佐世保ー宇久平ー小値賀(おぢか)港を結ぶ九州商船のフェリーである、いのりです。
投稿日現在、この会社の最も新しいフェリーです。
(近日、新型の高速船が就航しますがフェリーではありません)
宇久平は今は佐世保市にありますが、平成の大合併で市域になったところです。
(今でも天気の注意報レベルの区域だと本土側と異なった発表になってます)
ですので佐世保港に行くのは一応、市内移動ということになります。
写真は宇久平港で撮影しました。
この港から小値賀港を経由して佐世保港に向かいます。
徒歩乗船である私は徒歩乗船口から乗船しますが、潮位によってはここから乗船ではなく車両甲板のフロアから乗下船するみたいです。
ただスロープの幅が車いすだと狭い気がします。
出入口を含めて車いすでも楽に乗下船できる幅にして欲しかったです。
ちなみに宇久平港と小値賀港は左舷側の乗降になっていました。
エレベーターは3停止方式で(この場合の)徒歩乗船客は2階から3階の客室に移動します。
エレベーターはMHI下関エンジニアリング社製の6人乗りのエレベーターです。
先述の通り、エレベーターは左舷側にあることが分かっていただけると思います。
1階は車両甲板です。
車いす利用者用の駐車スペースもエレベーターの近くにあります。
潮位の関係で車両甲板から乗下船することになってもできるだけ歩車分離ができていることは評価できます。
3階の客室階に着きました。
点字付きの案内図が左舷側・右舷側にありました。
右舷側の案内図は近くに椅子があるので何も知らない視覚障害者の方がぶつからないかと冷や冷やします。
左舷側に案内所がありますが、車いす対応のカウンターがあるのは好印象です。
一般の客室は普通の座敷席で段差を解消するスロープはありませんでした。
ただ、バリアフリー客室が別にあり、移乗しやすいように座席の間隔が広めです。
また車いす置き場も写真だけでなく多くありました。
特筆するべきものに離島航路であるのでベッドもあります。
気分が優れない人向けの設備です。
佐世保にある病院に搬送することも想定に入っているものと思われます。
ちなみに写真に映っている車いすはノーパンクタイヤです。
空気が抜けることがないのでメンテナンスが楽ですが、乗っている人は振動がダイレクトに伝わる代物で段差が全くないところ以外ではお勧めしません。
バリアフリートイレはバリアフリー客室の近くにありました。
温水洗浄便座、ベビーベッドはありますが、オストメイト用の装置はありませんでした。
また、ドアは手動式ですが軽くてよかったです。
佐世保港では右舷側に乗下船するのでここで乗下船する場合、徒歩の車いす客は車両甲板からになりそうです。
離島では車は必須なので車いすの乗客が港まで送ってもらって…という乗船は実際には多くなさそうですがこれからの社会情勢を考えると電動車いすで港まで出向いて佐世保市街地で買い物や通院も想定しないといけないと思うので船首側にエレベーターを設置して車両甲板を横切っても安全に通行できるようにするのがいいと思います。
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