今から5か月前の当ブログにて九州商船のフェリーニューこしきを採り上げました。
その時の記事の最後に以下のように書きました。
「甑島商船が新造船就航に当たってこの船を譲渡したわけですから、甑島商船の新造船に乗船したくなりました。」
という事で乗船しました。
乗船地である串木野港に行きました。
串木野港では車は船尾側から入り、甑島(こしきしま)側では船首側から出ることになります。
(串木野行の場合は逆に甑島では船首側から入り、串木野で船尾側から出ることになりそうです)
徒歩乗船の場合、船体の横から入る事になりますが、本土側では右舷側が乗下船口、甑島側では左舷側が乗下船口になります。
タラップはなだらかではあるもののスロープではなく階段状になっています。
また、徒歩乗船で乗下船口に入れたところで客室階へは階段しかありません。
ですので車いすでの乗下船は車両甲板からになります。
新造船なのに歩車分離が出来ていないので問題アリだと思いました。
車両甲板に車いす利用者用の駐車スペースがあり、その近くにエレベーターの乗降口があります。
エレベーターはMHI下関エンジニアリング社製の6人乗りのエレベーターで、左舷側にあります。
1階(車両甲板)でのエレベーター乗り場に点字表記があるのは評価すべき点です。
2階(徒歩乗下船口)にはエレベーターが停止しない旨が書かれています。
理由は後述しますが、この船の場合、歩車分離をしなければいけません。
3階は客室階になります。
エレベーターの乗降口付近に点字付き案内板があります。
隣にはバリアフリートイレがあります。
写真にはないですが、温水洗浄便座、ベビーベッドがあります。
最近では珍しく便座クリーナーではなく便座シートが設置されています。
そして、バリアフリートイレの隣に車いすスペースを含んだバリアフリー席が設けられています。
この写真では向かって右側が船首側になります。
この区画の船尾側に座敷席(いわゆるごろ寝)の区画がありますがスロープでアクセスできるわけではないので割愛します。
あと感心したのは船内の案内所ですが車いすに乗ったまま物が書けるようにテーブルの下に空洞があることです。
さて、実際に行ってみないと分からないことがあります。
折角のフェリーが詰めが甘いと思ったことに下甑島にある長浜港の桟橋です。
車いすの人が船内のエレベーターに乗るのにグレーチングの溝しかないところを通ることになります。
言うまでもなく、車いすのキャスターが溝に嵌まります。
おおよそ、このようにしたのは気象や地形の条件のせいだと思われるのですが、これがあるのが分かっているにもかかわらず、徒歩乗船口にエレベーターでアクセスできない構造はいかがなものでしょうか?
串木野港と里港は普通にアクセスできました。
船員不足が常態化している御時世にほんの十数メートルの為に車を動かす必要があります。
今となってはどうしようもないので制約の中でも桟橋の改修するしかないでしょう。
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