東武特急リバティ
東武特急リバティです。
分割併合できる特急用車両で私が乗車した浅草駅からだと日光行きのリバティけごん、鬼怒川温泉行きがリバティきぬ、会津田島行きのリバティ会津があります。
3両が1編成で3両同士2編成つないで走る場合がありますし、3両だけで走る特急もあります。
浅草駅の構造上の問題があり、浅草駅を発着する特急は6両が限界です。
そして私が乗車したリバティ会津は1日4本走っていますが、最終のリバティ会津以外はすべてリバティけごんと浅草―下今市間を併結します。
浅草発も会津田島発もリバティ会津の方が先頭車両になります。
ですので、浅草発のリバティ会津は1・2・3号車ですが、浅草行のリバティ会津は4・5・6号車になります。
で、リバティ会津に浅草から乗車する場合、浅草駅のホームがカーブになっている上にホームと電車の隙間が開いているので車いす利用者でなくても渡し板が設置された状態で置かれているのですが、これが車いす利用者にとって微妙な代物になります。
車いすの幅とこの板の幅が同じぐらいなので車いす利用者には使えません。
また、車両側も変に段差があり、車いす利用者が使えない渡し板になります。
車いす席になります。
2(5)号車1番A席がその座席になっていますが、インターネットで予約ができる座席になっています。
私も実際予約の段階で取れる状態でしたが、敢えて取りませんでしたが、実際に車いす利用者でなく、満席でもないのにもかかわらず、利用している人に遭遇しました。
東武鉄道のルールがどうなっているのか知りませんが、満席でもない限り利用制限をかけるべきと思うのは私だけでしょうか?
車掌が何も注意することなく通り過ごしたのでルール上は問題ないのでしょうが…
別の角度からこの座席を撮ったものです。
座面の下に車いす固定の為の装置がありますが、車いすの人間が見えづらい手が届きづらい位置にあるのは不親切。
椅子が回転式でひじ掛けが跳ね上げ式なので設置場所に苦労したのは分かりますが…
簡易式でひじ掛け部に設置するのはどうだろうか?
ちなみに座席を示すものに点字表記はありませんでした。
この座席の向かいにある車いす利用者スペースに当たる部分です。
(注・この座席は2号車もしくは5号車2番C・D席になります。)
もしかしたら、車いす利用者が先程の1番A席が埋まってしまった時の救済的なものがあるかもしれません。
手摺があるし、列車そのものが揺れが少ない乗り物なので手摺を持っているだけでも事が足りるのでしょう。
このスペースを別の角度から撮影したものです。
網棚に部分に座席番号がこのスペースの部分には表示されていません。
しかし、結構な広さがあるのでここを利用する車いす利用者を想定していると思います。
隣の人間が嫌だから車いす席を取る人間でも座席が無いのは苦痛以外何物でもないのでここを占領する健常者はいない筈です。
ちなみに車いす席の隣には荷物置きがあるので車いす利用者と一緒に旅行に行く時に便利です。
車いす席と荷物置きが離れているケースが多かったので、この列車が運用してから7年も経っているのに当時の担当者に表彰したいです。
バリアフリートイレも当然、2(5)号車にあります。
バリアフリートイレの1(4)号車側にも一般の人が使うトイレがありますが、このバリアフリートイレの陰に隠れて気が付かないかもしれません。
1(4)号車の人にはわかりやすいかもしれませんが…
トイレは3両1編成の場合、この車両にトイレそのものが集約されているのでトイレが近い人は2(5)号車の若い番号を取ることをお勧めします。
バリアフリートイレの個室内です。
オストメイト装置はスペースの都合からか背面から折り畳みの蛇口が出るタイプのものです。
温水洗浄便座付きのものです。
洗面所が独立してあるわけではないので手洗いは個室内で済ますことになります。
写真にはないですが、ベビーベッドのそばにも手洗いがありますが車いす利用者だと左手を伸ばしたら手が届くこの写真の手洗いの方が便利でしょう。
個室内の点字付きの案内図です。
ピクトグラムだらけの案内図ですが、必要な情報はすべて載っている印象。
白地に黒なので多くの人が見やすいと思います。
(中には白黒反転の方が見やすいと思うに穂がいるとは思いますがピクトグラムとの兼ね合いもあると思います。)
当記事の写真には載っていないチェンジングボードやベビーキープの情報もここでは載っています。
親切だと感じたのは個室内のドアロック。
ドアの開閉ボタンの上には従来のドアロックがありますが、手が届かなかったり、物理的な操作が難しい車いす利用者を想定しているのか施錠ボタンが別個に用意されています。座った状態でないとドアロックがかからなかったり、ドアロックが従来のものしかないバリアフリートイレが珍しくない中、列車内のトレでここまで親切に設計されるのはすごいと思います。
ちなみに鬼怒川温泉以北のみに乗車する場合、指定されないことを条件に乗車券のみで乗車できるのでこの列車に気軽に乗ることは可能です。
(逆に鬼怒川温泉以南から乗車すると野岩鉄道や会津鉄道の分の特急料金も払うことになります。)
今まで東武特急に乗車したことが無かったので貴重な乗車体験でした。
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