サンダーバード50号を追え
北陸おでかけtabiwaパスを利用するときに現地に滞在する時間を長くするために大阪に帰る時に大阪行きの最終特急であるサンダーバード50号に乗車します。
もちろん、特急券の他に予め、北陸おでかけtabiwaパスのフリーエリアの大阪側の接続駅である敦賀駅からの乗車券を持っています。
経路はつながっているので不正乗車ではありません。
このサンダーバード50号が敦賀駅を出発するのが22:05です。
(注・表記時刻は2024年3月16日現在の時刻で以下同じ。)
この列車が京都駅に到着するのが22:59で大阪駅に到着するのが23:29です。
京都の文字がなぜ出てくるのか?
実は特急料金の話になります。
敦賀基準だと京都まで1,730円(注・表記の料金は投稿日現在の通常期の料金になります。以下同じ)でサンダーバード50号の次の停車駅である高槻になると2,390円になります。
ちなみに大阪も2,390円です。
京都駅でサンダーバード50号を降りて、新快速に乗り換えて、大阪駅に到着するのが23:38。
乗り換えの煩わしさ、新快速で座れないリスク、大阪到着が9分遅くなることを我慢すれば660円節約できます。
しかし、上には上があります。
敦賀でサンダーバード50号に乗らないという選択です。
敦賀駅から出る米原行きの最終は22:08。
この時刻を過ぎると県境を越えることができません。
そして、この列車に乗って米原で琵琶湖線の電車に乗り換えても京都駅までです。
この列車が京都駅に着くのが24:12。
京都駅に着いた後、どの方面行きの最終電車は出発済でタクシーしか移動手段はありません。
でも、米原から新幹線で京都に行くと話は変わります。
米原から京都までの新幹線自由席特急券の料金は990円。
米原発新大阪行きの最終である、こだま755号が米原駅を出発するのが23:07。
こだま755号が京都駅に到着するのが23:25。
大急ぎで大阪方面の最終新快速が京都駅を出発するのが23:29。
京都駅で4分しか乗り継ぎ時間がありません。
幸い、乗車列車がこだまですので6号車に乗ります。
京都駅では8号車付近にエスカレーターがあるので8号車の位置まで移動してエスカレーターを降り、乗り換え改札を出て新快速が出る5番のりばに向かいます。
京都駅の標準乗り換え時間は9分ですが、先日、実験したら早歩き程度で4分で乗り換えができました。
これができたら大阪市内のJR駅ならどこでも終電には間に合います。
新幹線でも京都まで指定席だと2,290円で自由席で新大阪まで乗り通すと2,530円になるので、最初からサンダーバードの乗った方がいいです。
さて、敦賀から湖西線経由の乗車券で新幹線経由が可能なのかと言えば可能です。
京都駅のひとつ大津寄りである山科から敦賀駅の2つ手前の近江塩津駅間を含む乗車券を持っている場合、米原まわりで乗車できます。
(定期券をのぞきます)
選択乗車という制度があり、無限にあるわけではなく、限られた区間に設定されていますが、山科―近江塩津はそのうちの区間になります。
元のきっぷが100kmを越えている場合、途中下車も可能です。
この場合、敦賀―大阪間の乗車券だと長浜や米原、彦根などでも途中下車ができます。
ただ、敦賀―京都間の乗車券だと100km以下の乗車券の為、途中下車ができません。
ちなみに敦賀で米原行きの最終の普通電車に乗ったら、名古屋方面行の最終こだまは出発済みなので、名古屋に行くなら最終のしらさぎ64号に乗るしかありません。
ただ、米原に22:34に到着したら、22:38発最終の快速豊橋行きには乗車できるので、米原から新幹線に乗らなくても名古屋には行けます。
名古屋駅に23:53に到着するので、こちらも名古屋市内のJR駅なら最終電車に乗り継げます。
私のように北陸おでかけtabiwaパスの利用者でなくてもサンドーム福井でコンサート帰りにも応用ができます。
サンドーム福井の最寄り駅である鯖江駅を21:14に出る敦賀駅の電車に乗ると敦賀駅に到着するのは21:50。
ちなみにこの電車に乗れないと敦賀で足止めを食らいます。
そこからは先程述べた通りです。
ちなみにわたしが北陸おでかけtabiwaパスを使った場合、福井からこの電車に乗ることになります。
私以外に需要が無いと言われそうなのでこの情報を入れましたが、新幹線で米原まで行くことで特急料金を節約している人が多いのかもしれません。
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