トロッコ列車ゆうすげ号
7年前の熊本地震で全線の約6割の区間で運行ができなかった南阿蘇鉄道が2023年7月15日に全線開業したのでバリアフリーチェックがてら乗車することにしました。
私が行ったのが平日だったためトロッコ列車が運転されていないと思ってあきらめていました。
ところが、動いていない筈のトロッコ列車が動いていました。
とある駅の喫茶店の方に聞いてみたら、平日でも団体客の予約が入っていると動いていることが多いとのこと。
トロッコ列車に乗車できるかどうか確かめるのに次のトロッコ列車の始発駅である高森駅に行くことに。
そうしたら、無事にきっぷを購入することができました。
先程も述べましたが、団体客が乗車するのでそのおこぼれという感じではありますが、豊肥本線との分岐駅である立野駅方から数えて1号車、2号車、3号車で前2両が団体客が乗車するらしく、必然的に個人で乗車するのは3号車ということに。
このトロッコ列車に乗車することを想定していなかったので線内に乗車できる1日乗車券(1,200円)を持っているのでトロッコ列車の代金(1,010円)を追加で購入。
高森駅には巨大な駐車場があり、この駅まで車で乗り付けてトロッコ列車に乗車ということを想定しているのか、高森駅から立野駅までの普通列車の運賃が490円で、双方の合計額が1,500円とキリのいい数字にしているようです。
もちろん、障害者割引も運賃に対してはあるのでその場合は立野まで乗車した場合、250円になります。
トロッコ列車は各駅停車で基本的には運賃+トロッコ列車料金(1,010円)で隣の駅まででもトロッコ列車料金の金額は変わりません。
高森駅ではこの日は運休日だったサニー号トレインが留置していました。
これはONE PEACEの作者である尾田栄一郎の出身地が熊本県であり、熊本復興プロジェクトの一環のようです。
(ちなみに運行日は毎週木・金・土・日と祝日で、1日に上下各3本です。そして、運賃だけで乗車できます。)
実は高森駅には…
フランキーの像が建っています。
もちろん、これも熊本復興プロジェクトの一環です。(他の像は熊本復興プロジェクトのHPに載っています。)
トロッコ列車にはトイレがありません。ですので、乗車前にトイレを済ませておくのがいいでしょう。高森駅・立野駅にはバリアフリートイレがありますが、全駅を見て回れなかったので他の駅は省略します。
こちらは1号車の入口になります。
そして、こちらは2・3号車の入口になります。
違いは客車にステップの有無そしてドアの幅が若干違います。
写真の通り、車いすの方の乗車は1号車がお勧めです。
しかし、団体客が前2両に乗車するような場合、最後尾が1号車になるのは立野駅発の列車になります。
列車への乗車はスロープがあるらしいのですが、車いすスペースというようなものはないため、車いすから座席への移乗になるかと思われます。
そして、座席が狭いので車いすの方が乗車するのは結構ハードルが高いと感じます。
個人的には高森駅発の場合、進行方向右側が阿蘇の山が見れていいと思います。
列車に乗ると案内役の車掌さんの話術にほっこりします。
駅によっては車掌さんがホームに下りてマイクを持って説明をしてくれます。
その説明から、地元愛が伝わります。
終点に近づくと第一白河橋梁を渡ります。
高さが約60mあり、トロッコ列車は窓が無く、スピードを落として走るのでスリル満点です。
窓という遮るものがないだけなのに印象が変わります。
さらに、現在工事中である立野ダムも観られます。
この景色は進行方向(立野方向)から見て左側で見られます。
この景色を見たら終点の立野駅はじきです。
個人的には乗れないと思ってあきらめていたトロッコ列車に乗車できてラッキーでした。
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