップページ | 西郷港(隠岐の島町)-菱浦港(海士町)-別府港(西ノ島町)-七類港(松江市)航路(フェリーおき) »
「バリアフリー」カテゴリの記事
- 東武特急リバティ(2024.11.26)
- しこくスマートえきちゃんとミライロ IDとの連携で実現した障害者割引のきっぷの購入(2024.11.23)
- 障がい者割引用Suicaの意外な盲点(2024.11.19)
- 273系特急やくも(2024.11.09)
- 別府港(西ノ島町)-菱浦港(海士町)・来居港(知夫村)間航路(フェリーどうぜん)(2024.11.07)
« 西郷港(隠岐の島町)-七類港(松江市)-来居港(知夫村)-別府港(西ノ島町)-菱浦港(海士町)航路(フェリーくにが) | トップページ | 西郷港(隠岐の島町)-菱浦港(海士町)-別府港(西ノ島町)-七類港(松江市)航路(フェリーおき) »
コメント